毎日が日曜日になったら。

2008年01月22日 | 日々のこと
都会から田舎に帰られるお客様とプランニングの時、毎日が日曜日になった時のお話になった。「毎日図書館が通いもできないですよ。」とのこと。「それに本を読むにも、目と気力も必要ですものね。」と相槌を打ちつつ、やはりわが身に重ねてしまう。

 先日のセミナーの遠藤様のような生き方ができるなら、どんなにかしあわせなんだろうかと。

 みなさんのお話を聞きながら私自身が望む「毎日が日曜日」は、それは退職後にも何らかの仕事ができること。今までのスキルを生かした社会貢献ができること。エコライフができること。自分の食べるものをつくること。孫と遊ぶこと、かな。
 
 大人になった頃より、暇ができたら読書三昧の日々を夢見ていたが、やはり体力・気力・眼力がものを言いそうだ。

 定年が60歳から65歳に延長される。家に帰ってその話をしたら、母が「良かったわねー。」と言ってくれた。「でもねー、私もお炬燵におしりを入れてお昼寝をしてみたいわ」・・・・本当に微妙に揺れる心ですよ。

 プランニングの話をしながら、奥様と干柿作りの話で盛り上がる。芋干しを作ったところからフィバーされたらしいが、私とほぼ同じ経験年数だ。あんず干しを作るのに、乾燥器も購入したいとのこと。・・・・とっても楽しそう。
佐久は乾燥してますから、東京でつくるより簡単ですよ・・・・。

 先輩達、頑張ってくださいね。私たちが「毎日が日曜日」を迎える日々のための「新しい」手本を創ってくださいね。・・・・次世代が希望を持てるようなシニヤ社会を構築するために。

                       依田 美恵子
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こんな暮らしがしたい。スローなユビキタスライフ

2008年01月21日 | 住まいづくり
 昨日は今年1回目の「住みごこち追及セミナー」だった。講師をつとめてくださつた遠藤様は、ソーラーサーキットの家に4年過ごされたOBのお客様だ。

 プロジェクターで、建築途上から日常の暮らしぶりの写真をまじえてお話くださった。

 三浦半島に住み都心に通うサラリーマンだった遠藤様が、佐久穂町に移住されるようになったのは、先に佐久穂町に住まわれた娘さんご夫妻にお子さんが生れたからである。

 孫可愛さに通ってこられたとおっしゃつていたが、結局年間150日も滞在し、新幹線通勤をしていたとのこと。

 三浦半島の家に比べて、涼しく暖かい快適な住まいの娘さんご夫妻の家が、ソーラーサーキットの家だったことが、人生を変えられるきっかけになられたようだ。

 早期退職し、勤務形態を変え、本格的に生活の拠点を移された。それにはまた仕事をする場所を選ばないパソコンという存在が不可欠ではあったが。

 今回お話を聞くまで知らなかったが、家を建てている間に、今までろくろく取ったことのない有給休暇を全部とって、工事を眺めておいでだったとのこと。・・・知らなかつたわ。その写真の数はうちの監督の写真のほうが負けそうだ。

 家の最大の特徴は、南面30度の屋根である。日照率が高いこの地でさらに効率よく発電できる角度であるという。だから表から見ると1階、サイドと裏から見ると2階建てなのである。

 遠藤様はソーラーサーキットの家にしたから、できる生活いや暮らし方のお話をしてくださったのだ。

 外国からの友人や知人に甥さんファミリーまでが、訪れてくれるという。ちいさな子供たちが走り回れる家なのだ。

 何よりも私が心引かれたのは、庭先を畑にし、そこでお孫さんとの農作業の姿だった。ナスにトマトにかぼちゃにと、その収穫の姿に必ずいる幼いお嬢さんのいきいきとした顔。かぼちゃのつるを一生懸命引っ張っているスナップは最高傑作だ。
日頃仕事を持ち多忙なご両親に代わってのことだが、その姿がうらやましいかぎりだった。・・・・・私もこんなふうにしてみたい・・・・心底そう思った。

 スローなユビキタスライフのなのだ。それを本当に実行なされているということがごりっぱなのだ。

 太陽光発電・エコキュート・IHをそれぞれ使いながら、光熱費を0に近づけている。発電量も、CO2に換算したら、また灯油に換算したらというしかりとしたデータをとり、そのエコライフを楽しんでいらっしゃる。
それはあくまでしっかりとした器ができていてのエコライフである。

 2階の窓は北側を向いている。その安定した光と青い空がすばらしいという。2階の左右の窓は額縁用だ。その窓から見る景色は1枚の絵のようだ。

 佐久穂の町に来て奥様ともども、地域の中での活躍も始まっている。自宅を開放しての子育て支援や、NPO活動の支援等今まで培ったキャリアを生かされてのことだ。

 こんな暮らし方がしたい・・・・・そんな人は是非検索してみてください。
「スロー 体験流」「スロー ユビキタスライフ 体験流」です。
                 依田 美恵子
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信州から発進 CO2 50%削減のくらし

2008年01月19日 | 住まいづくり
「佐久平の家をつくる会」の住まいの勉強会が本日商工会議所であった。今回「環境にやさしい住まいづくり」というテーマで、新建新聞社の新井庄一郎氏の講演であった。

 国も200年住宅、長野も信州型エコ住宅等、県産材を活用した、質の高い循環型木造住宅の仕組みづくりに取組み始めた。

  ① 最低限として次世代省エネ基準を守る。
  ② 地元の材料を地元で使う「地産地消」をすすめる。
  ③ 太陽光など自然を利用した新エネルギーを大いに取り込んでいく。
  ④ CO2削減に向けて数値でみえるようにはっきりしていく。

この数値で見えるというのは良いですね。そうでないと挫折してしまいますものね。

 これから家を建てられる方には、とても大事だけどむずかしいかなと思いつつ聞いていた。・・・・この地球を救うためにとはいえ。・・・でもここで出会えたことは幸せであると思う。

 新井氏と10年ほど前、健康住宅普及協会の長野県支部を作ろうと2人で話し合いをした。その時彼の作ろうとする健康住宅普及協会の会員の範囲と、私の思いとが完全に違った。それはメディアを仕事をする人と、住宅の作り手の立場の違いであったが、当時健康住宅に対する認識を持っているハウスメーカーも工務店もほとんどなかったから、理想に燃えていた私には妥協ができなかつたのだ。

 その日話し合いは決裂した。

 「人にやさしい・家にやさしい・地球にやさしい」をコンセプトにした当社のモデルハウスは健康住宅普及協会の認定の2号を11年前にいただいている。

 そして今や、環境配慮型の住まい作りにさらに研鑽する日々である。

 会場でご年配の女性に「分らないことを教えてくれる人はいないのでしょうか?」と尋ねられた。「どんなことをですか?」と伺うと。「在来の木造住宅がいいのか、ハウスメーカーのほうがいいのか、公的な立場の人に聞きたい」と。「公的な立場の方は、どこがいいという判断はされないと思いますから、明日各社の現場を見てお勉強なさられたらどうでしょう。」「・・・・・」

 どうか良い「作り手」と出会えますようにと、心の中でつぶやいた。
                             依田 美恵子

 
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右肩あがりです。

2008年01月19日 | 日々のこと
 味見をしてくださいと、たっぷりとイチゴがのったショートケーキと地元のりんごを使ったアップルパイをたくさんいただいた。

 当社の土地で、輸入家具の販売をなされている方である。軽井沢で家具と喫茶店のお店を開いていたが、今度佐久にも喫茶店を作られる。家具を売るための喫茶店というコンセプトなんだろう。

 用事で伺った折に。お店を見させていただくと「うーん、これいいな」という家具に出会える。シンプルライフの実践を目指す私には目に毒だなあと、その誘惑に耐えている。家を新築する折や、新所帯を持つ時に最初から生活の中に組み込みできればいいなあと思う。

 喫茶店のために、今度新しくパティシエの方が入られたとのこと。名のあるお店に長く勤めておられた方だったので「それは楽しみですね」と申し上げたら、「ハンティングしました。」と。

 ショートケーキも円のままだったのだが、そのデザインが見事だったので、ナイフをいれるのがはばかれたが、・・・・とても目だけでは満足できないので・・・・いただいた。超辛党の会長さえ「これはおいしい」と。

 アップルパイもこんなアップルパイもあるんだと新発見であった。飾りのりんごの自然なピンクの色が目も楽しませてくれる。私の友人のこだわりのアップルパイと同じく、ちょつとそこらで食べていたのと、ちょっと違う。

 昨日午前と午後ケーキづくしだったのに、今朝はけい子さんが彼女の実家の近くのお勧めの「最中」を食べようと誘ってくれた。・・・・誘惑に負けた。
もう間違いなく右肩あがりだ。・・・・世界の景気にもケーキを食べさせたい。

 輸入家具と喫茶店のオーナーは、新宿の「名曲喫茶・スカラ座」の2代目オーナーでもある。それをお聞きした時、あまりにも懐かしい思いがしたものだった。

 
 喫茶店はまだ出来上がりませんが、ケーキ部門はもう始まっていますとのこと。
場所は紅雲台団地から北に向かって、高速に突き当たる少し前です。
お店の名は「D’sコレクション」です。
                           依田 美恵子
 
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勝ち組、負け組社会をみんな望んでいるのだろうか。

2008年01月18日 | 日々のこと
勝ち組負け組、敗者と勝者、弱肉強食・・・確かにその時代になりつつある自覚はあったはずなのに、今日目の前での話に「それではもう弱者は生きていけないということではないのでしょうか」と思わず感想を漏らしてしまった。

 それは平等であるという鉄則から発生したものであるらしいが、私には大や強い物だけが残れるシステムのように感じられた。

 私たちは本当にそんな社会を心から望んでいるのであろうか。
とっても公明正大のように見えていて、その実多くの人の生活の糧がなくなってしまうと思えるのに。資本主義社会の競争原理だけでいいのかなー。
 案外みんなが正しいことを言っています、という結果が廻りまわってきている面があることも否定できない。

 
 「それでは、その後はどうなるのでしょうか?。」「私達にも予測がつきません。」「この思いはどなにたにお伝えしたらいいのでしょうか?」「大臣にでも言っていただかなければ・・・・」と最後には冗談のような話になりましたが。

 現状を十分承知で、分っていても組織で動ごかなければならない方に、ぐちかと思いつつ言葉を重ねてしまった。・・・・長野県の林業のために。

                          依田 美恵子

 
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大河ドラマ「篤姫」を2倍楽しむ方法。

2008年01月17日 | 読書
 関東は初雪だったでしょうか。佐久は朝起きたらうっすらと白くなっていました。この程度ですと、「降った」と言わずに「舞った」といいます。きれいな表現でしょう。

 寒いけど上天気です。本日上棟のM様邸本当によかったです。

 NHKの日曜夜の大河ドラマ「篤姫」ご覧になり始めましたか?。例年大河ドラマの原作を正月休みに読んでいるのですが、この連休に読み終えました。

 宮尾登美子著「天璋院 篤姫」は、あくまで小説ですが、江戸から明治に移行する激動の日々が、史実のもとに描かれているので勉強になりました。
早く言えば、忘れていたことよりも、知らなかったことのほうが多かったということです。学校の授業ではサラサラと進みましたし、3学期の慌しい頃になると、この近代歴史あたりから「読んでおいて」程度できてしまっている可能性もありですね。
 
 古代の人間の出現や古代文明あたりで、あんなに時間を費やしたのにと思いませんか。古代史の新しい発見がある度に、私の知識は使い物にはならないと自覚します。「アメリカと戦争をしたことを知らない小学生いや大学生でしたか。」なんて話がでますけれど、笑えませんよね。

 篤姫は13代将軍の正室ですが、14代将軍の正室皇女和宮との確執も描かれていますが、今回は篤姫から見たものです。宮尾登美子さんは、この作品の後、和宮の作品も書いていますので、そちらも読んでみると面白そうですね。
 私ももう一度読んでみようと楽しみにしています。

 今、宮部みゆき著「楽園を読み始めました。夜のひとときが楽しみです。
                      依田 美恵子
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ダイヤモンドダストでした。

2008年01月16日 | 日々のこと
「ダイヤモンドダクト」って何?。えー「ダクト」何それ。ブログそうなっているよ。嫌だー、気がつかなかったわ。あーはずかしい。でも文中はダストになっているのに。

 本当に失礼しました。
ダイヤモンドダスト見に佐久におでかけくださいね。
                           依田 美恵子
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ダイヤモンドダストは寒さのご褒美です。

2008年01月16日 | 日々のこと
 いいお天気です。空はまっ青、空気は張り詰めたようにピーンと、研ぎ澄ましています。今朝は出勤時-6度、昨日は-4度。それでも今年は暖かです。

 北陸からお見えのお客様は「いいですね。この青空」とおっしゃいます。学生時代友人の薦めで読んだ「堀田善衛」著「若き日の詩人たちの肖像」の中で高岡生まれの著者が、北陸のどんよりとした冬の日々を語っていたのを思い出します。

 埼玉から土地を探しに来られたお客様が、天気予報で長野を見ようと思うのに、すぐ消えてしまってみえないのよ。とおっしゃいました。「大丈夫ですよ、ここ佐久は関東の天気予報とほぼ同じですから」と申し上げました。

 嫁いだ先が農家だったから、朝に夕にNHKの天気予報を見る習慣がついた。中学生時代勉強しておいて役にたったと思ったのは、理科の天気にかんする知識だけか。
たいがい30年も見ていれば、前線の配置を見ただけで、佐久の天気の見当がつく。長野の天気は長野市が基準になっているので、冬場は佐久とは違うことが多い。

 単純にいえば、新潟や富山はじめ日本海側が雪となったら、佐久はいい天気なのだ。もちろん関東も。前線が日本列島の南側に入ると、関東が雪となる。その範囲は前線の位置で変化するが、上雪とよく言われる春先によくみられる。

 ただ正月に降った雪は冷凍保存されるので、なかなか消えないのが悩みだけど、これも農作物のためには必要のこと。温暖化はやっぱり進んでいるような気がする。

 今年に入ってもう「ダイヤモンドダスト」見ましたよ。朝日をうけて舞うキラキラは寒さのご褒美です

                          依田 美恵子
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50年後、100年後の子供たちに何を残せるか。

2008年01月15日 | 日々のこと
 元旦の新聞を開いた時、すべてエコだという雰囲気だったけど、バリ以来から今春に入っても何事もエコという感が強くなっている。

 あの京都議定書以来遅きに失した感がある。あの時「排出権取引」の言葉を知った。先進国が札びらを切って、自国の努力なしに辻褄あわせをするのかと思ったものだった。その後その中味も多少分るような情報も得られるようになったが、やっぱりスッキリしない。

 あれから10年も経つのに、二酸化炭素が削減しているような生活には程遠い。
エコバックなるものが、どこのお宅でも頂き物だけでも10や15はあるはずだが、利用している人は幾らもいない。私も人のことはいえない、まだまだ習慣になっていない。それでもレジ袋1枚を作るのに、この位の油が要ります、とコップを見せられた時はさすがにショツクだった。

 レジ袋有料の話が出ても、実際そうしているところは多くない。地球の温暖化を本当に阻止するつもりなら、1枚30円位にするべきだ。中途半端なことをしていたらもう間に合わないところにきていないだろうか。

 空き缶のポイ捨てにしてもそう思う、缶に1本に付き30円をつければ、さすがにポイ捨てはなくなるだろう。
 
 先日の台湾で、自動販売機がほとんど見当たらないことに気がついた。コンビニの数が増えて、自動販売機が姿を消したのだという。そんなに多くの国を知っているわけではないが、日本のように自動販売機が多い国はない。ほとんど見たことがない。
 夜煌々と輝いている自動販売機を見るにつけ、あれをやめるだけでも、二酸化炭素の削減に効果があるのではと考えてしまう。

 いろんな包装のムダも叫ばれて久しい。簡素化されたものもあるが、それでも贈答品のものにはまだまだ多い。捨てるには忍びない包装にため息がでる経験をされる方も多いだろう。その包装で食べている人もいるから、何とも言いがたいが、私たちの意識がものすごくずれているのだと思う。いや消費することに慣れきってしまっているのだと思う。

 18年前に訪れたドイツでは、瓶の形が統一されて、分別回収されているのを見て驚いた。スーパーマーケットで買い物をしても、レジ袋は付かなかった。

50年後、100年後の子供たちに私たちは何を残してあげられるのだろうか。
                           依田 美恵子

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住みごこちセミナー開催します。

2008年01月12日 | 住まいづくり
予報通り天気が崩れました。ただ雨ではなく雪でしたので、来週早々上棟の現場へ雪かきを持って倉澤君が出かけていきました。それでも夕方には止んで一安心です。

 今日の雪とても滑るようですので、気をつけて帰ります。不思議なもので自分の足では歩けないのに、車だと大丈夫なんですよ。この意識恐いですね。
 
1週間後の19日、20日と「住みごこちセミナー」を開催いたします。現場見学会も同時開催です。
基礎、構造、ТIP構法、完成間近の各現場がありますので、見学なさりたい場所にご案内いたしますので、当社の体感ハウスへお越しください。
 昼食はけい子さんと、みゆきさんと、私が豚汁とおにぎりを用意いたしますので(腕をふるいますよー。)、その後セミナーにご出席ください。

 お話してくださるのは、ソーラーサーキットで家を建てられたお客様です。建てて、住んで、暮らしてみての感想をお聞きできますのでお出かけください。
お待ちしています。
                           依田 美恵子
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