witch's knitting room

編み物とか、編み物とか、編み物(^m^)

シルクハセガワ ギンガ3 の医療用帽子その1完成!!!

2020-05-14 15:12:28 | chemo cap

Pattern ; my own arranged from Ginga 3 Chemo Cap
yarn ; Hasegawa Corporation Ginga-3 /100% silk / 280m/50g
/ col.40 westpoint 24g & M-21 wine 12g / totally 201m
needle ; JP4(3.3mm) for main part, JP3(3mm) for garter
tension ; 28 sts x 40 rows
date ; from 13th to 16th April 2020

前記事の帽子も悪くなかったのですが、洗い替えも必要だろうと夏シーズンに向けて薄手の帽子も編むことにしました。
4月だったしまだコットンでもいいかな?と思ったのですが、薄手ハイゲージ目の帽子だと編むのに時間がかかるかな?と思っていて、そう言えば、ハセガワの福袋に入っていた半端なギンガ あったよね?あれでどうだ?と考えました。

着分ある色も2つはある(↑Tsumuzikazeの時に備忘したやつ)のですが、半端なの使えたら嬉しいしって。


4色出てきました、半端で量は24g〜と色々です。

初めて編むしどの量でどの程度編めるのかわかっていなかったので、一番少ない紺色、色番40番ウエストポイントで編んでみることにしました。
細いけど去年そのTsumuzikazeを茶々先生と一緒に編んだ時に使われていて、ざっくりめ22目のゲージで編まれていても良い風合いでした。3号でも編めるけど(手編みだし)そこまでしなくても十分では?と4号で試し編みしました。
けれどやはり中細より細めな感じで目数のゲージは28目で計算して編み始めました。

ハセガワのではないけれど似たようなシルクの糸、
silknoilh_w3
前記事でリンクしたHinagiku Hat,
aran vest
同じ糸で編んだアラン模様のベスト
frankie_w4
KimのFrankieと編んでいますが、リブ編みにしても伸びどめにはなれど伸縮性は期待できないんですよね、伸びっぱ、というか。なので、かぶり口は私が最も伸縮性のある編地と考えているガーター編みにすることにしました。針もメリヤス部分より落として3号で。

 
輪で編むガーター編みは牛歩(^^;)

自分用ならガーター編み太めが好みなのですが、前作で不評(おでこが狭いので違和感あるんだそうで。難しいですね)だったので、3cmぐらいにしました。
編み始めは数段メリヤス編みにしてくるっとするようにして、ちょっと表情をつけています。
 
4号でメリヤスにしてからはまっすぐに編んでいったのですが、ちょっと24gのみで仕上げるのは厳しそうだったので、別の色を足すことにしました。
自分用だったら縞が好きなのでボーダーにするだけだと思うのですが、普段帽子をかぶらない人がいきなりボーダーの帽子って、カジュアル過ぎに派手過ぎに感じられそうで、グラデーションっぽく色を入れられないかな?と気になっていたパターンのチャートを使って編み込み模様で編みました。

最後4gぐらい残してチャートに行ったのですが、チャート全段は編みきれず(^^;)最後ちとごまかしています。もうちょっと残せばよかったですね。
夏糸で編みこみ、はあまりやっていないのですがコレ
dora front
これしか編んでないかも(^^;)渡り糸のきつさ具合がより難しいですよね。こちらイエガーのトリニティはシルクコットンですが、シルクノイルのツィード調で今回のと似ている糸ですわ(まだ編んでいない糸がある在庫罪庫財庫備忘)

てことで編みこみの始めの方は渡り糸長めだし4目以上とぶ場合は編み包んでいるけど渡り糸緩めだし、あまり状態がよろしくないので裏の写真は割愛(-_-;)


グラデーション部分終了までまっすぐ編んで、その後トップを絞ってあります。


かぶった時にトップがたるむような感じに仕上がりました。
 
洗って仕上げたほうがよいのですが、スチームアイロンをかけたらそこそこ編み地が馴染んでソフトになったので、日程の都合もありそのまま渡しました。
地味目な色合いだったのもあり(帽子かぶらない人にとって)どうかな〜(くどいけど)心配でしたが一発で気に入ってもらえました。
薄手で軽いのも大きかったようです。2色合計で36gしかないので。既製品に近い感じですよね。
同じ素材で普段室内でかぶる用に、後ろたるまないタイプも欲しいとリクエストを受けました。

2013年編では、放射線治療はあったのだけど、ずっと入院で、その後認知症も進んでしまって本人が見た目を気にする状況になくなってしまい、あまり帽子の必要性が感じられませんでした。
2017年編では、脳の手術のためだったので、散髪ではあるけれど脱毛ではないので、髪は確実に伸びるというか肌触りにまでこだわるのは割と一時期のみ、かぶる期間も短くて済みました。
今回は化学療法なので、脱毛は避けられないし、個人差もあるけれどつるつるまで行くと医師からも説明があった通り、ある時期からざざっと抜け始めたようです。
そういう時に、帽子をかぶっておくと抜けた毛が部屋に散らばるのを防げるし、実際4月なんかだと部屋の中でも頭が寒いと感じることもあるようで、寝る時にかぶったりとか色々と帽子が必要な場面があるようです。
病院にはウィッグのカタログと共に帽子のカタログやサンプルも置いてあり、それを読んだりして医療用帽子に求められる性能を知ることができました。

既製品で色々と販売されているので、そういうのを利用してもよいわけですが、たまたま使ったシルクハセガワ のギンガ 3がその性能を発揮できていると思いました。
そんなわけで、また編んでパターンも残しておくことにします。

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