【平日の小松行きはほぼ満席】
雨がすっかり上がり、強い晴れ間が入る羽田第一ターミナルでは、出発予定時刻の15分前から最終入場が開始された。
よほどスムーズだったのか、予定5分前には機内でCA以外に動く人もおらず時間前には飛びそうな雰囲気に。
座席を見渡すとクラスJは満席、普通席は95%程度の乗車率で定員MAXに近い160名ほどの乗客を乗せて出発1分前には左舷の扉が完全にしまったのだった。
【台風の影響は様々なところへ】
当機が実際に離陸したのは定刻の出発時刻から12分後のこと。
羽田空港発の飛行機にしては珍しく早めに離陸したような気がする。
しかし、ここからが慣れない飛行機との戦いが始まるのよ。
工程上の時間は、わずか一時間であり、離着陸時のロスタイムを除けば、実際のフライト時間はたった30分ほどだ。
しかし、シートベルトサインが消えるまでの時間がなんと長かったことか。
かなりの右旋回や段階別に生じる急上昇など、天候に勘案したフライトがなされているためだろう、久々にジェットコースターに乗って気持ち悪くなる感覚を味わうことになった。
事実、CAがドリンクサービス(ホットは悪天候を理由にサービス中止)を始めたと思ったら、それが終わるころには着陸態勢になる直前だったからね。
【地方空港あるある?】
結構長い低空飛行からの強めのランディングに、ドキドキを感じつつ定刻より2分早く無事に小松空港へ到着した。
出口までは一本道のルートで導かれ、気づけばどこかの駅舎に迷い込んだ感覚に。
ここからはシャトルバスで福井へ向かうのだけど、目立つように「バス乗り場」の案内はあるものの切符売り場が見つからない。
事前に調べていた情報によれば、バスチケット売り場がバス乗り場の近くにあるということだったが・・・
バス乗り場と空港内を何度も出たり入っていたりしていると、どうやらその切符売り場は、空港を出て左側に自販機が3台並んでいたのを発見する。
「みんなここからどうやって移動するのだろう」
と心配になるほど、バスのチケットが売れていない。
それでも多くのバス利用者は金沢行きを選択しているようで、福井行きの利用者は20数名といったところか。
ちなみにバスの世界では絶対にありえない(タブーってことね)「早発」がこの福井行きでは行われていた。
だけど、地方空港であるが故、到着便からの乗客の流れはバスのドライバーでも確認できるため、それができるということなのだ。
こちらとしては、最もタイトな移動になるので、本当にありがたかったけどね。
<でも車両は年代モノだし、座席間はキツキツ。満席だったら苦痛も倍増?>
<ご覧のとおり、自分の膝が前の席を強く押して少し動いていることがわかるでしょ。こんなキッツキツのバスって今どき無い気がするけどなぁ・・・>
【さながら観光バス気分?】
発券チケットをもぎりながら、行き先を確認するドライバーさんが、定刻の3分早く出発してからすぐのこと。
バスガイドよろしくで、地元の訛り全開で丁寧に目的地(福井駅)までの案内をしてくれる。
本当に案内が丁寧で降車の方法や遅延のおそれ、ごみの取り扱いまで細かなところまで・・・ホントに恐縮する。
しかも乗客全員が福井駅まで行くことを確認しているのに、途中の降車ポイントでは降りる人いないかと注意深く重ねて確認する。
結局のところ、福井駅近くで工事渋滞に巻き込まれたものの出発時間が多少早かったことや途中の丸岡ICや福井北ICで降車客がいなかったことから、福井駅東口に定刻の9分前に到着した。
【PS】
なぜ北陸鉄道の切符なのかという疑問あり。
京福バスは北鉄と何の関係もないはずだが・・・
小松空港からの主力バスである金沢方面行きを担っているのが北鉄だから徴収業務も担っているのかしらね・・・と想像してみたり。
あとこの自販機、suicaなどの交通系ICでも購入することが出来るのだけど、とにかく自販機のレスポンスが悪い。
IC払いを選択しているのになかなかセンサーが対応しなかったり、現金払いでも極端におつりが出るスピードが遅かったり。
極め付きは、肝心のチケットが発券されるスピードが極遅!
これ、早々に絶対何とかしたほうがいいですぜ、北鉄さん。
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