いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

はまきた。 k. zaitsu live & talk concert

2012-03-11 19:34:41 | 日記
 3月10日、雨上がりの浜松市浜北区です。楽器とうなぎの街ですがギョーザの文字、のぼりが多く目に付きます。浜北文化センターでの財津和夫さんのlive & talkコンサートに来ています。

 財津さんのこのコンサートは、第1ステージがしっとりとしたメロディアス(melodious)な財津音楽のアコースティックサウンドで、第2ステージがテンポ、リズム、流れるように揺れてスピード感のある財津メロディのバンドサウンドで構成されている多様な財津音楽の企画力、構成力の高いコンサートです。
 コンサート進行にあわせてだんだんと財津さんの気分、気持ち、気力、気合、声が高まって、のっていきまして、最後ははじけた今日の財津さんです。

 午後5時すぎにダークグレーのストレートジャケットにシーンズスタイルの財津さんがセンターマイクに登場してコンサートはオープニングです。
 「だんだんあったかくなってきましたが、外は冷たい風がピューッと吹いてきたりしまして三寒(さんかん)四温と言いますか、このホールの中は全館(ぜんかん)あったかい気持ちでやっていきたいと思います」と「白いシャツの君」です。

 「こうしてステージから見ますとみなさん年相応に魅力的な女性、魅力的な男性になられたんじゃないでしょうか。青春時代はどんな人でもだれもが輝いています。だんだん年を取ると悩みが出てきて本当に人生わからない、どうやって生きていけばいいのかわからなくなります。
 青春時代はまっすぐものを見られたんでしょうか、迷いなんかなかったような気がします。今やもう迷いだらけです。迷ってなかったら、みなさん私のようなコンサートに来ませんよね。
 是非ともみなさんには今日はプラス思考になって帰っていただくようにぼくもがんばりますけれど、このがんばっている曲を提供したり歌を提供している側のこの私がマイナス思考ですからどうしようもないかもしれません。
 ある意味同じような似た者同士というか、こういう間柄からはたとえわかりあえていなくてもどっか太いパイプでつながっているような気がします。それは大事なことかなと思います。
 今日来てくださった方の多くが太いパイプで結ばれていると信じたいんですが、まあ13人ぐらいでしょうかね。
 青春時代に戻ってああしたい、こうしたいと思うんです。やりなおしたい。でもそれ以前に今は何言ってんだか聞こえない。打ち合わせで向こうが『あした、どうなってる』てぼくに言ったらしいんですが、『ミスター・ドーナッツ』って聞こえてしまいます。」と「ストーブ」です。

 10分休憩のあとの第2ステージ。「1980年、私はチューリップというグループにいましてプロになって8年目ですか順調とは言えませんがまあまあでやっていました。ひとり離れてソロで一度やってみたいなと思いましてレコード出しまして、チューリップでなかったせいかこれがオリコンで2位までいきましてこれってヒット曲ですよね。ヒットしたんです。
 でもこの曲聞きたいとか、いい曲だねという声はあまり聞きません。ぼくとして大好きで歌いたいなと思っていまして、このステージで歌うことになりまして個人的にはうれしいんです。」と「wake up」です。

 「wake up」から「急行の停まる街」、「ふたつめのクリスマス」、「愛はちっとも難しくない」と財津さんの気分、気持ち、気合、気力、声が迫力を持って高まっていきました。

 ちょっと長めの財津さんのキーボードの自在な前奏イントロからの「青春の影」は高音もきれいに伸びて財津さんの高い歌唱力、表現力のすばらしい楽曲になりました。ホールの拍手が長く続きます。
 「live & talkとタイトルが付いていますが、トークの方は遠慮しながら歌の方をいっぱい歌ってみたいと思っていまして、今回はボリューム2なんですがボリューム3、4と手を変え品を変えステージをやっていければいいと思っています」と「サボテンの花」です。
 「サボテンの花」は財津さんの思いがこもった力強い、ボリューム感のあるスケールの大きい歌い方にしました。

 アンコールの「虹スニ」は、ドラムの田中くんが阿修羅のごとくドラムを打ち続けて、打ち終わって曲が終わったときには髪は四方八方舞い上がり降りて顔をすっかり覆っていました。
 エンドで財津さんの「ウワーッ」が出ました。白熱のステージです。午後7時30分に財津さんの熱いコンサートは終了します。

 ミュージシャン :
 高い気分、気持ち、気力、気合、声の財津和夫(V G Pf) 冷静、表情を変えない山内和義(B Pf Ft) 真面目ひとすじ小泉信彦(Pf) 阿修羅のこどく田中トオル(Ds) めずらしくパフォーマンス(メンバー紹介で両手を高く上げる)尾上サトシ(G)

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