大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中國 過剰設備・過剰生産に付けが回る

2024年06月21日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        





中國の経済発展の大黒柱だった不動産開発

産業が行き詰まり、代わって習近平の旗振りで

登場した三種の神器、EVと太陽光パネル、

リチウム電池の生産能力の拡充と輸出。

補助金漬けのこれらの産業は目覚ましい

発展を遂げて、2023年から24年5月にかけて

輸出を引っ張り、国際収支も大きく伸びた。

これらの三種の神器商品も過剰生産のはけ口の

輸出先では反発を呼び、国内では在庫増に苦しむ。

6月のG7サミットでは、中国の過剰生産問題が

重要課題に取り上げられる。

怒涛のように押し寄せるEVに対して米国は、

関税率を現行の25%から100%に引き上げ。

EU欧州委員会も、6月12日にやっと、EVに

最大38・1%の追加関税を7月から課す暫定

措置を発表した。

既に、中国国内ではEVの需要は一巡しており、

過剰在庫が問題化する中、100社を超える

EVメーカーの販売競争は激化するばかり。

EV生産企業の稼働率も65%にまで低下。

中國に生産拠点を持つテスラも、価格競争に

巻き込まれて1~3月期は減収減益。

EV企業の淘汰は急速に進む。

世界の80%ものシェアを持つまでになった

太陽光パネル生産企業も在庫増に苦しむ。

販売価格は4割も下落し、メーカーは赤字と

在庫増に耐え兼ねて、政府に新規参入企業の

抑制や生産調整を申し入れる状況に。

欧州では、なだれ込む安価なパネルは、

屋根に乗せるのではなく、垣根と利用も。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

健康と安心のメタボへの備えは?



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