【それは突然訪れる】
再三コチラで語っているとおり、標記ステータスの取得って自分にとって「JGC加入への権利」でしかなかった。
ところがコロナ第二波の影響で、思いもよらぬ恩恵というか事実をある一件をきっかけに知ることになったんだ。
【代替便にすら乗れない影響】
実はある日、名古屋(中部)空港から夜の便で沖縄入りすることを計画していた。
ところがコロナ第二波の影響で1日最大4往復していたこの区間が、早朝の朝一本だけに減便されたんだわ。
つまり、自動的に自分の予約は、夜の便が欠航したため、代替便として早朝の便にスライドされた模様で。
その便は、代替便としてJALが用意してくれたわけだけど、そんなのどう旅程を調整したって夜に発つものを朝にすることなんか不可能ってなわけ。
【旅程の大幅変更で乗り切れる?】
到着地である沖縄には空港から近い宿を予約しているし、その翌日も沖縄スタートの朝便に乗る予定だったから、この日に沖縄に行くこと自体は変更できない。
かといって、その日の平日の早朝に名古屋入りすることなんか千葉在住のオレには不可能だ。
(過去ログで語ったとおり、これってそもそも高山メインの企画だったからね)
それに朝の時間に沖縄入りしたって、夜までどうするのよ。
今の沖縄はコロナも怖いし、お店も思うほど空いていないだろうから、ホテル以外どこへも行けないわけだから空港で寝ているわけにもいかない。
一番都合がいいのは、なんとかその日の夜に、名古屋発ではなくても大阪伊丹からでも沖縄へ行く便へ乗り換えできないかということ。
そこで時刻表を開くけれど、そもそもJALのHP上では、出発地の変更先の候補が中部以外にダイアログボックスが出てこないので選択肢がない。
参考までに、便をキャンセルして最終便は伊丹15:00発なので無理。
裏技的に同じ区間があるLCC(ジェットスター)も考えたけれど中部を11:00発にしか出る便しかなく断念。
じゃあ、どうしようか?
高山行きを完全に捨てるしかないのか??
【出発地を変更するしかないのか?】
自分が最終的に出した結論って、中部発ではない飛行機を選択することになったということである。
そうなると沖縄へ行くには、羽田からの直行便を除けば大阪-福岡経由などで行けないこともない。
しかし、なにせ急なことなのでほかに有力な適当な便は高騰してしまっていた。
従って、自動的に羽田からの沖縄直行便へ変更することを決めたのだけど、これって同時に“完全に”高山行きも断念するということになる。
【キャンセルすらできない、どうする?】
こうなるともう高山へは行かないわけだから、正直羽田発なら何時の便でも良くなった。
お昼の便なら、まだお安めの便が残っていたので、そっちへ予約変更するべく代替便をキャンセルかな?
・・・ところがだ。
そのページの注意書きに「代替便を一度決定してしまうとキャンセルできません」という記述が出てきた。
っていうか、その便をキャンセルしたいんだけど???
どうすればいいの???
【代替便を確定させるしかない?】
こういうときって、いくつかの選択肢を用意するのがJAL側の務めのはず。
しかし、キャンセルできないという選択しか残されておらず、しかも代替便を一度確定させなくてはならないようだ。
コロナの影響とはいえ、減便と代替はJAL側の自己都合だからなぁ・・・。
そう思ってJMB専用窓口へ問い合わせの電話をする・・・ところが、案の定全くつながらない。
その後、意地になって120回くらいかけたのだけど一切電話がつながらない。
(有料電話だけど仕方ない・笑)
仕方がないので返事はいつになるか分からないけれど、メールで問い合わせをしてみたんだよ。
キャンセルできないってどういうことなの?ってね。
【帰宅後、冷静になってみた】
そういえば、サファイア専用デスクっていう専用電話回線が、サファイアカードの裏に記載があったなぁと自宅に帰ってから思いだす。
翌朝(仕事中だったけれど)、50回は最低でも掛ける気満々でスマホが熱々になってもいいように10円玉を裏に貼りつけてリダイアルを繰り返す覚悟で。
すると7~8回くらいのリダイアルで国内線デスクにつながったんだよ。
まあ、つながった後も2分くらい待たされたけれど、ようやく電話の向こうで録音ではなく生の人間の声が聞こえたんだ。
「お待たせして申し訳ありません、お電話ありがとうございますnobizou様」
う~ん、さすが対応もサファイアですなぁ。
JMB専用窓口だったら、そもそもつながったかどうかもわからなかったことを考えると、このような専用電話窓口があるのは、むちゃくちゃ心強い。
(これがサファイアの裏面。日本のみならず海外へのアクセスナンバーも記載されている。)
【専用窓口への電話なくして変更なし】
つながった電話でまず相談したのは、代替便の出発地を中部空港から羽田発に替えてくれないかということ。
聞けば、あっさりこれがOK。
目的地が変わらなければ、どこが出発地に変更してもいいらしい。
こんな作業は、電話じゃないとできないことだし、ネット上ではできない作業だよな。
しかも、JAL都合の変更となるので座席のシートクラスが同一であれば、どんなに高くなっても空きさえあれば対応するんだって。
つまり自分が抑えていた便は13000円くらいのクラスJシートだったんだけど極端な話、代替候補便のシートが50000円だとしても対応するってこと。
そりゃすごい(笑)
専用デスクへの電話回線があって、ホント一安心。
こういう経験があるとやっぱり、今後のためにサファイアとはいかなくてもある程度のステータスは維持しておきたいという考えは理解できる。
【肝心要な最大の疑問】
ここで明らかにしておきたいのは、やはり代替便を承諾してしまうとキャンセルできないのではないかというHP上での表記の解釈だ。
せっかく電話がつながったので、このことを聞いてみたら「代替便の確認ボタンを押すとその便の変更はできないけれど、ルールに則って当該便のキャンセルができる」ということらしい。
つまり、代替便をキャンセルしたい場合は、一度了解してからキャンセル作業に入ればいいということみたい。
このことは、のちにメールで問い合わせたJAL担当者からも全く同じ回答が帰ってきたのでそれは間違いないだろう。
個人的には、もうちょっとHP上での表記を分かりやすくして欲しいけどね。
(っていうか、オレが悪いの???)
【サファイアの恩恵】
JMBの国内ツアーデスクへは、とても電話がつながる気配がなかったことを思うと、やはりステータス保持者への専用回線があるというのは、やはり大きいメリットだろう。
加えて、代替便が生じた場合の便の変更など、ネット上ではできないことを電話の向こうで対応してくれるのだから、こんなデジタルの時代になったとはいえ、こうした優先サービスはありがたい。
このサファイアの権利は、残念ながら翌々年3月末日で失効するけれど、クリスタルぐらいの権利は、飛行機旅を続けることがあるならば維持しておきたい気分になった。
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