水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

スーパーヒーロー

2007-01-11 09:34:48 | 雑感(4)思い出
(三鷹市にある、民俗文化財水車経営農家、の概要については平成18年10月2日からの20回で説明した。これからは、多少視野を広げ、折々に興味の引かれる問題について記述する.
Four articles from Dec. 18, 2006 were trial explanation written in English.)

 昨年の12/15の記事で触れたスーパーヒーローについてもうすこし。
 今日まで何人かのスーパーヒーロー達、いわゆるオーラを発散する人、を見てきた。明治神宮球場で見た学生時代の長嶋の、とにかく目立っちゃうキャラクター、後楽園選手控え室で素振り中の王のまるで剣客のような迫力、支度部屋での初代若乃花の周囲を圧倒する凄み、などは今も強烈な印象に残っている。
 しかし、三鷹といえば、なんといっても卓球の荻村だ。小学生の時、世界選手権を取って凱旋し、学校にきた。校庭に並んだ生徒の前に立った荻村のまわりだけとても明るく、それが不思議だった。後年、府立高校(都立大/首都大の前身)の体育の先生に聞いたのだが、「彼はすべての時間を卓球の練習に費やした、印象」だそうだ。
 高校の時、全日本選手権をとった直後の柔道猪熊が、練習中の柔道場にやってきた。このときは、彼の身体から発する、風というか圧力というか、強烈ななにかを感じ、ただ立っているのさえ苦しかった。今思えば、たぶん彼の目は東京オリンピックに向いていたのだ。重量級で金を取り、残念ながら、無差別級は神永がヘーシンクにやられたのだ。
 どのような分野の人であれ、日の丸を本当に背負った時、オーラが発散し、スーパーヒーローと呼ばれるようになるのだと思う。