10月5日に韓国公正取引委員会の公開資料で
明らかにされた2020年の韓国4大財閥の当期
純利益が主要30企業グループの8割以上を
占めている突出した状態であることが明らかに。
資産規模で、国内トップ4の財閥グループは、
サムスンと現代自動車、SK、LG。
この4大財閥グループの2020年度当期純利益
総額37兆6040億ウォン(約3兆5200億円)で
前年より約2060億円と6%ほど増加。
資産規模上位30企業グループの純利益総額は、
約4兆2400億円と前年比約4270億円減少。
この利益総額のうち、トップ4グループが
占める割合は83.0%で、前年から12.0ポイント
拡大し、コロナ禍で相対的に経営力が落ちて
いるなかで、経済力の集中度が高まっていた。
上位の10財閥企業グループの年間売上高は、
国内総生産(GDP)の6割を上回る集中度で、
トップのサムスン電子だけでGDPの約2割、
現代自動車が1割を占める。
財閥解体を勇ましく唱えて就任した文在寅
政権も、4大財閥の売上高が企業全体に占める
割合は2017年に16・2%から2019年度で17・7%と
0・5ポイント減に止まり、半導体を軸にした
経済活性化には、逆に財閥の力に頼る有様。
雇用に至っては、売上高の3分に2以上を占める
上位64グループが雇用する人員は、2019年1
2月末現在で僅か11・4%に止まっている。
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