韓国銀行が、6月5日に発表した国際収支で
海外とのモノやサービスなどの取引を表す
4月の経常収支は6億6千万ドル(約713億円)の
赤字だった。
赤字転落は、2012年4月に欧州債務危機が
拡大した時以来、7年ぶり。
輸出依存度の高い韓国経済では、一定水準
以上の経常黒字の維持が必要とされているが、
昨年12月以降、6ヶ月間輸出の減少が続く。
一方、モノ以外のサービス関連の収支では、
海外からの投資や技術受入れに配当や特許料
などの持出しが、受け入れを上回り、更に
観光収支の悪化が続く。
赤字転落発表のショックに備えて、事前に
4月は海外への配当支払いが集中するため
経常収支が悪化するとリークしていた。
だが、5月には輸出の柱である半導体の輸出が
31%も減少した上、市況の悪化で価格も大幅な
下落基調にあり、5月以降のV字回復は期待薄。
1~3月のGDP成長率は、マイナス0・4%と
落ち込んでおり、成長回復に備えた目玉もなく
今年の成長率予測の2・5%は画餅になりそうだ。
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