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大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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施設使用料算定の考え方の誤りがまねく、大幅な料金の上下:老人いこいの家を事例に

2020年03月21日 | ├財政・金融
大田区は、施設使用料の算定に、施設建設料や改修費を入れているため、大幅な改修が行われれば、施設の使用料があがることになります。施設使用料の算定の在り方が適正でないからです。特に、地域のコミュニティが壊れつつある東京において、単身高齢者が増え、居場所が必要性が高まっているにも関わらず、老人いこいの家の廃止が続いているばかりか、使用料を引き上げることは問題です。 . . . 本文を読む

大田区の最終補正予算で箱モノや土木のために貯金するのがダメなワケ

2020年03月06日 | ├財政・金融
予算を立てても、不測の事態で計画通りいかなくて、補正予算を組まなければならいことがあります。 ところが、期末直前の3月4日、使いきれない予算から30億円余も、土木や建設に積み立てる補正予算を大田区が出してきました。 余ったら土木や建設へ積み立てる【補正予算】のどこが問題でしょうか。 . . . 本文を読む

大田区住宅修築資金融資基金条例を廃止してはいけない理由

2019年12月30日 | ├財政・金融
大田区は、使っている人が減ったからという理由で、低利で住宅資金を貸し付けるしくみを廃止してしまいました。今は超低金利なので、金融機関から低利で貸し付けを受けることができますが、金利はいつの時代も低いわけではありません。市場経済に左右されて公の役割を忘れれば、市民生活は、市場経済競争のリスクにさらされることになります。以下、条例廃止案に対する、奈須りえの反対討論をご紹介します。 . . . 本文を読む

大田区の、平成30年度決算の認定に賛成できなかったわけ

2019年10月22日 | ├財政・金融
老朽化した公共施設、中でも小中学校の更新が大田区の財政圧迫要因に老朽化した公共施設の更新が、莫大な大田区の財政負担になっていて、課題になっています。中でも、築40年以上の建物の延べ床面積64万㎡のうち、約76%の48万4600㎡は、小中学校などの学校施設がしめています。 大田区の公共施設の老朽化は、老朽化した小中学校をどのように更新していくか、という問題でもあります。 学校複合化は、大田区の財 . . . 本文を読む

国と大田区が狙う「大田区民の社会保障財源」【箱モノ優先の大田区・東京一極集中で失敗した国】

2019年10月16日 | ├財政・金融
平成30年度決算は、国の大田区始め23区の財源をターゲットにした税源の地方への移転の影響が出始めています。昨年度に比べ、羽田空港跡地購入のための基金の取り崩し165億円、国庫支出金・都支出金、合わせて27億円、など歳入全体で約273億円も増えたため、この、国の不合理な税制改正の影響が見えにくくなっていますが、平成30年度決算で、大田区から地方に流れる財源は86億円にもなっています。このまま国の税制改正が継続し、大田区の税金の使い方が変わらなければ、さらに、区民の福祉や教育の財源が圧迫されるでしょう。国の税制改正と大田区の税金の使い方の優先順位の問題ついて、報告します。 . . . 本文を読む

大田区の公園などにスポーツ施設が財政低裏付けなく次々建設され、福祉教育財源が心配な問題について

2019年10月08日 | ├財政・金融
大田区では、来年のオリンピックを前にビーチバレー、フットサル、テニス、そして、このサッカー施設などスポーツ施設が次々作られています。スポーツできるのは嬉しいですが、その分、区民の税金が使われます。福祉も教育も財源を切り詰め、スポーツ施設だけが整っても、老後が心配なお年寄りや、子育てで困っているひとり親家庭の心配はなくなりません。スポーツ施設は、お金と時間的な余裕のある方たちにとって大切な場所ですが、経済的な困窮や、(一人で)生きていくことに困難を抱える方たちを支えるのが、大田区の優先課題です。今回も、あらたなサッカー場のための条例が提案されましたが、長期的な財政の裏付けがないため、福祉教育財源も心配なため、議案には賛成できませんでした。以下、議案に対する奈須りえの討論です。 . . . 本文を読む

寄付を大田区の基幹財源としてはいけない理由「子ども生活応援基金」を事例に

2019年09月26日 | ├財政・金融
大田区が区民からの寄付を財源とした「子ども生活応援基金」を創設しました。自治体財源に寄付を組み入れようというものです。本来自治体は、議会で決めた税に基づき運営されるものです。寄付という、お金のある人が、したいときに下さるお金を【歳入】として扱うことは、憲法83条の財政を処理する権限は国会によるという「国会議決主義」、84条の税金は法律または法律の要件による定めるという「租税法定主義」など財政に関する憲法の原則に反するものだからです。 . . . 本文を読む

国債発行とMMTの問題点

2019年09月06日 | ├財政・金融
国債とMMTについて、国立国会図書館の調査を学ばせていただく機会を得ましたので、ご報告いたします。財源不足は国債をジャンジャン発行すればよい、という人たちがいて、それまでは、国会で議決して「特別に」発行してきたはずなのにおかしいなあ、と思っていたら今度は、MMTと言って、お札を刷ればいいという人たちまで出てきています。大田区政を見ていても、平気でルール破りをするようになっていますし、国は「国家戦略特区」で、ルールを破って一部の人たちでお金もうけしていいですよ!です。今やマスコミは、軌道を外れた政治を支えるための広報(後方)支援にまわった感さえありますね。こんな時こそ、私らしく主張したいと思います。 . . . 本文を読む

止まない無計画な大田区の公共施設整備で心配な子ども世代への更なる財政負担

2019年07月05日 | ├財政・金融
高度経済成長期に集中した公共施設や橋などが一気に老朽化し、財政負担が大きくなるという問題意識から、計画を定め、基金を積み立てて財源を確保し、施設整備や施設の複合化が行われています。ところが、一方で、計画に無い新たな施設建設、特に、スポーツ関連施設などの財政投入が続きます。森ケ崎公園の多目的スポーツ広場整備契約など、当初計画に無い、施設整備費が将来の財政に与える影響や、福祉費はじめとした他の財源への影響は、個々の議決で、議会が判断するもの、というのが大田区の考えだったので、賛成できませんでした。 . . . 本文を読む

およその予算規模も示さず始まる大田区の公共事業~田園調布せせらぎ公園の事例から~

2018年12月09日 | ├財政・金融
無駄な公共工事がなぜ始まるのか考えると、そもそも「無駄」だと思っていない人もいるので難しいのですが、こんな風に計画が始まり予算がついていることを知ったら、今の大田区政の問題が見えてくるかもしれません。 . . . 本文を読む

大田区など、経済の豊かな地域ほど、集まる税収は「社会保障で」豊かな経済を支えて働いている人のために!

2018年10月25日 | ├財政・金融
財政が厳しいというのは、非常に便利な言葉ですが、そこからは責任の所在はみえてきません。特に、大田区のような経済の中心になっている都市部は、税収も日本で一番豊かです。区民の皆さんの多くはご存じないかもしれませんが、国は、23区などの税収がたくさんあるんだから、という理屈で、税収の一部を「足りない」地方に回しているんです。それに対して、23区は非常に重要で本質的なことを言っているんです。23区はお金持ちだといって、財源を地方へ回すけど、財源に余裕はない、なぜなら、超高齢化への対応、子育て支援策、など大都市特有の膨大な行政需要を抱えている、から。と言ってるんですね。そうなんです。経済が豊かな地域ほど、その経済を支える、労働者のために税金を使って、子育てや介護を支えなくちゃいけない、ということを言ってるんですね。これは、詳しくは、平成24年の厚生労働白書に書いてあるので、機会があれば、ぜひ読んでみてください。なので、経済の豊かな地域ほど、税収は、豊かな経済を支える労働者のために使わなくちゃいけない、ということなんですね。 . . . 本文を読む

平成29年度大田区の決算に対する奈須りえの意見

2018年10月20日 | ├財政・金融
予算は賛否を問われるのに対し、決算が認定という言葉を使っているのをご存知でしょうか。首長は、監査の意見を付けて決算を議会に送付すれば、その時点で決算は成立したことになります。 使ってしまったものについて、議会がいい悪い言ったところで、予算で認めたのだから、という理屈かもしれません。 そのため、一般に決算は予算ほどには注目されません。 しかし、予算をたてても、補正予算で大幅にその額が変わるように、税金がどのように使われているのかの実態を把握すべきは、予算ではなく決算です。   ここ何年かは、決算の認定に際して財政的分析を根拠に、問題を指摘してきましたが、平成29年度は、税の役割から見た大田区の決算の問題点を指摘しました。 . . . 本文を読む

中堅所得者層〜低所得者層間の格差是正に過ぎず、富裕層との格差拡大を是正できない特別区税条例改正

2018年07月18日 | ├財政・金融
当初所得の格差の拡大が大きな社会問題になっています。これは日本に限らず、世界で起きている共通の問題でもあります。日本の税制は、累進性が低く、課税しただけでは当初所得の格差を是正できないことは国も認めています。今回の国の崩壊背に伴う特別区税条例の改正で、格差は是正されず、中間所得者層以下での税負担の平準化がおきるとみられ、高額所得者との格差の是正に取り組まれていないこと、国と地方の配分で、社会保障ニーズの高まる地方への配分が極端に小さいことから、条例改正に反対しました。 . . . 本文を読む

「勝海舟基金」創設でお金持ちが政治を動かすようになる心配【財政項目:積立基金】について考える

2018年07月03日 | ├財政・金融
基金というのは、家計でいえば貯金です。基金には大きく分けると、健全な財政維持のためといわれる「財政調整基金」と特定の目的のために積み立てられる「特定目的基金」の二つの種類の基金があります。大田区は、勝海舟記念館の資料収集のために新たに基金を創設すると言いますが、総額や収集方針などはきめていなくて、区民の寄付を募ると言います。誰かが○○を買ってください、と寄付をして、それが足りなくて大田区が一般財源を加えると、寄付するお金持ちが税金の使い方を決めることになります。フェアな民主主義 奈須りえがたった一人で「勝海舟基金」の創設に反対した理由について報告します。 . . . 本文を読む