中国の東北地方、遼寧省瀋陽市で2018年8月に
発生が確認されたアフリカ豚コレラは、非常に
強い感染力を備えているにも関わらず、初期
対応に失敗し、その後の感染拡大にも杜撰な
対応が続いたため、僅か8か月間で中國本土
31の省・市に感染が拡大した。
世界最大の豚の飼育国であり、豚肉消費国で
ある中国で、今後共感染した豚や感染拡大
阻止に備えた豚の殺処分が続くことになる。
当局は、中国国内で飼育されている豚の1/3に
相当する2億頭が殺処分されるとしている。
豚肉なしでは過ごされるぬ中国にとって、
不足する2億頭分の豚肉をどこからか穴埋めの
ために輸入する必要に迫られている。
既に、中国はブラジルやニュージーランドなど
から豚肉、牛肉、鶏肉、羊肉を買い漁っており、
羊肉のマトン(成羊の肉)やラム(仔羊の肉)の
世界最大の輸入国であったが、今年に入って
牛肉についても、米国を抜いて世界最大の
市場規模を備えるまでに急拡大している。
不足する豚2億頭分の食肉を、アメリカとの
取引に使えば、米中貿易戦争もたちどころに
解決すると冗談が出る程のビッグデイールだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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