最近の中国では、シェアリングエコノミーが
急速に拡大して自転車シェアリングのみならず、
カーシェアリングのほか、携帯充電器シェア
リング、雨傘シェアリング、更には内容が
不明なトイレットペーパーシェアリング
までが誕生しているとされる。
中国国内の研究機関の発表では、2017年末
現在で、全国シェアリング企業190社が集めた
投資資金増額は約1160億元(約1兆9720億円)に。
各種のシェアリング事業への、新規参入者は
事業拡大に備えて資金集めに狂奔し、肝心の
地に着いたサービス拡充や事業計画は後回し。
結果は、既に経営破綻の嵐が吹き荒れている。
アナリストは、この状況から、シェアリング
エコノミーに3つの大きな欠点があると指摘。
1つ目は、業界の同質化現象が深刻で創造性を
備えていないこと。2つ目は、ビジネスモデルが
明確でないこと。3つ目は資源の支配・管理力に
欠けてることを挙げている。
爆発的に、急拡大した自転車のシェアリング
事業では、200社以上が参入したものの、
残されたのは利用されなくなった自転車の山で、
各都市で約200万台の自転車がごみに。
業界最大手の摩拝単車(モバイク)と2位の北京
拝克洛克科技(ofo)の市場シェアと95%と一気に
寡占化が進み、昨年8月には更なる市場拡大に
備えて日本にも進出し、今年4月奈良市内にも
10ヶ所ほどに赤い自転車が並ぶ拠点が。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?