佐久は医療施設の充実したところ。

2007年12月19日 | 家族
 食事会から帰った9時過ぎ、娘から電話が入る。2歳の孫娘が39度8分の熱がでてどうしたらいいかの相談であった。一昨日医院に行ったら様子を見ましょうと解熱剤をもらってきたが、解熱剤を入れても下がらないと。

 水分がとれていることを確認した後、病院に相談してみてというと、近くの病院は受付終了でダメとのこと、行くなら隣の市まで行けばどうにかなるかもしれないと、電話は切れた。

 子育て中子供の具合が悪い時は、心細く不安になる。自分が親になってみて初めて知ることかもしれない。子供は一人で大きくなったと思っているが、どれだけの愛情と手をかけてもらって大きくなったか。

 気になって電話をすると、40度を超えてしまったと、これから隣の市の病院に行くからと忙しく電話は切られた。地図を出して直線距離で12キロかと見てしまう。

 佐久は医療施設の充実したところだから、いつでも受け入れてくれる病院がある。この頃日々新聞紙上を賑わしているのは、県内各地の医師不足による閉院の話だ。

 今になって急に分ったことではあるまいに、なぜこうなったのと思わずにはいられない。

 患者が増えたから?。医療報酬のせい?。医療ミス回避?。過酷な医師の長時間勤務? 何が原因なのか。

 佐久市には病院勤務を辞めて開業医になった医院がいっぱいだ。病院勤務は夜勤も多く過酷な長時間勤務もあるから、開業した方がいろんな面でメリットがあるということなのだろう。

 核家族での子育ては不安ばかりが先にたつ。いつでも駆け込める体制があるならばどんなにか心強いだろうと思う。

 何もしてやれない不安な夜を過ごした。朝貰った座薬が適量ではなかったらしいと電話があった。今日あらためて病院に行きますとのこと。


                          依田 美恵子

 





 
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