其の壱の続き
■オスとメスの頭脳と肉体の役割分担は、気が遠くなるほど長い時間をかけて、少しでも順調な生殖行為が出来るように完成したのですから、それを浅知恵で勝手にいじくり回しては行けません。
少年は祖母、両親と4人家族。祖母と父親の話では、小学生のころは手品などに興味をもっていたが、中学校に入ったころから銃に強い関心を示しはじめ、モデルガンを買い始めた。……洋服だんすには大小のモデルガンが10丁ほどあった。ハンガーで作った弓や……
と極普通の事が、何だか異様で病的なニュアンスで朝日新聞は報じていますなあ。有性生殖をする種には区別は有っても、メスに選ばれるために全てのオスは強さをアッピールしなければならない宿命を持っています。この宿命を根こそぎにされたらオスは困ってしまって、いよいよ追い詰められたらメスにでもならないと仕方がないなあ、と思うオスが増えてしまいますぞ。オスを変な風にいじくる時代ですから、それをテレビもよくよく考えて中性型のタレント?を扱った方が良いでしょうなあ。どうしても我々、愚かな国民はテレビに映し出される物事を一種の「標準」や「平均」や「普通」と考えてしまいがちなのですから……。
■宮城県の少年の事件に戻ります。警棒や手錠などを盗んでは行けませんが、警察官や軍人に少年が憧れるのは悪い事ではありません。アニメの主人公や格闘家に憧れるのと同じで、それは強くなりたいというオスの感情ですから、これを乱暴に否定するのは危険なことです。少年の罪は窃盗と傷害なのですから、武器に興味を持ったこととは区別しなければなりませんぞ。逆に言えば、メスが「弱いオス」を好むようになったらその生物は絶滅します。しかし、嬉しい事に、強いと思って結婚したら本当は弱いダメ・オスだったと怒って離婚してしまうメスがどんどん増えているようなので、日本人の種はまだ大丈夫かも知れません。「優しい人が好きです。」などと体裁を付けていないで「強く男が好きです」と正直にマスコミは伝えて欲しいものです。強さは経済力・学歴・社会的権力・体力・戦闘力……と各種揃っていますからメスは自分の判断尺度と鑑定眼を磨いて欲しいものですなあ。オスはそれに合わせて努力するものです。
■本を読むなら新旧取り混ぜた戦記物、映画は戦争映画やアクション映画、アニメはロボット戦闘ものでプラモデルは軍艦と戦車、モデルガンを手に持って本物を想像する。それはまったく異常な事ではありません。ここで話題を変えますが、日本ではなかなか臓器移植手術が受けられずに困っている人が沢山いまして、移植自体に関してはそれぞれの死生観が有りますから一概には言えませんが、問題は、移植先進国の米国に行こうと募金活動までして頑張る人たちが時々ニュースに出て来る事です。それも一種の感動的な美談として報道されています。日本では手術が受けられないから、米国に行く、それに誰も異論を挟みませんなあ。
■それならば、日本で所持が許されない銃器を、一定の金銭を支払えば好きなだけ発砲できる国が有るのですから、武器に興味を持った若者が気楽に発砲体験するのを普通の事として受け入れるべきではないでしょうか?グアム島のようにとても行き易い観光名所でも、いろいろな銃を撃たせてくれます。しかし、趣味としてそんな場所に繁々と通って銃を撃って来るという人は、一種の異常者として扱う風潮が日本には有るような気がします。別に、人殺しに行くわけでもなく、悪評高い少女売春目的の観光旅行でもない本物の銃器を撃ちに行く小旅行は、臓器移植と同じく日本で出来ない事を海外でするだけの話なのですが、どうも銃器に対するアレルギーがおかしな方向に進んでいるようです。
■海外の、どんなに小さなガン・クラブでも、慎重な銃器の扱い方を徹底的に教えてくれます。「装填(そうてん)済みの銃器を絶対に人に向けるな!」「銃口を絶対に覗き込むな!」「台に置く時には弾倉を取り外せ!」と喧(やかま)しく教えてくれます。そんな場所で射撃を楽しんだ後、どうしても人間を撃ち殺したくなるような馬鹿者は、放っておいても残虐な事件を起こしてしまうでしょうから、これは別の問題になります。正常な精神の持ち主ならば、硝煙の臭いと発砲の衝撃を経験すれば、気楽には扱えない道具だと身に染みて理解するものです。米国のように家庭に常備などする必要は無いし、そんな国になって欲しいとは金輪際思いません。強盗に押し入る馬鹿者が、ピストルが何処かに有ると考えるようになると、軽機関銃を持って犯行に及びますから、とても物騒なことになります。銃刀法は今のままで良いでしょう。でも、どうしても実弾を撃ってみたいと真面目に思っている国民に、基本的な銃器の扱い方を教えるサービスを自衛隊がやっても良いと思いますなあ。徴兵制に繋がるような国民全員に押し付けるのは困るので、強制ではなく希望者に対するサービスとして体験入隊の内容を少し変えれば良いだけです。勿論、ふざけ半分で銃器を扱うような馬鹿者には問答無用の鉄拳制裁が加えられることを承知する旨、一筆取って置きます。
■変な話ですが、闇組織が膨大な数の拳銃を密輸していながら、その扱い方が下手クソなヤクザさんが持ち歩いているような現状は解消して欲しいものです。ヤクザさんは指つめにも使える伝統的なドスで勝負して欲しいのですが、飛び道具を使うのならば、カタギの皆さんが居ない所でプロ同士だけで使って頂きたいし、所構わず下手クソな射撃をされては迷惑です。ホテルやスナックで素人さんに流れ弾を当てるなど、任侠道の風上にも置けない外道ですなあ。しかし、それと武器に対する興味自体を病的なものとする誤解は区別して置かないと行けません。
■憲法9条死守!を日本国内だけで叫び続けるのも、強くなりたい衝動や、それと連動しているオスの性欲をサイバー・ネット空間で満たそうとするのも、生々しい相手に接触しない点では、同じくバーチャルです。憲法9条を押し立てて拉致被害者を奪還する交渉をするとか、国境線問題の一つでも解決して見せないと、それは日米安保条約と東西冷戦の特殊な事情の中で見た白昼夢を正夢だと思い込んでいるだけということになるでしょう。同じように、ゲーム・ソフトの映像の中で筋肉隆々の悪者?を数百数千人打ち倒して、自分が強くなった幻想に浸っているのも、同じくバーチャルな自己満足でしょうなあ。
其の参に続く
■オスとメスの頭脳と肉体の役割分担は、気が遠くなるほど長い時間をかけて、少しでも順調な生殖行為が出来るように完成したのですから、それを浅知恵で勝手にいじくり回しては行けません。
少年は祖母、両親と4人家族。祖母と父親の話では、小学生のころは手品などに興味をもっていたが、中学校に入ったころから銃に強い関心を示しはじめ、モデルガンを買い始めた。……洋服だんすには大小のモデルガンが10丁ほどあった。ハンガーで作った弓や……
と極普通の事が、何だか異様で病的なニュアンスで朝日新聞は報じていますなあ。有性生殖をする種には区別は有っても、メスに選ばれるために全てのオスは強さをアッピールしなければならない宿命を持っています。この宿命を根こそぎにされたらオスは困ってしまって、いよいよ追い詰められたらメスにでもならないと仕方がないなあ、と思うオスが増えてしまいますぞ。オスを変な風にいじくる時代ですから、それをテレビもよくよく考えて中性型のタレント?を扱った方が良いでしょうなあ。どうしても我々、愚かな国民はテレビに映し出される物事を一種の「標準」や「平均」や「普通」と考えてしまいがちなのですから……。
■宮城県の少年の事件に戻ります。警棒や手錠などを盗んでは行けませんが、警察官や軍人に少年が憧れるのは悪い事ではありません。アニメの主人公や格闘家に憧れるのと同じで、それは強くなりたいというオスの感情ですから、これを乱暴に否定するのは危険なことです。少年の罪は窃盗と傷害なのですから、武器に興味を持ったこととは区別しなければなりませんぞ。逆に言えば、メスが「弱いオス」を好むようになったらその生物は絶滅します。しかし、嬉しい事に、強いと思って結婚したら本当は弱いダメ・オスだったと怒って離婚してしまうメスがどんどん増えているようなので、日本人の種はまだ大丈夫かも知れません。「優しい人が好きです。」などと体裁を付けていないで「強く男が好きです」と正直にマスコミは伝えて欲しいものです。強さは経済力・学歴・社会的権力・体力・戦闘力……と各種揃っていますからメスは自分の判断尺度と鑑定眼を磨いて欲しいものですなあ。オスはそれに合わせて努力するものです。
■本を読むなら新旧取り混ぜた戦記物、映画は戦争映画やアクション映画、アニメはロボット戦闘ものでプラモデルは軍艦と戦車、モデルガンを手に持って本物を想像する。それはまったく異常な事ではありません。ここで話題を変えますが、日本ではなかなか臓器移植手術が受けられずに困っている人が沢山いまして、移植自体に関してはそれぞれの死生観が有りますから一概には言えませんが、問題は、移植先進国の米国に行こうと募金活動までして頑張る人たちが時々ニュースに出て来る事です。それも一種の感動的な美談として報道されています。日本では手術が受けられないから、米国に行く、それに誰も異論を挟みませんなあ。
■それならば、日本で所持が許されない銃器を、一定の金銭を支払えば好きなだけ発砲できる国が有るのですから、武器に興味を持った若者が気楽に発砲体験するのを普通の事として受け入れるべきではないでしょうか?グアム島のようにとても行き易い観光名所でも、いろいろな銃を撃たせてくれます。しかし、趣味としてそんな場所に繁々と通って銃を撃って来るという人は、一種の異常者として扱う風潮が日本には有るような気がします。別に、人殺しに行くわけでもなく、悪評高い少女売春目的の観光旅行でもない本物の銃器を撃ちに行く小旅行は、臓器移植と同じく日本で出来ない事を海外でするだけの話なのですが、どうも銃器に対するアレルギーがおかしな方向に進んでいるようです。
■海外の、どんなに小さなガン・クラブでも、慎重な銃器の扱い方を徹底的に教えてくれます。「装填(そうてん)済みの銃器を絶対に人に向けるな!」「銃口を絶対に覗き込むな!」「台に置く時には弾倉を取り外せ!」と喧(やかま)しく教えてくれます。そんな場所で射撃を楽しんだ後、どうしても人間を撃ち殺したくなるような馬鹿者は、放っておいても残虐な事件を起こしてしまうでしょうから、これは別の問題になります。正常な精神の持ち主ならば、硝煙の臭いと発砲の衝撃を経験すれば、気楽には扱えない道具だと身に染みて理解するものです。米国のように家庭に常備などする必要は無いし、そんな国になって欲しいとは金輪際思いません。強盗に押し入る馬鹿者が、ピストルが何処かに有ると考えるようになると、軽機関銃を持って犯行に及びますから、とても物騒なことになります。銃刀法は今のままで良いでしょう。でも、どうしても実弾を撃ってみたいと真面目に思っている国民に、基本的な銃器の扱い方を教えるサービスを自衛隊がやっても良いと思いますなあ。徴兵制に繋がるような国民全員に押し付けるのは困るので、強制ではなく希望者に対するサービスとして体験入隊の内容を少し変えれば良いだけです。勿論、ふざけ半分で銃器を扱うような馬鹿者には問答無用の鉄拳制裁が加えられることを承知する旨、一筆取って置きます。
■変な話ですが、闇組織が膨大な数の拳銃を密輸していながら、その扱い方が下手クソなヤクザさんが持ち歩いているような現状は解消して欲しいものです。ヤクザさんは指つめにも使える伝統的なドスで勝負して欲しいのですが、飛び道具を使うのならば、カタギの皆さんが居ない所でプロ同士だけで使って頂きたいし、所構わず下手クソな射撃をされては迷惑です。ホテルやスナックで素人さんに流れ弾を当てるなど、任侠道の風上にも置けない外道ですなあ。しかし、それと武器に対する興味自体を病的なものとする誤解は区別して置かないと行けません。
■憲法9条死守!を日本国内だけで叫び続けるのも、強くなりたい衝動や、それと連動しているオスの性欲をサイバー・ネット空間で満たそうとするのも、生々しい相手に接触しない点では、同じくバーチャルです。憲法9条を押し立てて拉致被害者を奪還する交渉をするとか、国境線問題の一つでも解決して見せないと、それは日米安保条約と東西冷戦の特殊な事情の中で見た白昼夢を正夢だと思い込んでいるだけということになるでしょう。同じように、ゲーム・ソフトの映像の中で筋肉隆々の悪者?を数百数千人打ち倒して、自分が強くなった幻想に浸っているのも、同じくバーチャルな自己満足でしょうなあ。
其の参に続く