いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

大学の果実。(機能改革) functional innovation of Univ.

2011-05-22 19:31:47 | 日記
 (1)①原発と社会、②交通と安全・渋滞緩和、③犯罪と社会・傾向、④産業と社会・高機能とそれぞれの関係の相対効果、相乗効果、利益を研究開発する高度な専門機関、大学の果実(fruit)が技術、システム、情報、商品として社会に効果的に還元されていない。

 大学もかっての社会と隔絶した純粋培養としての教育、研究機関の孤高のスタンスから、文化、技術、情報、商品「発信源」としての地域、社会との直接的なつながりの多機能性を持つことが期待されて、基本的には社会に広く開かれた大学として機能改革(functional innovation)されてきている。

 機能として改革された「大学」の研究開発能力と「社会」をつなぐ「動線(access)」が開発整備されずに、社会、生活の高機能化に有効な手段とはならずに、つながっていない。

 ①原発の安全性については、今、現実の脅威となっていて、科学技術開発能力は収束の手立てもない。専門家で構成する原子力委員会は、存在も無意味で国民の投資を浪費するだけの傍観者だ。

 ②交通渋滞は慢性化し、経済効率化だけを目指した高速道路網と一般道路網の相対効果、相乗効果にあるべき打つ手はない。交通システムのスムーズ化(smooth style)の専門的実践理論を聞きたいものだ。
 「アルコールが運転に与える影響の調査研究」の大学教員が自宅で飲酒の後、車でスーパーに買い物に出かけて同駐車場内で物損事故を起こして酒気帯び運転で逮捕される、よくも念の入ったニュースを聞くと、人格資質の問題以上に高度な研究が現実の人間が克服すべき問題から随分と隔絶されている、虚無虚空の現実を思い知らされる。

 ③24時間社会の安全と機能の働きについて、専門的な比較検証が求められる。警察力が多機能な24時間社会に有効に対応できずに、この社会は事件を発生するメカニズム、条件を自ら作り出してはそれへの解消、検証に追われるパラドックス(paradox)錯誤社会だ。

 ④過疎、生産の海外拠点化で日本経済の空洞化は雇用不安、経済停滞を増長させている。産学官共同連携で、日本全域を有効にリンクした経済活力構造モデルの研究開発が求められる。

 (2)社会に対する高度な研究開発の果実の還元・提言、専門的分析、情報、発信力だ。
 大学の機能改革、意識改革は、質量ともに不十分だ。

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