・今日の予定:
(1) 昨日に引き続き午前中のうちにG2Eショウ会場(サンズ・エキスポセンター)に行き、ショウを見る。
(2) 明日はダウンタウンにホテルを移すので夜のうちにパッキングしておく。
以上。
********** 以下、六日目の記録 **********
・朝9時半ころ。ショウ会場へは11時ころに到着するつもりで、サムズタウンの朝バフェの列に並んだ。すると、前に並んでいたおやじが、「クーポンが2枚あるから1枚をお前に分けてやろう」と声をかけてきた。見ると、新聞からちぎり取ったと見えるクーポン券がある。ワタシとしてはどうせコンプダラーで払うからさほどありがたい話ではないのだが、せっかくだからもらうことにする。すると、おやじは「クーポンにプレイヤーズカードの番号を記入しなきゃいかんからペンがあったら貸してくれ」というので貸した。
・これをきっかけにおやじと世間話が始まる。おやじはカルロスと名乗り、テキサスから来たそうだ。見かけは白人労働者風だが、名前は南米っぽい。そう言えば、さっきもらったクーポンをよく見ると、スペイン語で書かれている。
・バフェイの列が我々の番になったところで、楽しい、気のいいおやじだったので、「ここはミーに持たせてくれ」と言って二人分の料金をコンプダラーで支払い、二人組として入場する。席に案内され、料理を取りに行く前にポーチを椅子に巻きつけて行こうとしたら、カルロスが、「それは持って行った方がいいよ。誰かに持ち去られるかもしれない」と注意した。油断していたが、やはりバフェイでの置き引きはあり得ることなのか。忠告に従ってポーチを持って二人で料理を取りに行く。
・クック・ツー・オーダーのオムレツを焼いてもらい、他に何かないかと見ていたら、カルロスが「これ、うまいよ」と言って、円形のトルティアを半分に折った半月型の、薄っぺらいものを勧めてきた。表示を見ると「Quessa・・・?」 読めない。これはなんだと聞くと、カルロスは「ケッサデッラ」と言ったように聞こえた。スペイン語のような響きだし、タコスの一種のようにも見える。やはりカルロスは南米系の人なのか。
・二人で席に戻り食べようとすると、カルロスはお祈りを始めた。お祈りは20秒ほども続いただろうか。カルロスは敬虔なクリスチャンらしく、食べながらもキリストが人間の罪を一人で被ったことなどをワタシに懸命に説明しようとしていた。カルロスは、「日本ではみんなブッディストなのか?」と聞いてきたが、ワタシは日本人の宗教というものをうまく答えられなかった。ケッサデッラは、中に良く伸びるチーズが挟まっており、結構おいしかった。
・10:45、朝バフェはいったん閉鎖され全員追い出されるとのことで、我々も出た。互いに楽しい時を過ごした礼を言って別れ、ワタシはショウ会場に向かった。
・G2Eショウの模様は別途まとめて記録するので、ここでは省略。
・ショウ会場を4時過ぎころに出てサムズタウンに帰る。今回の旅行では、もうショウ見物仕様の服は着ないつもりなので、普段の服装に着替えてさっさとカバンにしまい込む。カジノフロアに降りて行き、スポーツバーで遅い昼食なのか早い夕食なのかわからないチーズバーガーとミルクを買って食べる。税別10.98ドルはコンプダラーで支払う。
チーズバーガーのパティは1/2ポンド。フライの代わりにポテトサラダが選べる。デリにしては高いと思うが、コンプダラーで払うのであまり気にしない。
・ビデオポーカーのトリプルプレイのプログレッシブをBP7/5で始める。到着日に3900ドルくらいだったデルトロイヤルは4078ドルくらいだった。誰かが出したのか、それともあれから5日経ったのにこれしか成長していないのかはわからない。個別のプログレッシブは、下段1200ドル台、中段1000ドルちょっと、上段1400ドル台となっている。ほんの少し前に、だれかが中段でロイヤルを出したらしい。それでも下段と上段はそこそこに溜まっている。
・初日と二日目に出た2回のロイヤルフラッシュで浮いていたお金もそろそろ残り少ない。ゲームを始めた時点で財布の中に5枚あった20ドル札は次々と無くなって行ったが、最後の5枚目を投入したところでクワッズが短期間のうちに2回出てくれた。クレジットに若干の余裕ができたので、ちょうどやってきたカクテルウェイトレスにハイネケンを注文したのだが、その後のゲームは全くつかず、飲み物が来る前にクレジットがなくなってしまった。両替に行ってもいいのだけれども、その間にカクテルウェイトレスが戻ってくるのもなんとなく不都合だ。やむなく100ドル札を投入してゲームを始めたところ、10ゲームもしないうちに4ロイヤルを含むストレートがディールされた。
配られた4ロイヤル。ストレートが完成してはいるが、ここは壊してロイヤル狙いが正解。
・トリプルプレイで4ロイヤルが配られた場合、ロイヤルフラッシュが出現する確率はおよそ6.25%(1/16)。この中には複数の手がロイヤル様になる確率およそ1/752が含まれるが、可能性が低いのでとりあえず無視する。それよりも、この台はプログレッシブなので、どこで出ても均等にうれしいわけではない。もし、最もプログレッシブが溜まっている上段で出てくれれば文句なしだが、逆に最もプログレッシブが溜まっていない中段に出たら、これはこれで悔しい思いを残すことになる。意を決してドローボタンを押したところ、まず下段で色違いのQが出た。ストレートが成立するが、違う、それじゃない。続いて中段、ハズレ。そして最後の上段で、まさに欲しかったダイヤモンドのQが出て、コールアテンダントとなった。
ゲームの結果。最もプログレッシブが溜まっていた上段でロイヤルフラッシュが成立してくれた。
・普段はかなり待たされることが多いのに、今回はアテンダントがすぐにやってきた。パスポートとITINの書類を渡すと、一旦引き上げていった。そうしているうちにカクテルウェイトレスが今頃になってハイネケンを持ってきてくれた。20分ほど後、アテンダントが戻って来て、賞金1470ドルを手渡しでくれた。
・再びゲーム資金にも余裕ができたところで、明日の夜は最後の夜となるので一晩中カジノで過ごさなければならないので、今日のところはこのくらいで勘弁してやることにして、スポーツデリでホットドッグとシュリンプカクテル(5.49ドル)を買う。更にサムズタウンの今回の部屋には冷蔵庫があったので、売店で缶ビールを買って部屋に戻る。冷蔵庫にビールとシュリンプカクテルをしまい、ホットドッグを食べながら記録を付けた後シャワーを浴び、その後風呂上りのビールとシュリンプカクテルをいただいて、満足のうちに寝る。
ホットドッグとシュリンプカクテルで5.49ドル。夕方に食べたチーズバーガー+ミルクのちょうど半額なのは偶然だが、それにしても値段の差が大きすぎる気がする。
(1) 昨日に引き続き午前中のうちにG2Eショウ会場(サンズ・エキスポセンター)に行き、ショウを見る。
(2) 明日はダウンタウンにホテルを移すので夜のうちにパッキングしておく。
以上。
********** 以下、六日目の記録 **********
・朝9時半ころ。ショウ会場へは11時ころに到着するつもりで、サムズタウンの朝バフェの列に並んだ。すると、前に並んでいたおやじが、「クーポンが2枚あるから1枚をお前に分けてやろう」と声をかけてきた。見ると、新聞からちぎり取ったと見えるクーポン券がある。ワタシとしてはどうせコンプダラーで払うからさほどありがたい話ではないのだが、せっかくだからもらうことにする。すると、おやじは「クーポンにプレイヤーズカードの番号を記入しなきゃいかんからペンがあったら貸してくれ」というので貸した。
・これをきっかけにおやじと世間話が始まる。おやじはカルロスと名乗り、テキサスから来たそうだ。見かけは白人労働者風だが、名前は南米っぽい。そう言えば、さっきもらったクーポンをよく見ると、スペイン語で書かれている。
・バフェイの列が我々の番になったところで、楽しい、気のいいおやじだったので、「ここはミーに持たせてくれ」と言って二人分の料金をコンプダラーで支払い、二人組として入場する。席に案内され、料理を取りに行く前にポーチを椅子に巻きつけて行こうとしたら、カルロスが、「それは持って行った方がいいよ。誰かに持ち去られるかもしれない」と注意した。油断していたが、やはりバフェイでの置き引きはあり得ることなのか。忠告に従ってポーチを持って二人で料理を取りに行く。
・クック・ツー・オーダーのオムレツを焼いてもらい、他に何かないかと見ていたら、カルロスが「これ、うまいよ」と言って、円形のトルティアを半分に折った半月型の、薄っぺらいものを勧めてきた。表示を見ると「Quessa・・・?」 読めない。これはなんだと聞くと、カルロスは「ケッサデッラ」と言ったように聞こえた。スペイン語のような響きだし、タコスの一種のようにも見える。やはりカルロスは南米系の人なのか。
・二人で席に戻り食べようとすると、カルロスはお祈りを始めた。お祈りは20秒ほども続いただろうか。カルロスは敬虔なクリスチャンらしく、食べながらもキリストが人間の罪を一人で被ったことなどをワタシに懸命に説明しようとしていた。カルロスは、「日本ではみんなブッディストなのか?」と聞いてきたが、ワタシは日本人の宗教というものをうまく答えられなかった。ケッサデッラは、中に良く伸びるチーズが挟まっており、結構おいしかった。
・10:45、朝バフェはいったん閉鎖され全員追い出されるとのことで、我々も出た。互いに楽しい時を過ごした礼を言って別れ、ワタシはショウ会場に向かった。
・G2Eショウの模様は別途まとめて記録するので、ここでは省略。
・ショウ会場を4時過ぎころに出てサムズタウンに帰る。今回の旅行では、もうショウ見物仕様の服は着ないつもりなので、普段の服装に着替えてさっさとカバンにしまい込む。カジノフロアに降りて行き、スポーツバーで遅い昼食なのか早い夕食なのかわからないチーズバーガーとミルクを買って食べる。税別10.98ドルはコンプダラーで支払う。
チーズバーガーのパティは1/2ポンド。フライの代わりにポテトサラダが選べる。デリにしては高いと思うが、コンプダラーで払うのであまり気にしない。
・ビデオポーカーのトリプルプレイのプログレッシブをBP7/5で始める。到着日に3900ドルくらいだったデルトロイヤルは4078ドルくらいだった。誰かが出したのか、それともあれから5日経ったのにこれしか成長していないのかはわからない。個別のプログレッシブは、下段1200ドル台、中段1000ドルちょっと、上段1400ドル台となっている。ほんの少し前に、だれかが中段でロイヤルを出したらしい。それでも下段と上段はそこそこに溜まっている。
・初日と二日目に出た2回のロイヤルフラッシュで浮いていたお金もそろそろ残り少ない。ゲームを始めた時点で財布の中に5枚あった20ドル札は次々と無くなって行ったが、最後の5枚目を投入したところでクワッズが短期間のうちに2回出てくれた。クレジットに若干の余裕ができたので、ちょうどやってきたカクテルウェイトレスにハイネケンを注文したのだが、その後のゲームは全くつかず、飲み物が来る前にクレジットがなくなってしまった。両替に行ってもいいのだけれども、その間にカクテルウェイトレスが戻ってくるのもなんとなく不都合だ。やむなく100ドル札を投入してゲームを始めたところ、10ゲームもしないうちに4ロイヤルを含むストレートがディールされた。
配られた4ロイヤル。ストレートが完成してはいるが、ここは壊してロイヤル狙いが正解。
・トリプルプレイで4ロイヤルが配られた場合、ロイヤルフラッシュが出現する確率はおよそ6.25%(1/16)。この中には複数の手がロイヤル様になる確率およそ1/752が含まれるが、可能性が低いのでとりあえず無視する。それよりも、この台はプログレッシブなので、どこで出ても均等にうれしいわけではない。もし、最もプログレッシブが溜まっている上段で出てくれれば文句なしだが、逆に最もプログレッシブが溜まっていない中段に出たら、これはこれで悔しい思いを残すことになる。意を決してドローボタンを押したところ、まず下段で色違いのQが出た。ストレートが成立するが、違う、それじゃない。続いて中段、ハズレ。そして最後の上段で、まさに欲しかったダイヤモンドのQが出て、コールアテンダントとなった。
ゲームの結果。最もプログレッシブが溜まっていた上段でロイヤルフラッシュが成立してくれた。
・普段はかなり待たされることが多いのに、今回はアテンダントがすぐにやってきた。パスポートとITINの書類を渡すと、一旦引き上げていった。そうしているうちにカクテルウェイトレスが今頃になってハイネケンを持ってきてくれた。20分ほど後、アテンダントが戻って来て、賞金1470ドルを手渡しでくれた。
・再びゲーム資金にも余裕ができたところで、明日の夜は最後の夜となるので一晩中カジノで過ごさなければならないので、今日のところはこのくらいで勘弁してやることにして、スポーツデリでホットドッグとシュリンプカクテル(5.49ドル)を買う。更にサムズタウンの今回の部屋には冷蔵庫があったので、売店で缶ビールを買って部屋に戻る。冷蔵庫にビールとシュリンプカクテルをしまい、ホットドッグを食べながら記録を付けた後シャワーを浴び、その後風呂上りのビールとシュリンプカクテルをいただいて、満足のうちに寝る。
ホットドッグとシュリンプカクテルで5.49ドル。夕方に食べたチーズバーガー+ミルクのちょうど半額なのは偶然だが、それにしても値段の差が大きすぎる気がする。