備えよ常に! 備えあれば憂いなし
2022年12月に、外出が厳格に規制された[ゼロ
コロナ政策]が突如廃止され、外の空気を
自由に楽しめるとなったのも束の間、急速に
感染が拡大したコロナウィルスのオミクロン株
蔓延で、待ち受けていたのが感染の地獄。
医療機関は一瞬でパンク状態、一般市民は
薬を買い漁り、自宅にこもりくわばら、クワバラ。
急激な、医療費の公費負担で窮地に陥った
地方政府の中には、コロナ治療費の自己負担を
求めると所が続出しているという。
過去3年間は、コロナ診療には中国政府が
地方政府に対し、補助金を支給してきた。
習近平は、無料のコロナ診療をパンデミックに
対する勝利の象徴と位置付け、コロナウィルスに
対する勝利宣言をした後、22年12月に[ゼロ
コロナ政策]を廃止する方向転換を行った。
これに伴い、12月に無料のコロナ診察は財政
負担が大きいために打ち切られた。
12月以降、少なくとも14都市・省が、コロナ
患者に無料で治療を施す制度を廃止した。
安徽省では、1月上旬からコロナ診療で3割の
自己負担が義務付けられ、安徽省では、22年
12月以降はコロナ患者の入院費は、最大5割
負担になっているという。
上海や広州の病院では、集中治療室入りした
重症のコロナ患者に対する1日あたりの請求額が
最大2万元(約39万1300円)に上るようになった。
多くの病院では、コロナ検査で陽性判定が
出ても、肺感染症が認められ、保健当局による
審査に通らない限り、罹患証明書を発行しない。
また、病院に対してはコロナの診断件数を
抑えるよう当局の指示がだされている。
保険会社は、取得条件が極めて厳しい罹患
証明書を要求し、更に難癖をつけて保険金の
支払いを忌避するという。
コロナによる死亡や疾患の定義を、保健当局が
狭めたのは、当局が無料治療する範囲を狭めて
治療費の支払いを忌避する理由にしている。
外出の自由を得た後での感染は、これまた地獄。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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