原油価格の上昇は、ガソリン代の高騰だけに止まらず
間接的な影響が消費者物価の上昇となって、家計に
大きな影響を及ぼし始めました。
3月の消費者物価指数が、前年比1.2%と、2月の
1.0%より更に上昇を続けています。
ガソリン価格が180円台になっている昨今では、更に
相次ぐ生活必需品の値上げが加わり、備えの乏しい
低所得者の家計を圧迫しています。
家電製品なども、輸入原材料の上昇や海外での加工
コスト、流通コストなどのコストアップの要因を吸収する
限界を越えてしまって、値上げに踏み切らざるを得ない
例も出始めています。
2008年度は、前年度比で1.7%にまで上昇すると
予測されています。
物価の上昇に見合う収入増が期待できる経済環境で
あればよいのですが、現状は企業業績は悪化傾向に
あり、賃金などの所得は伸び悩びが続きます。
物価の上昇は、一般のサラリーマン家庭では前年度に
比べて、4851円と5000円近くも支出増になります。
特に、低所得者層にとっては、生活必需品の占める
割合が大きいために、負担増は重くのしかかってきます。
更に、家計を直撃しているものに、社会保険料などの
負担増があり、一段と消費支出が抑制されるために、
商品やサービスなどの消費市場への影響は悪化傾向
が続きます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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