水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(191)

2016-05-12 10:25:05 | 古今和歌集
864 思ふどちまどいせる夜は 唐錦 たたまく惜しき物にぞありける
題しらず
よみ人しらず

どち=同士
まどい=円居
たたまく=裁(or断)たまく

気の合った仲間がワイワイ語らう夜は、あたかも高価な唐織の布を裁断せねばならないときのような、終わるのが惜しいものです。


最近、バラを盛大に育てていらっしゃるお宅に、古くからの仲間が集った。
ちょっと早かったそうだが、バラの見事さはたとえようもないものでした。
そして、ワイワイガヤガヤを終わるときの惜しさかげんは、上の歌のように感じたものでした。

このような時を与えてくださったご夫妻に感謝いっぱいです。