Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

飲食業における通いたい店の定義とは

2021年03月31日 23時59分59秒 | Weblog

【居酒屋系の飲食店で勘案】


飲食業といっても、とにかく範囲が広いので居酒屋系のお店を例に自分なりの定義という解釈を綴っていきたい。


なお、ここでいう居酒屋系とは、規模として個人経営の小さいお店からチェーン店をいい、ジャンルは屋台程度の焼鳥屋から高級な割烹居酒屋の範囲で評価させていただきたい。



【割烹系居酒屋はどうか】


割烹系は、個人経営の店からレストランまであると思うが、どこも共通して一言でいうなら
「高くて旨いのは当たり前」ということだろう。


高いお金を出して食べるということは、場所代を除き材料費に経費をかけているわけだから、美味しいのは絶対条件だよな。
しかし通えるお店かと言われれば、財布事情を鑑みれば年に数回程度通うお店となろう。


「築地から仕入れています、豊洲から仕入れています」というお店がお値段を安く提供するはずない。寿司屋の一流が銀座の一等地で勝負しているのとワケが違うのだから、それで値段に見合わない仕事をしている店に通いたいわけないし繁盛するはずもない。)



【チェーン店の居酒屋はどうか】


これまで様々な形態のチェーン店に通ったが、結局、モンテローザ系でもなくチムニー系でもない他の少し路線が王道と異なるフランチャイズチェーンのお店に自分は最も通うことになった。


これは、有名大手チェーン店は回転率を鑑みて若者の相場に設定するのが基本だと考えているからだ。
つまり、ここの相場が最安ベースだと考えると、”おひとりさま”が落ち着いて贔屓に通える店にはならない。


そうなると誰にも邪魔されず、喧騒さがそこそこ抑えられ、そこそこの値段でそこそこの味で満足するレベルを求めるとそういう結論になった。


もちろん、接客面や料理の面で割烹系と比べるとどうしても劣るけれど、お値段を考えれば割り切る必要がある。
なぜなら、社員よりも責任がないバイトが店の大部分を回しているからだ。



【個人経営系の居酒屋はどうか】



割烹居酒屋に属する場合は、そちらとも理論が重複するが、個人店に言えることはチェーン店よりも個性のある「居付きの常連」が存在することだろう。


その理由は簡単で、太客とかマメに通う客または通ってくれそうな客について、店側がそんな客を離さないようアレコレ手を打つからだ。


例えば、料理や酒をまれにサービスしたり、メニューを開拓してくれたり、特別にその個人に合うような(好みの)料理を用意してくれたり、特別に仕入れを調整してくれたりするなどがある。


ところがこうした店の場合、一人でしっぽり飲みたいときは向かないケースも多い。
店側が手透きになると話しかけてくるだろうし、世間話以上の情報交換を求めてくる場合があるからだ。


特に“おひとりさま”の場合、カウンターに通されるわけだから、それが顕著になること必至。
こっちがしゃべりしたいときは全く問題ないけれど、多くの”おひとりさまの黒帯”って、きっと静かに飲みたいはず。


逆に店主らが“寡黙”であるのにもかかわらず、混雑頻度が高いお店は「味はそこそこ又は美味しく、そしてお値段もまあまあ若しくは安い」ということが言える。


自分も本来ならば、そういったお店に通いたいのだが、そんな理想的ななかなか出会えないし、紹介してもらったとしても厚い常連の壁(プレッシャー)を簡単には超えられないから難しい。



【ゆえに通いたいお店は2択になる】


食べて飲んで納得できるお店は、「安くてうまい」だけではなくて、もう一つの選択として「どちらもそこそこ」(ムラはあるが概ね期待できる)だということになる。


そうした条件に加えて、チェーン店よりも個人店系の方が縛られたメニュー以外の料理や酒が味わえる期待があるから、かなり優位だろうと思う。


しかし個人店は、常連を含め敷居をまたぐには、それなりのハードルが必ずある。
そうなると個人店狙いなら、新規開店の個人店をひいきにしていくほかないだろう。


まあ都合よく近所にそんな店は沸いてこないので、チェーン店でも融通が利くフランチャイズ店、もしくはフランチャイズ店から独立したお店が「そこそこ」であってねらい目の通いたい店の候補になるところだと思う。


実際に今、自分が通う店は味も値段もいわゆる「そこそこ」のお店であるし、財布が一層厳しくなったら、近所で最も安く飲める(チェーン店だが)博多劇場へ流れ込むスタンスになっている。


当然、新規OPENする個人店の情報にもアンテナをビンビンに張ってところである。
でも、時短要請中で新規開店なんかするわけないし、今行っているお店も限定的なんだよなぁ・・・



【PS】


「モンテローザ系でもなくチムニー系※」の店に通いたいという候補店がない理由がオレにはある。
GoToイート実施期間や行きつけのお店をいったんリセットした期間について、あちこち赴いたからだ。


この頃って、どうしてもネット予約がお得になるから、そちら系を中心に先行するため、ネット予約できる個人店を織り交ぜながら、※の店を片っ端から利用した経緯がある。


両チェーン店に共通していたのは、モンテの魚民・笑笑・白木屋を除き、料理単価(客単価)が結構高かったということだ。それは自分が片っ端からお邪魔した各店舗での飲食が、ほとんど6000円を超えたため、このことが言えると思う。


勿論、行きつけだったお店で飲食する程度のメニューを発注していたから、偏りはない。
正直なところ、個人的には1回あたり3000円前後で支払は納めたいというボーダーがある。


まあ、食べて飲んだとして4000円以内という目標がある。
自分の場合、6000円を超えていい場合は、旅行先または年に数回だけ行く割烹居酒屋と決めている。


そうなると、チェーン店での飲食であっても、行く店の選択を間違えたり、気を遣わずにオーダーしてしまうと案外バカにならないことをこの時期で知ったともいえる。



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JAL修行僧 「表向きは正式に排除されていた」

2021年03月30日 23時59分59秒 | Weblog

【気づいた人は気づいている】


過日お知らせしたものと記憶しているが、JALから「JALセレクション“日本地区” e JALポイントコース」以下、「セレクション」という。)がコロナ禍の折りから、30000ポイントが先日いよいよ寄贈された。


もう記事を正式にUPするころには第4波の話題で持ちきりだろうと思うのだが、先の緊急事態宣言が解除されたタイミングで、この頂いた30000ポイントをすべて旅券(eJALポイント経由)に替えた。


つまり、今年度もサファイア級のステイタスは確保しようと修行に乗り出したわけ。
ところが・・・だ。


いわゆる修行僧が御用達である”とある路線”予約しようとしたら、昨秋は予約できたのに今回HP経由で予約できなくなっていた。


「あれ、去年は出来たのにな?」


何か間違えたのかと思って、何度か十分にチェックしながら予約を進めるのだけどどうしても予約ができないんだ。
路線限定かと思って他の路線も試したのだけれど、やっぱり予約できなかった。


どうやら同一区間(同一路線で同一方向のこと)について、同一日に1往復以上の予約が「なぜか」公式HPから出来なくなってしまったのだ。


昨秋までは、問題なく予約が出来たというのに。
これってどういうこと??


何度試しても、
「日程上、実際にご利用いただけない複数の予約は承ることができません。」


エラーが出るばかり。
いやいやいやいや、日程上というか工程上可能なので、実際に利用するのですけど??



(この画像が何度もHP上に出てくるんだわ。完全に修行僧殺しの施策だと画面を睨みつけてみるが当然変化する訳でもないww)



【ひとまず予約は電話で】


予約が出来ないことにイライラしても仕方がないので、電話窓口(プレミア専用デスク)から予約を敢行。
そこで・・・


「同一日、同一区間の予約が出来ないので予約をこちらの電話からお願い出来ませんか。ええ、そうです。何月何日の○○便です。はい、わかりました、ありがとうございます。」


オレが電話口で発した言葉はたったそれだけ。
電話の向こうも、本来なら予約が出来ないとも言わず、普通に予約を受けてくれたわけだ。


まあネット上から予約が出来なくなった理由を電話窓口の方に聞いたところでまともな答えが返ってくると思わないので、簡潔に用件を伝えるだけで電話を切った。


つまり、ネット上では受け付けないが電話なら受け付けるワケなので、この時点で約款などのルールに抵触しているわけではないと判断できた。



【逆に納得できなくなった】


ネットだと予約できないけれど電話だと予約を普通に受け付けるということが、逆にモヤモヤするよね。
そもそも以前はネットで予約できたんだから、修行僧は表向きには簡単に予約ができないように対応したってこと?


そう思うと念のため、この件についてすっきりしておきたいと考えたため、JALの問い合わせ相談窓口へ、①同一日、同一区間の予約が出来なくなった理由、②昨秋はそうした予約は出来たのに今回出来なくなった理由の2点を尋ねたんだ。


なお、いずれもそれらの理由がHP上にすでに情報公開されている場合は、お手数だがリンクのご教授をお願いしますと添えて質問した。


すると、中一日という高速回答があった。
返答分については加工なしの一部抜粋文を以下へ転載する。



【実際の回答】


(前文省略)弊社グループ便のご予約につきましては、ご搭乗につながらない予約があることで、本当にご搭乗いただけるお客さまに座席を提供できていない場合がございます。


一人でも多くのお客さまに予約していただける機会をご提供するために、重複する予約はご遠慮いただいておりますことを、誠に恐縮ながらお伝え申し上げます。


つきましては、弊社Webサイトにてご案内しておりますので、ご覧いただけましたら幸甚に存じます。


<JALグループ便予約時のお願い>
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/reservation/bookingpolicy/index.html



【回答になっていませんけどね】


上述のとおり、自分が発信した質問については、ひとつもストレートに返事は頂けなかった。
ただし、①についての質問については、添付されたリンクから、それとなく修行僧を排除したい理由が汲み取れたので解説したいと思う。


ちなみに②の質問について、回答を得られなかったことは遺憾だが、今季からそう配慮したのだろうと理解するほかなさそうだ。



【解説。重複予約の意味など】


・・・日程上実際にご利用になれない複数のご予約をお持ちの場合、いずれかのご予約を予告なく取り消しさせていただく場合がございますのでご了承ください。


・・・と記述があるが、逆にそんな行動できない計画を立てる修行僧はいないはずだから、それをどのようなことを指すのか不明なのだが、本来ならハッキリ「無駄な往復」とか切り捨ててもらった方がスッキリするけどね。


そして・・・“重複予約の定義”「第2章 旅客運送」「第1節」「第13条 座席の予約」 「8項」から抜粋。


会社は、一旅客に対して二つ以上の予約がされており、且つ次のいずれかの場合には、会社の判断により、旅客の予約の全部又は一部を取消すことができます。


(1)搭乗区間が同一で、搭乗便出発予定時刻が同一又は近接している場合
(2)その他、旅客が予約のすべてに搭乗すると合理的に考えられないと会社が判断した場合


近接というワードが「不可解な折り返し」という表現を意味しているのだろうけれど、それらをひっくるめて修行僧の予約行動がJALの判断によって予告なく取り消される場合があるということなんだよね。



【つまり、こういうこと】


“同一日、同一区間”については、JAL側として、そんな予約は合理的に考えられないため、HP上から予約が出来ない状況になっている。


同様にそれが電話予約によって予約が行われ、予約不能状態が解消されたとしても、JAL側の判断によってはその予約を勝手に取り消す場合もあるということ。


だけど個人的には、それってかつては表向きの対応だったからHP上からの予約でも受け付けたものの、コロナ禍のこともあって、「予約できないように」配慮したものと考えられる。


だから、電話予約によって修行のための重複予約を行ったが、おそらく取り消されたりすることはないと思っている。
ただし、ルール上では取り消されることもあるということは踏まえておかなければならないけどな。




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柚月裕子作品を読破して(あくまで個人的な感想だぞ)

2021年03月29日 23時59分59秒 | ハマった小説の話

【厳密には書籍化された16作品になる】


本来なら、作品発表順でコメントしたいのだけど、同氏の作品のいくつかはシリーズ化されているものもあるので、「シリーズもの→単発もの(発表順)」として講評したい。


なお、作品名の後に続く数字が評価点(おすすめ度)になっていることを申し添えたい。
(評価点とは言いながら、個人的な趣味と感想なのであしからずです)



【佐方貞人シリーズ】


検事が主人公の痛快解決もの。
最初の作品「最後の証人」以外は、過去の検事時代を綴った短編集となっているテイだ。


なお、「最後の証人」という作品だけは、個人的にリアルとかけ離れた法定討議が展開された表現がなされていたため、チョット萎えたので評価点は低くしてある。


しかし、全作ともきわどい表現も少なくて非常に読みやすいから、柚月裕子作品を知る上ではおススメのシリーズ。
今後も短編集として作品がupされる期待があるので、それだったらそれも待ち遠しいところ。


「最後の証人」70
「検事の本懐」80
「検事の死命」80
「検事の信義」80

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【孤狼の血シリーズ】



このシリーズはもしかしたら一番初めに読まないほうがいいかもしれない。
なぜなら、柚月裕子作品を知るうえでのベースとなる作品と一線を画しているからだ。


だけど、このシリーズは名作中の名作。
三作目のラストは、どう理解していいか何度も読み返したほどだし。


なお、一,二作目の主観対象は、広島県警に配属された若手以上中堅以下で本庁所属だった男。
一作目が過去ログでも紹介した通り、強烈かつ読者を裏切る展開で度肝を抜くこと必至。
(映画化もされているくらいの転調と展開が読み手を一切飽きさせない。)


あの「仁義なき戦い」のオマージュ作品ではないかと揶揄されることもあるようだが、背景のリアルなところの描写が全く異なるものだと個人的に考えている。


また、三作目に関してだけは、これまでの主人公となっていた刑事が脇役としてだが、しっかり登場するので一作目から順読みで大筋を把握しておかないと面白みが欠けるので注意。


同様に、二作目の「凶犬の眼」が1作目を踏まえて読み進めると主人公の行動を含め、裏社会との関係性が面白く引き出されていて、シリーズ中、最も面白かったと思う。


「孤狼の血」99
「凶犬の眼」100
「暴虎の牙」75

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【その他書籍化されたもの】


「臨床真理」60

臨床心理士の若手女史が主人公かつ縦軸で主観となっている作品。
途中、主人公にまつわる行動を含め、読んでいながら胃液が上がってくるほどのリアルな描写と緊迫感がもの凄い。


とにかく途中でも読みながら思わず本を閉じたくなるくらい臨場感が伝わるところがすごいので読むほうもマジで注意だ。
個人的にR50くらいの制限があっていいほどリアルな表現になっていると思っている。


ただし肝心のストーリーは、とても背景がしっかり組み立ててありながら、冒頭で話の系統がバレてしまう。
しかも、中盤で犯人がミステリー好きならすぐ分かってしまうという粗削りなところが残念な作品になっている。


そのため評価点は下げたが、こんな緊迫感とこんな世界にこんな展開かと常にドキドキしてしまう構成は、ある意味”名作”なのかも。

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「蟻の菜園〜アントガーデン〜」79

主観はフリーの女性ライターだが、ストーリーの縦軸および主人公は
生活弱者の姉妹となっている。
その姉妹の幼年期から現在に至るまでが綴られている長編推理小説となっている。


警察とともに主観者らが事件を追う展開と姉妹側の視点の2画面でストーリーが進む。
柚月裕子氏が最も得意とするジャンルや系統でこの作品を作り上げている、名作の一つと思う。



「パレートの誤算」90

自分が一番最初に柚月裕子氏の作品に触れた作品。

後に分かったことだが柚月作品全般そうであって、タイトル名が作品のラストになってその意味が分かるという手法になっている。


ゆえに、この作品に触れてこの作家さんは「こんなタイトル名を付けるんだぁ」と感心。
自分なら、もっとわかりやすくしてしまう?とも思ったもの。


さて、肝心の本筋について。
役所で働く若き女性職員が主人公のもので、生活保護受給者にまつわるストーリー。


展開が終盤一気に進むので、そのゾーンに入ったら本を閉じることなく読み切ることになるだろう。

だからと言って、序盤の前振りが後々しっかり効いてくる展開なので前半を整理しておく必要がある王道のミステリー小説だ。



「朽ちないサクラ」76

警察事務に携わる女性職員が主人公。
彼女の身の回りで巻き起こる不可解な出来事をきっかけに、独自に捜査を進めていくという作品。


ある程度進むと途中で犯人像をつかみながら読み進めることになるので・・・。
終盤に進むにつれて、ちょっとずつアレアレ?って感じになって「そんな結末??」ってね。



「ウツボカズラの甘い息」95

話の中盤までの主観は精神病を患っている30代中盤の女性。
その後、警察側へ主観が移るストーリーであり、種明かしの最終ラストだけ真犯人がこれまでを振り返る構成だ。


この作品は、ミステリー好きでも予想できない展開だったんではないかと思う。
とても丁寧に背景が整理されているので長編ではあるが読みやすい。


だからと言って前半、特に冒頭からのしばらくが本当にキモとなっている。
中盤から終盤の前半までは、ここのフリがラストに効くんだよね、これも名作だ。

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「あしたの君へ」82.5

家裁調査官の若手男性職員が主人公。
若手が抱く悩みや葛藤を織り交ぜながら進む短編連作集。


痛快とまでいかないながら、それぞれの短編作品においてスパッと解決されているところは読みやすい。


なおドギツイ演出はないので老若男女読める作品となっている。
展開は、推理小説というよりはライトな小説となっており、柚月作品の入口として良いかもしれない。



「慈雨」97.5

退官間もなくの元敏腕刑事が主人公の物語。
主人公がお遍路旅をしながら今昔に起こった事件と接することになるもの。


ミステリー小説とは一線を画している独特な時間が流れるこの作品。
とにかく、遅々として進んでいないのにお遍路旅が独特の味となり、読み止めることを許さない作品だ。


個人的に、これぞTHE柚月作品と評価してもいい。
世の刑事が、こんな正義感溢れるデカたちばかりだったらな、ここで描かれている事件もそう根深くなかっただろうし。

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「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」80


短編連作集。
主人公は元やり手弁護士の年頃女性で現探偵。


様々巻き起こる依頼や事件について、優秀な部下1名とともに元弁護士という知識を持って私立探偵らしく解決していく作品だ。


全作品中で最も柚月作品らしからぬ変化球の痛快ものになっているから、個人的にはかなり拍子抜け。
タイトルの付け方も”らしくない”から、今までの作風を考えるとかなり意外な作品といえよう。



「盤上の向日葵」85

超高価な将棋の駒が織りなすミステリー小説。
縦軸は、「天才棋士の生い立ち」及び「犯人を追う刑事たちの行動」と2画面構成となっている。


ただし、その原則は事件を追う刑事たちが主観だが、その天才棋士が主観となる場面の半々で構成されている。
長編作品だが、冒頭の伏線を最後にしっかり回収する推理小説の王道の流れになっている。


なお棋譜がところどころ登場するものの、将棋が分からない人でも、そのあたりをすっ飛ばして読んでもストーリーが掴めるところが親切設計だ。


最後に真相がわかるのだけど、きっと誰しもが想像出来なかった結末が待っていることかと思う。
最初と最後が、細長いパズルのようにつながる展開が読み手をワクワクさせる名作だ。



【まとめ】


読破した際に“柚月ワールド”という意味がきっと分かると思う。
それだけ圧倒的な取材力とエピソードの描写力で登場人物たちを明確化する物語の作り方は、とても引き込まれやすい。


なお、「臨床心理」「蟻の菜園〜アントガーデン〜」とにかくきつい描写が描かれているので、脳に刷り込みやすい体質の方は気を付けた方がいい。


自分も「臨床心理」のある場面については、長い間、頭から離れなくてモヤモヤしていた記憶が今でも残るほど。
これは主人公に置き換わった立場で映像化されるため、猛烈な吐き気が襲ってくるためだ。


男の自分でさえそう思うのだから、たぶん女性にしてみればもっと厳しい感情が沸き起こるかもしれない。
でも柚月裕子作品を理解し読破するには、避けて通れない道なのかもしれないな。


なお、明らかに系統(毛色)が異なる「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」については、そうした作品を読んだ直後か最初の最初に読むのがいいかもしれない。

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ニッサンDの対応の悪さって体質?本質?

2021年03月06日 23時59分59秒 | Weblog

【日産自のDとは過去にも諸々】


ここでいうDとは、カーディーラーのことをいう。
まあ、新たに色々あったので日産Dへ文句でも語ろうかってことです(笑)


なお、過去ログへは丁度3年前に
5連作の難あり事件の意見や感想をこちらでも綴らせてもらっているので興味ある方はそちらも良かったらどうぞご覧ください(笑)


以下リンクには、そのOP作を貼付しておいたのでご参考までに。
https://blog.goo.ne.jp/naked-soul/e/b9dadd86110a7591befe1cc635e0816a


なお、その内容を一言でそのあらすじを語るなら、日産車のオーナーとなる前までは20年くらい三菱Dに長くお世話になっていたが一度もイラっとしたことなく対応させていただいた。


ところが日産に乗り換えた直後から日産D担当者らによる問題行動・問題言動が自分に降りかかってくるのはどういうこと?っていうネタが引き起こして派生した記事でございます。




【本題に入る前に】


今の愛車である日産車を4年前に購入したのだけど、諸々あってその購入販売店とはもう付き合っていない。
そりゃあれだけいろいろあれば、関わっているだけで胸糞悪いので、その販売店の本店へ担当Dを移させてもらったワケ。


残念ながら自宅から10km以上遠くなって距離的に不便になったけれど、本店なら各担当がまともであろうから、精神的にも安定するならと判断し、そちらのDで世話になっている。


事実、自分の所属を本店へ担当Dの籍を正式に移してから、およそ1年ちょっと経つがただの一度も問題となるような案件は発生しなかったということを申し添えておこう。



【いよいよ本題】


残念ながら平和な時期は、わずか1年しか持たなかったという新しい事件が発生したんだ。
まもなく12か月点検があるというタイミングの頃、それまでの担当DのCA(カーアドバイザーという名の営業のこと)から、


「nobizouさん、すみません。12月というタイミングで異動になっちゃいました。」


と、連絡があり、特に問題なくオレと接してくれていた担当さんとはお別れになってしまった。
次回、点検でDに訪れた際、その日から前任者から引き継いで新しい営業担当がオレにつくと挨拶があるんだけどさ・・・。


前任者の異動に伴って、今回新たに若い担当がオレにあてがわれた訳だけど、その方がどうにも難ありでね。
点検作業で終わるまでフロントで待っている間、前任者同様、新任クンがオレに様々話しかけてきたのね。


前任者さんは、クルマの話というよりは世間話が中心で気分良く相手をしてくれる人だったから、その新人クンもそのテイだと思っていたわけよ。


でもねぇ、前任者からどういう引継ぎをしたのか知らないが、新人クンは次期候補車の話題やオレの好みを根掘り葉掘り聞いてくるわけさ。


前任者さんとは、そういう話題になることはほとんどなかったから、随分、この新人クンは距離を初対面から詰めてきた印象なんだ。


オレとしては、購入したいと思う時期が来たら情報収集を始めたいのだが、やたらグイグイ来るので、それなりに呼応し対応してあしらったんだ。


点検も終わり、新任クンから特段挨拶されることもなく、さっさと帰宅することになったんだけど、さほど気にも留めずに帰宅後は自宅でガッツリ昼寝していたら突然その新任クンから電話がくるわけよ。


連日のハードワークもあって、大変な疲労感からやっと眠れたところだったが、残念ながらあっけなく起こされる。
聞けば、新型ノートのカタログを送りつけたので、よろしく見てやって欲しいというもの。


たしかに次を買うなら、候補なき場合に限り新型ノートを買うかも知れないとは発言したが、すぐ買うとは言っていない。
しかも、後日に内要物を見ると御丁寧に複数の見積書まで同封されていたことに、トサカにきてしまった。


その見積書、残念ながらオレとの聞き取りから何を学んだんだというほど、全く当を得ていないものだったし、そもそも見積書なんか頼んでいないので、ガッカリ感とあの時起こされたというイライラ感しか沸いてこなかった。


振り返っても自分が三菱のDと20年以上付き合ってきた歴史の中で、こちらがお願いもしていないのに見積書を突きつけられた記憶なんか一度もない。


当然、歴代の日産Dからもそのような対応を受けたことがないから、完全なる純粋なド新人さんを付けられたのだろうか?
他のDさんもみんなそういうものなのかしら?


って思って、後日複数の同僚に確認するのだけど、そんなこと(頼んでもいないのにガチの見積もりを渡されることなんか普通は)あるわけないよと一蹴されてしまい、オレの話に誰も信用してくれなかった。


これって、その程度の資質を持つ担当を付けられたというわけなのかしら?
だとしたら、日産って(過去の一連を含めて)ホント訳わかんないなぁ。


それとも、オレが単に嫌われているから、そういう担当をつけられてしまうのかしら?
それとも、単純に殿様気質で、日産さんは商売しているのかしら?


この新人クンの一件で、ちょっと我慢の限界なんだよな。
まだまだあの店舗で点検を出すつもりだったのだけど、もう行きたくないなぁ。


もう次は、マジで禁断のトヨタに乗り換えようかしら?
(欲しい車は一つもないけどねw)




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