官製デモの後から、触発されて拡大しているデモは
反日デモの「尖閣を返せ」のシュプレヒコールだけでなく
党中央が最も警戒する内容を備えて来ている。
２４日の甘粛省蘭州市と陝西省宝鶏市などの地方都市で
発生したデモでは、「住宅価格の高騰に抗議」や「貧富の
格差を是正せよ」といった日常生活での不満を訴える
横断幕が、尖閣諸島の奪還の横断幕に混じって、掲げ
られており、明らかに先のデモとは異なる性格を備え
始めていることがうかがえる。
また、ネット上に流れている画面では、「報道の自由を」や
「腐敗に反対する」、更には「多党制を導入せよ」などの
反政府的なスローガンを掲げているグループが混じって
いる場面が流れていると伝えられている。
明らかに反政府的な動きをしているグループが表に
出て来ていることが判る。
政府は、これらのネット上の情報削除に忙殺されている
ようだが、野火のようなしぶとさを備えた情報の広がりに
対処しきれず、国内に広がってしまってるようだ。
腐敗や格差、就職難や生活苦などの国民の不満は
いつ爆発するかも知れず、今回のデモは「終りの始まり」
であり中央にとって非常な深刻さをもたらす結果となった。
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