我々の口中(口腔内)には700種にも達する細菌が
住み付き、よく歯を磨く人で1000億個、あまり磨か
ない人では数千億個、ほとんど磨かない人ならば
1兆個もの細菌が存在するとされる。
これらの細菌には虫歯の原因となるミュータンス菌
だけでなく、全身疾患に結び付くカンジダ菌、黄色
ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌のほか、インフル
エンザ菌も含まれる。
口内細菌の中で、特に問題なのが歯周病の原因と
なる歯周病原細菌で、他の細菌と共に集合体を
作りねばねばした「バイオフィルム」であるデンタル
プラークとなり、歯垢の源となる。
バイオフィルムが歯と歯茎の間の溝、歯周ポケットを
作って炎症を起させ歯周病を発症させる。
インフルエンザウィルスは、細胞内に入り込んで
増殖し、分株して新たなウィルスとなる時には
ウイルス表面の酵素「ノイラミニダーゼ(NA)」の
働きで自身を本体から切り離して増殖する。
この増殖に欠かせないNAの働きを促進させる
2種類の細菌がバイオフィルムに含まれている
ことが突き止められている。
この細菌の培養液にインフルエンザウィルスに
感染させた細胞を入れると、細胞からのウィルスの
放出量が、通常の21~28倍となり、リレンザや
タミフルを投与してもウイルスの放出量は抑えろ
ことが出来なかったという研究報告がある。
歯周病発症を防ぎ、インフル感染を抑制するには
口内細菌の駆除、先ずは歯磨きの励行だ。
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