台風15号(ファクサイ)の強風による被害は
千葉県中南部を中心に大きかったが、特に
電柱や送電線での多様な形態の被害が復旧を
大幅に遅らせる結果となった。
この被害の実態を正しく掌握せずに、安易に
復旧見通しを発表して問題を大きくした。
東京電力は、千葉県と神奈川県で64万戸が
停電し、11日朝7時現在で47万戸が停電して
いるが、11日中の復旧を目指すと発表した。
しかし、復旧が進まず、被害規模の大きさに
直面して、工事現場の人員増強に迫られる。
特に、東電の対応でお客様を大事にし、満足
度を上げて、企業の利益に繋げる対応の仕方が
悪かったと指摘されている。
東電管内から、応援部隊を総動員して復旧に
努めた努力を認めてはいても、後に残された
のはウソをつかれたとか、正確な連絡もせず
客を客と思っていないという不信感だった。
東京電力が発表した千葉県内停電戸数は、
13日8時半現在 19万8700戸
14日10時20分現在 15万1200戸
千葉市や市原市などでは16日までに概ね
復旧し、県南部では27日までに概ね復旧。
16日14時半現在 7万8300戸
27日までの復旧を目指して工事を進める。
18日13時半現在 4万5000戸
19日23時現在 3万6700戸
20日23時半現在 8600戸
22日10時半現在3100戸。
23日13時半現在 5900戸。
台風17号の影響で停電戸数が増加。
24日夜、高圧線の工事がほぼ完了しゼロ戸に。
しかし、家庭への引き込み線などの不具合で
800戸ほどが復旧していないと見られる。
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