信濃毎日新聞に「転換期迎える住宅事情」で日本開発構想研究所理事の小畑晴治氏のインタビュー記事が載っていた。
都市や中核都市の駅前で高層マンションが急増する一方で、高齢者しか住んでいない団地が増え始めており、住宅事情は転換期を迎えている。という前置きである。
現実にこの佐久平駅周辺も今マンションブームだ。毎週のように折込が入り、ポスティングも度々だ。夜には電話も入る。売れている物件と、そうでない物件があるようだ。噂によると、売れていない物件はグレードがよくないということだ。立地もよくないから、価格で勝負でもかけたのだろうかと、通りすがる度に思う。
記事は、今のマンションの多くは、安くて見栄え良く造るという論理がまかり通り、「価値」の持続性がない。豪華なロビーなど共有部分の派手な付加価値で売っていて、押入などの収納部分が少なく、普通の生活の水準にあわない。
住居としての価値がどんどん下がり、新築でも10年毎に大規模修繕が必要で、30年後には建替えなくてはならない。60歳の人だと、老後の安心のために入居したのに、年金生活の中で10年毎の修繕積立金の心配をしなければならない。
短期の資金回収を目的にしたマンションは、コストがぎりぎりに切り詰めてあり、20年以上耐久性がある建材や技術がたくさんあるのに、それを使わない。
こうした問題は専門家にはすぐわかるが、初めて買う人にはわからない。
あと1割値段をあげれば、品質の高いマンションを造れるのに。
記事はこの後、世帯の変化に移っていくのだが、本日は上記まで。
当社の社長がいつも行くサウナで知人に声をかけられたとのこと。灯油の高騰により、家のランニングコストについてのところから話は始まったらしい。
そして最後に「中島の家で建てればよかった」と。価格が高いという思い込みで、声がかけられなかったが、最近中島の建てた建物の評判を聞くにつれ、後悔しているとのことだった。高気密高断熱ではない家で、家中床暖房ではたまらないだろうとお気の毒な気持ちになった。
信州エコ住宅構想もいよいよ予算がつきそうだ。寒冷地でいかに燃費を使わなくて暖かくくらせるか、遅ればせながら官も動き始めた。
依田 美恵子
都市や中核都市の駅前で高層マンションが急増する一方で、高齢者しか住んでいない団地が増え始めており、住宅事情は転換期を迎えている。という前置きである。
現実にこの佐久平駅周辺も今マンションブームだ。毎週のように折込が入り、ポスティングも度々だ。夜には電話も入る。売れている物件と、そうでない物件があるようだ。噂によると、売れていない物件はグレードがよくないということだ。立地もよくないから、価格で勝負でもかけたのだろうかと、通りすがる度に思う。
記事は、今のマンションの多くは、安くて見栄え良く造るという論理がまかり通り、「価値」の持続性がない。豪華なロビーなど共有部分の派手な付加価値で売っていて、押入などの収納部分が少なく、普通の生活の水準にあわない。
住居としての価値がどんどん下がり、新築でも10年毎に大規模修繕が必要で、30年後には建替えなくてはならない。60歳の人だと、老後の安心のために入居したのに、年金生活の中で10年毎の修繕積立金の心配をしなければならない。
短期の資金回収を目的にしたマンションは、コストがぎりぎりに切り詰めてあり、20年以上耐久性がある建材や技術がたくさんあるのに、それを使わない。
こうした問題は専門家にはすぐわかるが、初めて買う人にはわからない。
あと1割値段をあげれば、品質の高いマンションを造れるのに。
記事はこの後、世帯の変化に移っていくのだが、本日は上記まで。
当社の社長がいつも行くサウナで知人に声をかけられたとのこと。灯油の高騰により、家のランニングコストについてのところから話は始まったらしい。
そして最後に「中島の家で建てればよかった」と。価格が高いという思い込みで、声がかけられなかったが、最近中島の建てた建物の評判を聞くにつれ、後悔しているとのことだった。高気密高断熱ではない家で、家中床暖房ではたまらないだろうとお気の毒な気持ちになった。
信州エコ住宅構想もいよいよ予算がつきそうだ。寒冷地でいかに燃費を使わなくて暖かくくらせるか、遅ればせながら官も動き始めた。
依田 美恵子