私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

あの銀杏

2007-12-13 16:44:05 | 気儘に散策
紅葉を見ていて、思い出した。
そうだ、旧久能街道散策の時見た銀杏を、見に行ってみる事にした。

老木の葉は、殆どが落ち、新しい枝の葉だけが残っていた。緑のときは気がつかなかったけれど、明らかに銀杏ではない葉が見え、大分痛んでいるようだった。
仕事仲間の父親が、いよいよ死にそうだと聞き、この銀杏の木と重なって見えてしまった。死んでしまうのは悲しい事だし、辛いけれど、避けられない事なんだと自分に言い聞かせていた頃を思い出し、ちょっと気持ちが沈んでしまう。

トラックからも邪険にされて、申し分けなさそうに立っているように見え、ゆっくりと、枯れていくのを待つのだろうか。そんな事は無いのだ。植物は、強い生き物なのだ。

ここまで来たのだから、旧国鉄 清水港線 三保駅を目指す事にする。




←火渡りは熱くないですか?
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冬のベランダ

2007-12-12 08:12:49 | 園芸部の四器
朝顔で始まったブログも、紅葉の時期となりました。我家のベランダ紅葉も色付いています。仕事で山に入る事もあって、雑木の中から、紅葉を採取して来たのですが、当初、ベランダがお気に召さないようで、紅葉の前に枯れて散っていました。それが、ここ数年前から、紅葉するようになり、色付くベランダを楽しんでいます。もう暫くすると、葉が散り始め、吹き溜まりに集まるのでした。年末の大掃除の時、ベランダ担当は私なのだった。




←火渡り
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豊富なメニュー

2007-12-10 13:45:46 | ご飯ですね
四日市市の、現場近くのラーメン屋。地元では人気店らしく、「○○さんが来ました」とか書いてあったのだが、その人の名前に覚えが無かった。壁に貼られたメニューを一通り見ると、どれにしようか迷うくらいあって、まるで居酒屋のメニューを思わせる様で、結局、すぐ出来る「ちょい辛ラーメン」にした。確かにちょっと辛い肉味噌が入っていて、サッパリした辛さの魚系のだしのラーメンだった。

暇に任せて、メニューを読んでいると、ちょっと笑えた。それは「薬膳ラーメン」「秘法ラーメン」「謎ラーメン」と味の想像できないものが続き、誰が食べるのかと思っていたら、鼾オヤジが「秘法ラーメン」をオーダーしていた。スープの味見をさせてもらったが、殆ど薬のような、独特のもので、感心したのだけれど…。(汗)

この店の隣が人の集まるうどん屋で、この日はうどん屋が定休日だったので、ひどく混んでいた。(この店は、年中無休)次の日も、このラーメン屋に行ってみると、店はガラガラで、隣のうどん屋に行列が出来ていた。次の日に、うどん屋に行ったのは、言うまでも無いが、この豊富なメニューの中で、日本一うまいと噂のラーメンは、どれなのか聞けばよかったと、ちょっと心残りではあった。
あまりにも種類が多すぎて、日本一うまいラーメンが、出来すぎてしまったのかも知れない。または、いろいろな嗜好の人が来ても、みんな「うまい」と云うのかも知れない。



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朝食

2007-12-10 09:09:03 | ご飯ですね
ストレス社会を生きる二人と同室で、8帖間と6帖間の続部屋(計14帖)に3人寝るのは、ちょっと狭い様でもあり、テーブル、ガスストーブが巾を利かせていた。
ノートパソコンで仕事を始める人を他所に、一人は就寝、もう一人はテレビ観賞(私)をしていると、何やら聞こえてきた。

その音は、テレビドラマの「医龍」を見ている時に、手術シーンと重なって、臨場感が増してきた。その音とは、歯軋りだった。締め上げられるような歯(骨)のこすれる音は、妙に気になって、今夜のことを思うと、ちょっとため息が出た。

明日の仕事を考えて、早めに就寝。
明け方近くになって、大鼾(おおいびき)で目が覚めた。鼾のおかげで、歯軋りも停まっていた。その鼾は無呼吸症候群が重なっていて、30秒ほど停まった呼吸の後、苦しそうに息をするのだった。それはまるで、トドが海中から出てきて息をしているようで、ちょっと笑えるのだった。それでも暫く、うとうとしていると朝6時になった頃に、懐中電灯を持った宿主が部屋に入ってきて、ガスストーブのコックを確認して行った。これでガスの供給が始まるので、唯一の暖房器具が機能し、やっと部屋が温められ、活動開始となるのだった。

7時からの朝食に食堂に行くと、朝飯が並んでいた。
食堂の窓からは、朝日が丁度昇り始める時で、今日一日の活力を放出している様で、射抜かれた体が再生していくような気がした。
「よ~し。今日もがんばるぞ~」と一人ハイテンションになっていたのは、電気保温ジャー(炊飯機能なし)にたっぷり入ったご飯を見たせいだろうか。
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タイムスリップ

2007-12-09 21:50:50 | ひとり独り言
お宿に着くと、そこは全てが、レトロだった。昭和がそこにあるような気がしたのだった。昔は、おそらく賑わったであろう町並みが、バイパス道路で寸断され、街が寂れて取り残された宿だった。

宿の駐車場に着いたのだが、宿泊先(看板にはビジネスと書いてあった)の建物に電気が着いていない。ちょっと焦りながら、建物周りを散策していると、奥まった所にある入口を見つけ、中に入る事が出来たのだった。石鹸やタオルは旅館にあるものと思っていたのは間違いで、1泊2食付で6,000円は破格の安さなのだから、付いていないのは当たり前なのらしい。それなら、先に言ってよと宿泊の手配をしてくれた人を横目で見ながら、コンビニにタオルと石鹸を買いに行ってもらった。

夕食前に、風呂に行くとタイル張りの洗面台に、アルマイトの洗面器があって、古き昭和の時代を髣髴させるのだった。ふと、そこにあったゴミ箱を見ると、真新しい「牛乳石鹸」の空箱が捨ててあり、洗い場にその石鹸が置かれてあった。宿の人が、急いで用意をしてくれたようだった。「牛乳石鹸」を見かけなくなっていたので、なんだか懐かしくなってしまった。
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