備えよ常に! 備えあれば憂いなし
豪州の研究所が、中国の一帯一路の投資目的の
実効性を調査した結果を発表した。
中國が、2015年から21年にかけ表明した
東南アジアへのインフラ投資計画のうち
44%に相当する約402億ドル(約6兆1000億円)の
投資に実現の見通しが低いことが判明。
中国が約束した巨額プロジェクトは、東南
アジアの現実と懸け離れていると指摘。
その例として、マレーシアの半島縦断東海岸
鉄道やカンボジア・プノンペンの新空港計画
などがある。
一帯一路に参加して、中国からの多額の
借金結果債務返済ができず破綻したのは
スリランカを始め、アフリカではガーナ、
ザンビアの3ヶ国。
過剰債務に陥っているのはコンゴ共和国、
ソマリアなど8ヶ国で、債務過剰状態の国が、
モルデイブ モザンビーク、ケニア、アフ
ガニスタンなど26ヶ国があり、デフォルト
予備軍とされる国が34ヶ国に及ぶ。
中国国内の資金不足も重なり、アフリカ
諸国への融資額も激減、当面の借換えの
つなぎ融資が中心になり、23年6月に開かれた
中国・アフリカ経済貿易博覧会(CAETE)でも
契約プロジェクト総額が約100億ドル(約1兆
5500億円)と、19年に開催された際の契約額の
半分にも満たない金額にまで収縮。
このため、多くの工事が継続中のプロジェ
クトが中断したり、放棄された状態に。
第二パナマ運河だとして、中国がニカラグア
政府と結んだ500億ドル規模におよぶニカラ
グア運河では着手段階で中止に。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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