町に出る

夕方に成っても全く気温が下がらず30度を超えている。
週に一度ぐらいは外食をなどと自分言い訳をして清水の町に出る。

満潮の巴川は今にも冠水しそうな水位で雨でも降ったら間違いなくそうなる。
少しは涼しいかと思って護岸沿いの道を歩くのだけど、
護岸自身も日中の日差しに焼けていて少しも涼しくない。


最近通い始めた万世町の居酒屋のお通し。
店の売りは「家庭料理」だそうで卵焼きは必須らしい。

金曜日ともなると団体のお客がありスタッフもヘルプが加わっていて、
いつもの静かな店と全く違ってほぼ満席の店内は騒々しい。

顔見知りの常連さんも居て早々に退散す。


新規開拓して日の浅い店に行く。
値段が書かれていないメニューを見ながらカマの煮付けを注文する。

端っこが切り落とされている骨付きまぐろの塊。
脂がのっていて旨いもそうなんだけど、
店の外見からはおよそ想像できない料理に驚く。
其処が良くて行くんだけどね。


常連さんのお誕生日だそうでワインを頂く。





富士見橋から見た港橋の上に月が見えて少し得した気分。



春の日、あなたに会いにゆく。　

七夕

長田弘の「花を持って、会いにゆく」を読んだ。
その一節に
「どこにもいないのではない。どこにもゆかないのだ。」と言われ
ふっと立ち止まった。

清水の七夕祭りが清水銀座でも行われると聞いて（昨年は中止）出掛ける事にした。
来月シアトルに短期留学をする愚息と晩飯を食べる約束をしているので、
見物をしながら店を目指す算段だった。

七夕飾りが飾が全くない。
でもやたらと人が居て歩きにくい。



中央銀座のタケダフルーツは今年もシャッターを下ろしており、高田ソフトはお客で溢れていた。
壁の写真を撮ろうと思って出かけたものの、祭りの日には向かないようだ。

晩飯を食べながら愚息の近況を聞いていると、最近の悩みは進路相談だと言う。
3年生を受け持つと苦労が絶えないそうで、生徒の進路をどうやって導けばいいのか迷うらしい。

此処で気の利いた事を言ってやりたいのだが、
親の口出しが子供の成長を妨げる事を知っている。

愚痴はまた今度。



店を出るとすっかり夜に成って居て、疎らな七夕飾りが綺麗に見えた。