２０１０年８月に発生したチリでの落盤事故から
１年が経ち、中国でも坑内作業の安全確保に
備えた意識付けや規制が強化されている。
しかし、最近なって日本に伝えられる.情報では
相変わらずの事故続きだ。
中国国家炭鉱安全監察局の局長は、事故発生の
危険性を備えた小規模炭鉱の閉鎖や違法操業の
摘発などで、２００９年には２６３１人と前年より
２０％減少したと胸を張っていたが現実はどうか。
最近でも、１１月２日山西省で３人、貴州省で
２３人、３日に河南省で５７人が閉じ込め、１０日
雲南省でも４３人が閉じ込められるなど事故が
続いており、多くは違法操業の炭鉱だ。
エネルギーの７０％を石炭に依存している中国
では、山西省や内モンゴル自治区などで産出が
多く、石炭ブームに沸いているが、全国に散在
する中小炭鉱主も石炭成金が続出している。
だが、安全性を備えていない劣悪な作業環境で
公表数字でも、毎年１万人を超す死者が出ており、
近年は数１千人規模にまで減っては来ている。
だが、中国経済週刊は記事で、２０１０年度には
７万９５５２人が死亡し、９７％が人為的なミスで
あると報じており、政府の数字を信じる人はいない。
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