清水駅東

朝のラジオからバッハの無伴奏チェロ組曲第一番ト長調が流れ、いい感じと思っている内にぶっつりと切られ、キモイラセをされた。確かＣＤがあったので引出しからヨーヨー・マを出し、もう一度聴き直す。

じじいになったら、チェロを弾きたいなと思っていて、どうせ弾くならこの曲と決めていた事を思い出した。最近考えなくなったのは、どうにも実現が難しかった事も一緒に思い出した。チェロって演奏する時に床に突き刺すのを見て、意外とグロテスクだなあと思っていた。昔のチェロに対する思いがいろいろ噴き出てきて、その時60歳位から練習を始めて、77歳までに弾ければいいなあと考えていたんだった。

まだ時間があるから、チェロを購入する所から始めてみましょうか。（形から入るタイプ）

ＪＲの清水駅前（西口）に有った「久能山東照宮案内里程標塔」が清水駅の東口に移されたと聞いたので見に行ってみた。気になっていたのは仮置きなのか否かなのだ。



完全移籍でこれでは、清水駅前（西口）に戻る事は無い。完全に工事が終わったとは思わないけれど、4面に嵌め込んであったプレートが一枚も付いて居ない。
仕上げに付けてくれるとは思うけれど、気になってしょうがない。

移設前に見た時は、すでに3枚しか残ってなくて踏切から駅前に来た時に欠損したかとも思った。そうなると今度はどうなるかと気にしていたので、一枚も付いて居ない状態を見て愕然とした。忘れずに付けてくださいね。(笑)

でも、ここから久能山東照宮を目指す人も居ないと思うけど、先の事は分からない。どうしてここに有るのか不思議だろうなあ。

朝晴れ

雨を予想していた朝が晴天だったので、少し得した気分で「じゃあ富士山を見に！」と外に出て見たら、青空が出ているのはここだけで、富士山の見える方は厚い雲に覆われていた。

なんだ今日は晴れるのかと思ったらしく、いつもより多めに洗濯物を干したバルコニーは、タオルで一杯になっていた。大丈夫かな？と思う間もなく曇り始め、この先不安になる空模様だ。

金曜日に出掛ける用事を作ったので、雨は勘弁して欲しいのだけど、夜半からは雨になるらしい。家人は「出かける用事があると雨だね」と決まり文句を言うのだけれど、最近は「飲みに出掛けると…」じゃなくなっただけ、自分が進化した事を確認する。

昼になり、風は強いながら日が射して、暑いような涼しいような、今風で言う微妙な天候になっている。窓を開けると室内の資料が舞い上がり仕事にならない。隙間風になる様に窓を開け、バルコニーで乱舞する洗濯物が、羽目を外さないかと、家人よりも気にしながら、図面を起こす。

もっと集中してと、隣から聞こえてきそうだ。(笑)

夜になっても雨は降って来なかった。折りたたみの傘を持って出たものの使わずに済んで良かったと思いながら、夜の風の街を歩いて帰る。夜は電飾が綺麗に見えるけれど、相変わらず観覧車の電飾には圧倒される。

田植え

五月の上旬に東北地方を車で走った時に、殆どの田んぼで田植えが終わり、薄黄緑色の平地が広がっている景色を見た。五月の大型連休に田植えに駆り出されると、弟（宮城県在住）の話を思い出し、静岡とは季節が違うんだなあと思っていたけれど、我が家のバケツ田んぼも田植えをした。

種モミを蒔いてから2週間ほど経ち、雀たちの目を避けながら伸びて来た。



田植え5秒で終了。2つのバケツで10秒。あっさりしたものです。
季節を測るには、自分の五感以外に、植物の手を借りると分かりやすい。

待つ

パナマ帽をインターネットで注文し、出来上がりまで一か月掛るとメールが来てから1カ月が経ち、今朝、帽子が届いた。

暑い日が続いた時は、帽子があったらと思っていたけれど、これからは大丈夫。気持ちに張りが出てきて、晴天の日が待ち遠しい。

余りの嬉しさに帽子到着のメールを発売元の帽子屋に出すと、ご丁寧に返事が返ってきた。それも何だか嬉しくて、いつもネット注文して返事が来るのは請求書だけだったので、心温まるひと時でした。

新しい靴を買うと外を歩きたくなり、新しい時計を買うと時間ばかり気になる。さて、新しい帽子を被って何処に行こうか？まずは、ドリプラよこの駐車場でやる「あ！朝市」で常連たちの様子を見よう。

まずは、試し被りから。(笑)



6月７日は、福引があるらしい。
清水ふるさと塾のウォーキングのあるし、
ポートサイドジャズもあって忙しい。南高では「南陵祭」もある。

思い付き

外国の料理を食べると、時々、思いもしない食材が入っていてビックリする事がある。例えば、子供の頃から、キュウリは生で食べるか漬物の材料位にしか思っていなかったけれど、炒め物や揚げ物に入っていたりして、驚かされる。

慣れ親しんだ食材も、全く違う調理法があって、知らない食べ方が有るのかも知れない。

フルーツサンドを食べたいと言っていた友人が帰省したので、スイートママに買いに出かけた。朝行けばあるだろうと思い、8時頃行ったら残り3個しかなかった。全部買ったのだけれど、家人が1つ食べたいと言うので2個になってしまった。

それを友人に渡すと、夜の宴会の時に食べると言う。そうなの？と疑問に思いながらも、食べたいと言った本人がそうしたいと言うんだから仕方がない。そうする事にした。

夕方、宴会用の刺身を仕入れ、ビールと酒を買いに行くと、一体何人で飲むのだろうかと思える程買ってしまった。酒好きが買い出しに行くと、酒の量が多い。足りなくなる事が心配でついつい多めに買ってしまうのだ。その辺りの我慢が無い。

酒宴が始まり、ビールもそろそろ飽きて来たので、日本酒に移行する時に、そのサンドイッチが出て来た。ホイップクリームと日本酒が微妙に合う。先入観で物事を考えなければ、素直に美味しいと言える。

そのサンドイッチに赤身（まぐろ）を挟んで少し醤油をつけて食べた人がいた。端っ子の方のサンドイッチだったのでフルーツが何も入っていなかったのだ。一瞬、え！と思うのだけど、彼女から出てきた言葉は、「美味しい」だった。

パンとホイップクリームと赤身の組み合わせは意外にも美味しかった。マグロが入った分少し醤油を付けると美味い。

サンドイッチに赤身を挟むと思うと少し変わって思えるけど、生ハムと思えば同じ事だし、パンに載せて食べるカナッペと思えばそんなに特異な食べ方では無かった。ただ、ホイップクリームと赤身に少しの醤油が加わる事で、日本酒に合うオードブルになるとは、お見事の一言に尽きる。

こんな感じで商品開発していたら楽しいだろうなと、やった事のない他人の仕事を羨ましく思う。



酒宴を港橋の長い耳の動物の店に移す。
店内満席で、歩道の椅子に席を設け外で飲む事にした。ここでは始めに「バドワイ○▽※ーください」と言うと店主の「うちはハイネ◆△です」と言う会話で始める事を常としている。今夜も、それをやろうとしたら「もう、ＢＡＳＳしかありません。」と先を越されてしまい大笑いをした。

店内の客がどんどん帰るのに、一向に中へどうぞと言われない。そう思いながらも外で飲むのも良い季節になっていた。夜風が気持ちよく、べろべろに酔っ払って来た。

シャキッ

つまみの注文に店内に入ると、カウンター席に座っておられる女性に見覚えがあり、「以前、お会いしました？」とお聞きすると「ええ、その席で会いました」と去年の事を良く覚えておられた。酒席の事をよく覚えている数少ない人種の一人だ。自分の事を覚えていてもらえて、嬉しくなって、酔いが倍増した。
きっと次に御見かけするのは来年ですね。

さつき通りって意外と車通りが少ない。4人の酔っぱらいの声だけが通りに響く。
（クエックエッ。団の面目まるつ…）