水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

タウンミーティング

2007-01-25 10:26:24 | 雑感(1)日常
(三鷹市にある、民俗文化財水車経営農家、の概要については平成18年10月2日からの20回で説明した。これからは、多少視野を広げ、折々に興味の引かれる問題について記述する.
Four articles from Dec. 18, 2006 were trial explanation written in English.)

 ちょっと前、マスコミの俎上に上がったタウンミーティング・やらせ問題で、だれかが「特定グループに占拠されることへのおそれ、云々」といっていたと思うが、もうちょっと民主主義を大切にしてもらいたい、との思いから最近の経験を記す。

1 三鷹市報に環境保全審議会委員(市民枠4)の公募があり、それに応募。
2 800字程度の小論文提出が義務。
3 応募者15名。公開抽選の結果、落選。(これらは郵便で知らされた)

 担当者の独断で論文審査することが許されてよい、とも思うが、公募・公開抽選は公平性を担保する究極の方策だ。今後もタウンミーティングを開くなら、これを見習ってはいかがか。衆愚とみるか衆賢とみるか。

 個人的には「ボケていくこと」が怖いので、今回の落選にめげず、今後もこのような機会があったら挑戦するつもりだ。
以下は、応募のために書いた文章の一部である。落選への腹いせから、ここに引用しているのではない。PCと半日も向き合えば、必要な情報はほとんどすべて手に入る大変な時代に入っている、といいたいのだ。

 (独)製品評価技術基盤機構のHPに示されたデータによると、平成16年度における三鷹市域から排出された全PRTR対象物質の総量は40,673kgで、周辺市のそれ(武蔵野市107.9kg、調布市6,911.3kg、小金井市165.5kg)に比べ格段に多い。物質としてはTCEが全体の約71%、28,700kgを占め、ついでBTEX19%、ジクロロメタン7%が続く。これらの物質は、市内では、おそらく主として機械洗浄等を目的として使用されている、と想像できる。
なぜなら、平成16年度の工業統計調査(三鷹市役所HPからデータ取得)に基づくと、三鷹市の製造品出荷額総額、約1,464億円のうち、約75%を機械器具製造業(電気、情報通信、輸送)が占めるからである。次いで使用の可能性の高い業種としては、印刷業(同10%)、化学工業(同2%)等がある。化学物質を扱う事業者は、個々に環境・安全・消防等に関連する各種の法規制を遵守し、届け出や厳しい自主管理を実施している。
 一方、市当局は、市内における有効なリスクコミュニケーションシステムを確立するために、公害発生源としてのこれら事業所に対する監視と市政運営の重要な柱のひとつである「協働」との調和のとれた両立を図る努力を不断に継続する必要がある。(以下省略)