大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

サムスン電子 AI半導体乗り遅れで危機

2024年06月25日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




メモリー半導体分野で、世界に君臨し、

国民も政府も国の宝、大黒柱企業として誇る

サムスン電子が揺らいでいる。

メモリー半導体に偏重した開発生産体系が

災いし、AI半導体分野で乗り遅れ、競合企業の

SKハイニックの後塵を拝することに。

2023年度の業績では、半導体部門は約1兆

7000億円の赤字を出した。

AI半導体分野で日の出の勢いの米NVIDIAは

半導体設計業者(ファブレス)であるため、

半導体生産を台湾のTSMCに委託している。

AI半導体はGPU(グラフィック処理装置)と

HBM(高帯域幅メモリー)を同時にパッケー

ジングしなければならない。

SKハイニックスは、第5世代のHBM3Eを

NVIDIAに独占供給しているため、サムスン

電子は入り込む隙も無かった。

非メモリー半導体分野の開発研究をなおざり

にし、目先のメモリー半導体量産による

利益追求の経営政策で、次世代を担うAI

半導体開発でで大きく後れを取ってしまった

サムスン電子は、経営の立て直しにもがく。

今年4月には、サムスングループの全幹部が

週6日制の[緊急モード]に突入。

更に、半導体(DS)部門の研究開発職とモバ

イル経験(MX)事業部は週64時間勤務に。

韓国の労働基準法では、法定勤労時間40

時間と延長勤労時間12時間を加えた、

週52時間を超過することは禁じられている。

だが、法律による規制を守っていられない

程の非常事態の総動員体制。

サムスン電子労働組合は6月に、創立以来

初めての賃金体系の見直しと営業利益に

応じた成果給を求めてストライキを決行。

また、6月18日には下半期の危機克服のための

主要事業部門別の経営陣が参加する[グロー

バル戦略会議]を開いて対応策を協議。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

健康と安心のメタボへの備えは?



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。