いいお天気です。空はまっ青、空気は張り詰めたようにピーンと、研ぎ澄ましています。今朝は出勤時-6度、昨日は-4度。それでも今年は暖かです。
北陸からお見えのお客様は「いいですね。この青空」とおっしゃいます。学生時代友人の薦めで読んだ「堀田善衛」著「若き日の詩人たちの肖像」の中で高岡生まれの著者が、北陸のどんよりとした冬の日々を語っていたのを思い出します。
埼玉から土地を探しに来られたお客様が、天気予報で長野を見ようと思うのに、すぐ消えてしまってみえないのよ。とおっしゃいました。「大丈夫ですよ、ここ佐久は関東の天気予報とほぼ同じですから」と申し上げました。
嫁いだ先が農家だったから、朝に夕にNHKの天気予報を見る習慣がついた。中学生時代勉強しておいて役にたったと思ったのは、理科の天気にかんする知識だけか。
たいがい30年も見ていれば、前線の配置を見ただけで、佐久の天気の見当がつく。長野の天気は長野市が基準になっているので、冬場は佐久とは違うことが多い。
単純にいえば、新潟や富山はじめ日本海側が雪となったら、佐久はいい天気なのだ。もちろん関東も。前線が日本列島の南側に入ると、関東が雪となる。その範囲は前線の位置で変化するが、上雪とよく言われる春先によくみられる。
ただ正月に降った雪は冷凍保存されるので、なかなか消えないのが悩みだけど、これも農作物のためには必要のこと。温暖化はやっぱり進んでいるような気がする。
今年に入ってもう「ダイヤモンドダスト」見ましたよ。朝日をうけて舞うキラキラは寒さのご褒美です
依田 美恵子