前編からの続き
指定廃棄物の最終処分場、選び方再検討 長浜環境相(朝日新聞) - 朝日新聞デジタル
(後編)
ついつい本線から脱線してしまうが、じゃ千葉県はドコが処分先になるだろう?
印西市に仮置場を設置しただけで、あれだけ狂ったように大騒ぎになったことを踏まえれば、相当な気遣いが必要だろう。
なにより、千葉県として同じ轍は踏みたくなかろう。
(国の周知不足が根を張っているのがそもそもの問題なのだが、今度の指定廃棄物処分地は国が決めるから、県もいささか楽だろうな)
ちなみにオレが仕入れた情報を集積すると、最終処分先候補地は、富津市か大多喜町の国有林になることが濃厚だと踏んでいる。
そもそも県内には国有林が北関東に比べ少ないのだが、これで逆に絞りやすいのかなと思う。
ちなみに県内の国有林は、東は銚子市、南は勝浦まで存在するが、そのなかでも広いエリアを有しているのが大多喜ゾーンと富津ゾーンなのだ。
関東森林管理局/千葉県内の国有林について
http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/policy/business/santi-saigai/sansai/chiba/index.html
じゃーそれのどこか?まで踏み込んで考えると、これがまたまた難しい。
いっとき、関東圏の指定廃棄物らが一点集中で処分されるのでは?と、とんでもないデマが流れた富津市鬼泪山国有林は、おそらくそうではないだろうと見込まれる。
そういえばちょっと前に流れた県議会にまで議題化されたという大ウソ情報は、果たしてどこから沸き上がったのかオレはちょっと知りたいところだが、ここではこれ以上コメントしないことにしよう。
参考:鬼泪山のデマ騒動について
http://www.pref.chiba.lg.jp/suiho/press/2012/documents/120803wanchitenzu.pdf
http://www.pref.chiba.lg.jp/suiho/press/2012/20120803wanmonitorkekka.html
http://www.pref.chiba.lg.jp/suiho/h23touhoku/kaisui/index24.html
http://www.tax-hoken.com/news_abuNg8X1sY.html
鬼泪山でない理由としては、なによりマザー牧場が隣接していることがポイントだ。
まさか県内有数の観光地をツブすことは国とて考えまいし、県も承服しないだろう。
じゃー大多喜勝浦ゾーンか?
大多喜ゾーンは、勝浦市北部と一部重なっているが、水源の勝浦ダムが近傍にあったり、なにより県内でもドル箱の観光地「養老渓谷」も近いこともあって、ちょっと難しかろう。
その他地域の銚子や長生郡にもあるが規模が小さすぎて論外。
そうなると・・・・だ。
知り合いの地元周辺関係者も戦々恐々としていたが、富津市の高宕山国有林が一番の候補になるような予想が立つ。
ただし、ここも南房総国定公園が一部に係るほか、水源地でもあるし、ニホンザル生息地、ヒメコマツという松固有種の生息地でもあってハードルが高そうなのだが、裏を返せば交通の便はある程度整っているとも読めることから、県内有力な候補地になりそうだ。
聞けば3ヘクタールほどあれば、処分地として運用可能だと言うことなので、おそらく高宕山だけでも1000ヘクタールは存在しよう。
(まあほかの候補地も十分な面積はあるんだけどね)
なお、この予想はあくまでオレの勝手な個人予想。
全くのゼロ予想であることを申し添えておく。
まあ、どこに選定しても反対運動ののろしが上がるのは明らか。
千葉市の震災がれき受け入れが最終的に拒否されてしまった問題のように残念な結果になることは、是非とも日本の産業を止めることになるので何卒地域住民の各人が放射能をもっともっと正しく理解してくれることを祈るばかりだ。
参考:千葉県内の産業会が困窮しまくっている惨状
http://www.chiba-sanpai.or.jp/outline/pdf/h23/report/ippan.pdf
(ここのP20にその意味が隠されている)
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