レアアースは、希土類元素の17種類の総称で
ネオジムは、強力な磁力を備えたモーター
などに、テルビウムは光ディスクや蛍光体に、
ガドリニウムは超電導材料にも使用される。
半導体チップだけでなく、衛星やミサイル、
EV、スマホなどの主要技術の重要な部品の
製造に幅広く使用されている。
現在、米国はレアアースは輸入に依存して
おり、輸入の78%は中国からの輸入だ。
米国は、1980年代までは希土類元素で世界
最大の生産力を備えていたが、安価な中国産に
圧されて、工場閉鎖に追い込まれてしまった。
中国がレアアース禁輸を実行すれば、米国の
先端産業は大打撃を被り、米中双方の経済
のみならず、先進国全体の産業を窮状に追い
込むことになると指摘されている。
中国は、次のステップに備えて、既にレア
アースの生産削減に着手しており、品不足や
価格高騰の可能性が高まっている。
削減計画では、レアアース分離・精錬枠を36%
削減し、国内生産量を5年ぶりの低い水準と
なる4万5000トンに抑制する。
これは国内需要を充足できる程度の供給規模と
推測されている。
米国は、中国製品約3000億ドルに対する最大
25%の追加関税対象品で、レアアースを除外
しているが、中国はそんなに甘くはない。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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