こんな暮らしがしたい。スローなユビキタスライフ

2008年01月21日 | 住まいづくり
 昨日は今年1回目の「住みごこち追及セミナー」だった。講師をつとめてくださつた遠藤様は、ソーラーサーキットの家に4年過ごされたOBのお客様だ。

 プロジェクターで、建築途上から日常の暮らしぶりの写真をまじえてお話くださった。

 三浦半島に住み都心に通うサラリーマンだった遠藤様が、佐久穂町に移住されるようになったのは、先に佐久穂町に住まわれた娘さんご夫妻にお子さんが生れたからである。

 孫可愛さに通ってこられたとおっしゃつていたが、結局年間150日も滞在し、新幹線通勤をしていたとのこと。

 三浦半島の家に比べて、涼しく暖かい快適な住まいの娘さんご夫妻の家が、ソーラーサーキットの家だったことが、人生を変えられるきっかけになられたようだ。

 早期退職し、勤務形態を変え、本格的に生活の拠点を移された。それにはまた仕事をする場所を選ばないパソコンという存在が不可欠ではあったが。

 今回お話を聞くまで知らなかったが、家を建てている間に、今までろくろく取ったことのない有給休暇を全部とって、工事を眺めておいでだったとのこと。・・・知らなかつたわ。その写真の数はうちの監督の写真のほうが負けそうだ。

 家の最大の特徴は、南面30度の屋根である。日照率が高いこの地でさらに効率よく発電できる角度であるという。だから表から見ると1階、サイドと裏から見ると2階建てなのである。

 遠藤様はソーラーサーキットの家にしたから、できる生活いや暮らし方のお話をしてくださったのだ。

 外国からの友人や知人に甥さんファミリーまでが、訪れてくれるという。ちいさな子供たちが走り回れる家なのだ。

 何よりも私が心引かれたのは、庭先を畑にし、そこでお孫さんとの農作業の姿だった。ナスにトマトにかぼちゃにと、その収穫の姿に必ずいる幼いお嬢さんのいきいきとした顔。かぼちゃのつるを一生懸命引っ張っているスナップは最高傑作だ。
日頃仕事を持ち多忙なご両親に代わってのことだが、その姿がうらやましいかぎりだった。・・・・・私もこんなふうにしてみたい・・・・心底そう思った。

 スローなユビキタスライフのなのだ。それを本当に実行なされているということがごりっぱなのだ。

 太陽光発電・エコキュート・IHをそれぞれ使いながら、光熱費を0に近づけている。発電量も、CO2に換算したら、また灯油に換算したらというしかりとしたデータをとり、そのエコライフを楽しんでいらっしゃる。
それはあくまでしっかりとした器ができていてのエコライフである。

 2階の窓は北側を向いている。その安定した光と青い空がすばらしいという。2階の左右の窓は額縁用だ。その窓から見る景色は1枚の絵のようだ。

 佐久穂の町に来て奥様ともども、地域の中での活躍も始まっている。自宅を開放しての子育て支援や、NPO活動の支援等今まで培ったキャリアを生かされてのことだ。

 こんな暮らし方がしたい・・・・・そんな人は是非検索してみてください。
「スロー 体験流」「スロー ユビキタスライフ 体験流」です。
                 依田 美恵子
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