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地殻が割れて発生する地震では、1週間ほど前の
初期のひび割れの際に電磁波が発生する。
この電磁波が上空の電離層に作用し、通常は上空
60km~800kmに存在する電離層が、電磁波の
影響を受けると地上数Kmにまで近づくという。
地上から電離層までの距離が近づくことにより
電離層で反射する地上からの電波に時間的な
ズレ、乱れが発生する。
全国の15ヶ所に設置されている電波受信所で
電波の乱れ、異常を捉えて解析して電磁波の
発生個所を特定して地震発生を予知するもの。
この電磁波研究を進めて予知を試みているのが
電気通信大学早川正士名誉教授。
最近では2015年2月17日の午前の三陸沖地震
M6・9(震度4)と、午後の岩手県沖M5・7(5強)。
2012年3月14日の三陸沖M6・9(震度4)、千葉県
東方沖のM6・1(同5強)も予知されている。
直近の予測では、3月中旬に東日本大震災の被災
地を含む北海道の十勝沖から岩手県沖にかけて、
M5・5規模、最大で4程度。
また、18日までには伊豆諸島から小笠原諸島に
かけてM5・5規模で震度4程度が起きうると予測。
予知精度が上り、実用化されることを願うばかりだ。
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