毎日、コーヒーを４杯以上飲む５５歳未満の人は
飲まない人に比べて、男性では１．５倍、女性は
２．１倍もの高い比率で死亡リスクが高くなるとの
疫学調査結果が発表された。
米国のサウスカロライナ大学の研究チームが
４万４０００人を対象にして１７年間に亘って行った
追跡調査結果によるもの。
コーヒーが備えている成分の内のどの成分と
因果関係が在るのかは今後の研究を待つことに。
また、５５歳未満に限る結果であり、高齢者には
このリスクは当てはまらないようだ。
１週間に２８杯以上、コーヒーを飲む若い人に
対して注意を呼び掛けている。
従来の研究報告とは逆の内容で戸惑いが多い。
同じ米国の調査報告では、コーヒーを毎日３杯
以上飲む人の一般的な原因による死亡リスクは
１０％低くなる効果を備えているとするものがある。
また、米国の国立がん研究所が２０１２年に発表
した調査研究では、コーヒーを多く飲む人ほど
死亡リスクが低くなると報告している。
コーヒーの成分が備えている抗酸化作用で、
細胞組織を傷つける要因を除き、インスリン
抵抗性が改善されるとしている。
コーヒーの功罪を気にする人には困った報告だが、
コーヒーは薬ではなく、楽しみで飲むものだ。
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