突然襲って来る手足の関節の激しい痛み。
痛風の痛さは、経験した人でなければ判らない。
全国に80万人の患者が居るとされる痛風。
痛風発症の原因は、食事や生活習慣などによる
幾つかの要因を備えているが個人差も大きい。
原因となるのは痛風原因遺伝子「ABCG2」。
この原因遺伝子は、腎臓から排出されると共に
小腸や大腸の腸管からも排出される。
痛風発症は腎臓が備えている排出機能低下で
発症する「排泄低下型」と、原因となる尿酸を
多く造り過ぎる「産出過剰型」があるとされる。
高尿酸血症発症の原因因子の「ABCG2」を
体外に排出する働きをする蛋白質の働きを止めて
マウスに入れて観察した結果、腎臓は正常な
働きを備えていたが、腸管からの排出機能は
半分以下に低下し、尿酸の排出量も大きく減少。
このことから、、産生過剰型とされる患者の多くは
尿酸を作り過ぎているのではなく、腸管の排出
機能の低下が原因であることが判明した。
腸管の働きを良くして痛風発症を予防したり
薬の開発につながると期待されている。
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