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映画 「 カイジ 人生逆転ゲーム 」 レビュー

2009年10月11日 17時04分45秒 | Weblog

映画 カイジ 人生逆転ゲーム レビュー


【ネタバレなし】
【福本伸行マニアの人なら、ネタバレになるかも】




開幕日となる10月10日のレイトショーで、この映画を観た。
初日なのに案外空いていた。


下馬評は、そこそこ高いらしいが、どんなことになるのやらと。
オレの場合、「アカギ」は読んだのだが、「天」「カイジ」は、かいつまみ程度しか読んでいない。


だから、楽しめたのかも知れない。
じゃー、レビューを。


まず、評価を述べてしまおう。


『カイジマニアの人なら、この映画は観るべきじゃなく、ほとんどカイジを知らない人は、必ず観るべき(かも)』


こういうことかなー


見所は、数々あるけど、主演の藤原竜也氏は、素晴らしい演技だったと思う。
見事にカイジのグウタラ面と情けない面、お人好し面、修羅場に発揮する強いところを演じたと思う。


だけど、オレはガッツリ読んでいないカイジだけど、これは違うだろうと思うところも多々あった。


まずは、キャスティング。


カイジを演じた藤原竜也氏。
彼は俳優でありながら、競馬を楽しむちょっとしたギャンブラー。
ある意味、地でいくキャラだったのかも知れない。


だから、カイジのようなキャラはやりたくて仕方がなかったと本人の弁。
その後も述べるが、彼は良い演者だ。


利根川役を演じた香川照之氏。
悪役を演じるには、彼はその他の作品で、いい人印象が残っているため、悪人になりきれていない感じがするし、もっと恰幅がいい人でなければならない。


もっとカネに埋もれてブクブクとしていないと。


さらには、黒服役を演じた天海祐希氏。
申し訳ないけど、女じゃダメだ。


悪役でありながら、サングラスの奥から、何かを不気味に考えていそうな雰囲気がなければイカン。


さりげない人の良さは出ていたが。


そして、ストーリー。
カイジの主なストーリーが、ふんだんに盛り込まれている。


カイジには、「エスポワール号」「じゃんけんカード」「Eカード」「沼」「地下労働」「鉄筋渡り」など様々なイベントがある。


この映画では、上で述べた6つのイベントを組み合わせて、一つの話になっている。
つまり、カイジのストーリーを知らなければ、一本の映画として、かなり面白いと思う。


オレも、完璧に読み込んでいないから、鉄筋渡りのシーン以外は、楽しめた映画だった。
松山ケンイチも、あの佐原役で友情出演しているが、もっと佐原とは絡めて欲しかったのがオレの印象。


全体的に、無理矢理つないでいるので、各イベントの結末や展開などは、原作と大きく異なる点も多い。


ここまでオレのレビューを読んで「沼」が出てこないんじゃないか?という疑問が沸いた方もいられるかも知れんが、カイジという話の特有かつお約束のオチが、「沼」のオチにも使われているといったら、お分かりかな?


なので、カイジをよく知らない人!
キャスティングにも違和感を感じないだろうから、是非観て頂きたい。


藤原竜也・・・
なかなかの役者だ。



■おまけ


・ 映画 「カイジ 人生逆転ゲーム」 公式サイト

・ 映画 「カイジ 人生逆転ゲーム」 東宝

・ 漫画「カイジ」映画化 原作者・福本さんに聞く 「自分を救うのは結局、自分」(産経新聞) - goo ニュース

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2 コメント

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映画、興味ありますね~ (junuki)
2009-10-11 21:10:15
こんにちは。

友人が福本伸行ファンで、カイジやアカギを読んだ事あります。

カイジのしょうもないダラシナイ所や平穏な毎日に適応出来ない性格も描かれているなら、ちょっと見てみたいなと思いました。

独特な漫画ですよね。

アカギに至っては、あのお金持ちの老人との戦いに、連載10年位かかってるような…

アカギは映画化難しいでしょうね。

nobizouさんの記事で映画見に行きたくなっちゃいました。



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→ junukiさんへ (Unknown)
2009-10-12 00:02:59
こんなレビューにコメントありがとうございます。

藤原竜也氏は立派にカイジを演じていましたが、あの情けないところまで反映されていたかとなると・・・・微妙かも知れません。

ただ、この映画も一つの作品として観るならば、面白い映画です。

カイジをよく読んでおられるのなら、原作との違いに違和感は憶えるかも知れませんが。

よかったら、ご覧になってみて下さい。

そしてワタクシも「アカギ」の方は映画化されたら観てみたい一人です。

PS
アカギは「天」のアンサーストーリーだったはずなのに、アカギのほうが面白いってのも、福本ワールドなのかも知れません(笑)
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