備えよ常に! 備えあれば憂いなし
経済活動は、ヒトやモノの動きと表裏一体。
人工衛星のデータから、中国の消費活動の
不振ぶりが読み取れたという。
注文や決済は、スマホで行えても、商品は
地上を移動して届けられる。
このため、配送センターでのトラックや人の
動きで、消費活動の活発さが判る。
8月の中国のeコマース企業が利用する配送
センターでの活動は、新型コロナウイルスの
パンデミック(世界的大流行)が始まった
2020年よりもさらに落ち込んでいた。
また、ショッピングモール駐車場車数も、
昨年8月を下回っていた。
国家統計局の消費者信頼感指数は、4月に
ほぼ10年ぶりの低水準となったまま、その後
ほとんど回復していない。
製造業活動を測る政府指数(PMI)は、8月も
低下し、企業活動の縮小を示す。
衛星データによる、8月の都市間トラック
移動は20%減少していることから、専門家は
これが国内総生産(GDP)と相関性があるとする。
政府は、景気回復の柱に、今回もインフラ
投資を据える方針を明らかにしたが、衛星
データによれば、8月のセメント生産は増え
たが、鉄鋼生産は減っているという。
鉄鋼メーカーが、先行きが弱いと判断して、
増産しなかったことを示す。
この弱気見通しが製造業全体に広がれば、
中国経済の回復期はさらに遠のくと指摘。
極めて微妙な時期に差し掛かっているとする。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?