大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中國 対米レアアースの輸出規制に動くか

2019年06月06日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




レアアースは、希土類元素の17種類の総称で

ネオジムは、強力な磁力を備えたモーター

などに、テルビウムは光ディスクや蛍光体に、

ガドリニウムは超電導材料にも使用される。

半導体チップだけでなく、衛星やミサイル、

EV、スマホなどの主要技術の重要な部品の

製造に幅広く使用されている。

現在、米国はレアアースは輸入に依存して

おり、輸入の78%は中国からの輸入だ。

米国は、1980年代までは希土類元素で世界

最大の生産力を備えていたが、安価な中国産に

圧されて、工場閉鎖に追い込まれてしまった。

中国がレアアース禁輸を実行すれば、米国の

先端産業は大打撃を被り、米中双方の経済

のみならず、先進国全体の産業を窮状に追い

込むことになると指摘されている。

中国は、次のステップに備えて、既にレア

アースの生産削減に着手しており、品不足や

価格高騰の可能性が高まっている。

削減計画では、レアアース分離・精錬枠を36%

削減し、国内生産量を5年ぶりの低い水準と

なる4万5000トンに抑制する。

これは国内需要を充足できる程度の供給規模と

推測されている。

米国は、中国製品約3000億ドルに対する最大

25%の追加関税対象品で、レアアースを除外

しているが、中国はそんなに甘くはない。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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