大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

政府 WTO敗訴の腹いせにヒラメ検査強化

2019年06月10日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        



政府は、韓国から輸入している高級魚の

ヒラメの輸入検査を厳しくするという。

以前から、韓国産ヒラメの刺身を食べて寄生

虫の「クドア」で食中毒が多発してきたが、

輸入検査を強化するでもなく放置されて来た。

報告されているだけで、2015年に8件、患者

数が62人、2016年10件、113人、2017年5件、

47人、そして2018年には7件で82人だった。

4月17日の自民党本部での外交・水産合同会議

では、WTOでの日本側の敗訴で大荒れに。

1審では、韓国の原発事故後の福島県など8県

からの輸入禁止は、安全面での差別に当たると

して日本の主張が認められた。

だが、4月11日の上級審の2審では、安全性が

損なわれる恐れがあれば貿易を制限することが

できるとの予防原則に立って1審を破棄。

上級審の審理に備えて十分な働きかけを怠った

外務省と農水省幹部がつるし上げられたのだ。

韓国にとって、日本向けヒラメの輸出金額は

水産物全体の3・4%に当たり、1位はマグロ、

2位が海苔になっており15・5%を占める。

統計では、日本の水産物の自給率は僅か55%。

四方が海に囲まれていて、この程度の自給力

しか備えていないことに驚く。

そもそも、日本国民も疑念を抱く安全性で

8県からの水産物輸出が規制されたとして

騒ぐより、国内市場開拓に努力すべきだろう。

韓国への腹いせの対抗措置として、ヒラメの

検疫検査を強化するという。

庶民が容易に口できない高級魚のヒラメなど

安全でなければ、輸入禁止にすべきだ。

それより、発ガン性がある薬剤を使用して

養殖されている海苔やO157、O103大腸菌に

汚染されているキムチの安全性に備えた検疫

対策強化を優先するのが国民のためだろう。

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