朝の食卓から・・・・。

2008年01月23日 | 日々のこと
朝の食卓で父がガソリン税の暫定税率のテレビを見ながら、これを廃止したら道路をつくる建設業はますます大変な状況になるのかね。と感想を漏らした。
「そうですよね、公共事業もズーッと減ってきていますからね、充分そういうことはあり得るから、これを廃止するというのは政治的にも大変なんでしょうね。でもこの辺も新しい道路ができる度に、既存の商店街が衰退していっていますから、道路をつくるのもむずかしいですよね」

 昨年の12月珍しく下道を長野市まで走った。18号沿いに閉鎖してしまった店があまりに多いので驚いた。郊外型の大型店ができてということもあるけれど、高速道路やバイバスができたことによる部分も多いのだろう。
佐久だってそうだが、道路が1本できると、車の流れが変わりたちまち空店舗が増えていく。しかし人家はそう簡単に移住できないから、商店が近所にないという現状になる。

 車社会だから良いというにはちょつと複雑だ。老人だけの家庭も多く、足が無い人も多いからだ。そして歩けないけれど車になら乗れるというドライバーもいる。
だから紅葉マークを見たらチェツクだ。自分で気をつけるようにしている。

 通信販売やテレビショツピングが盛況なのはそのせいもあろうか。

 近所にどんどん道路ができて便利というのは錯覚ではなかろうか。
失うものの大きさを思えば、少し遠回りでも良いんじゃあないかなと思ってみたりする。

 人のろくろく住んでいない山の中に、ここまでの道路が必要なのだろうかと思うことありませんか。

 ガソリンが安くなれば、この状況がすべて解決するというならともかく、結果国債の発行残高が増えたというのはいただけないしと、凡人の私の意見はあっちにこっちに揺れている。
                            依田 美恵子
コメント
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