私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

陸送

2011-05-26 08:37:52 | 気儘に散策
防災訓練以来、不用品を処分している。昨年一年で使って居ない物は、今年も多分不要なのだ。我が家に4台ある自転車のうち1台は全く使われていない。この自転車が避難通路を塞いでいる事に気が付き、処分対象になった。

捨てるにはちょっともったいなく、でも見てくれが悪く他人には譲れない。
そこで家人の勤め先で使ってもらう事にして陸送する事にしたのだった。事務所に3時までに着ければ帰りは家人の車で帰って来れるので、時間調整しながら家人の勤め先(興津)へ出発。

いつも車で走り慣れている港湾道路を行く事にし、自転車じゃなければ見れない風景を見ながらのんびりと港湾道路を走って居ると海の高さが気になる。直ぐそこに海が有るのだ。ちょっと津波で盛り上がっただけで、水没しそうな危うい地域なのだ。

庵原川を渡って居ると此処を津波が遡上するのだろうと想像して見る。上流に古いコンクリート橋を見つけ進路を変えた。



一葉橋。松が有るって事は古い街道だったのだろうか。それともただの防風林か。
自分と同じ年に竣工していた橋を見ながら、橋に例えるとこんな感じかと思う。
随分疲れている様に見えるが、時間の経過をこんな形で認識するのだった。

津波が来たらイチコロですね。多分橋桁だけ残る。いやいや、意外としつっこく川の中に立っていて流木を引っ掛けているかも知れないと思い直す。

港湾道路に沿った公園が避難地に指定されており、ちょっと気になるが当然見直しがされたはずだ。少なくとも、地震の時はそこには行かない。



近道をしようとしたら、水路を渡れず結構遠回りをさせられた。自動車専用道に出てしまって、危うい思いをしつつ興津宿に入った。



以前公民館だった所が公園になって居た。生涯学習センターは海岸近くに建設され防波堤に役目を担っている。(?)



宗像神社が名前の由来とある。調べれば調べるほど諸説あり、まあ、それはそれとして置く。
後日、テレビを見ていたら宗像市の宗像大社が映し出され、此処が由来かと、ちょっと驚いただけなのだ。



鯛焼き屋の前を通りかかったら意外に空いており、しかも焼いている最中だった。ラッキーと思いつつ店内に入ると香ばしい匂いがした。焼き上がって居た鯛焼きがあり、買い求める。すると店主が「あなたは運が良い」と言う。

今店先でそう思ったばかりなのだが、更に「さっきまで大勢で混んでいて待ってもらって焼いて居たんだよ~」と言うのだった。
丁度焼き上がりだったので写真を撮らせてもらった。



店主は「ちょっと濃いけどお持ちになりますか」と言う。初めは何の事か分からなかったのだが、ちょっと焼き過ぎた鯛焼きを持って行く?って事の様だった。商品としてはB級品の様なので有難く頂く事にした。

長年使っている窯の温度調節が微妙で、ちょっと気を許すと直ぐに焼き過ぎてしまうそうだ。何でも年を取ると融通が利かない。
でも、焼立てが食べられるって事はこの上ない幸せです。決して保温箱には入れないでください。



店を出て振り返りと、軽トラで来たおっちゃんが店の中に入って行った。
おっちゃん、あんたもラッキーですよ。
人気の鯛焼き屋は夏も焼いている。



身延山道入口。石塔が乱立していて色々祭ってあるようだ。
戦国時代には武田軍が道路整備をし…などと立て看板に書いてあった。

しかし、この道も新幹線のガード下までで、そこから先は国道52号線になってしまうい面影も無い。この道も当時の面影なんて無いと言えば無いんだけど、それでも、少しは違う。狭い道をゆっくり走る。



清水で始めた見たホッピーの幟。
興津育ちの家人に写真を見せると、この店は昔肉屋だったと言う。そうなると此処のもつ焼きは期待できる。近所だったら常連になっていたかも。




自転車の片手運転は思ったよりもフラ付いた。以後気を付けます。
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防災訓練

2011-05-22 06:18:10 | ひとり独り言
サイレンが鳴ってかから逃げるのか?階下から母の声がする。
防災訓練なんだから、集合時間に行けば良さそうなんだけど、段取りが色々ある。
避難時間を計測したりするらしい。

今回は常念川の水門を閉めると、回覧板で連絡が有りその時間になると微かに水門のサイレンが気終えた様な気がする。

急いで常念川に行ってみると既に水門が閉まっており正常に動作したようだ。
(写真:静岡市清水区松井町、常念川)



水門まで来て見ると防災担当が、ノートパソコンを開き何やら操作している。
その場所は間違いなく海抜ゼロメートルで、津波警報が出ている時もそこで操作をするのだろうかと思うと全く緊張感が無い。

3.11震災前までは、立派なん水門が出来て効果も期待していたのだけど、あの津波の映像を何回も見せられていると、何の役に立ちそう無い様に思えてくる。

実際に巴川の堤防なんて海抜で考えると2m以下と思える。いくら水門を閉じた所で、堤防を乗り越えどんどん海水が流れ込んで来るだろうから、生きた気がしない。

ただ、あんな大津波じゃなくて小津波だったら防げるのかもしれない。





閉まる所を初めて見たけど、ホントの津波の時もゆっくり動くんでしょうね。
ふと、地震でこの地区が停電してしまった場合、水門は動くのだろうか。人力で動かすとしたら誰がやるのだろうか。今の訓練では、想定外の様だ。

深読みすると地震が来て停電したらこの水門は役に立たないって事でしょうか。



津波が来るとしたら、右端の羽衣橋からこの巴川を遡上していく。巴川の最初のカーブを曲がり切れず真直ぐ常念川に津波エネルギーが注ぎこまれる。そう思って見ると水門の扉が何とも小さく頼りなく思えてくる。

防災訓練をすればするほど、自分の二本足でどこまで逃げられるかが生死の境である事を感じる。家族を背負って逃げる事が出来るだろうかと思いながら、父の介護で使った介護いすを物置から出しておく事にした。



第三中学校(4.12m)へ避難訓練に行った母が校舎の三階まで上がり、その避難場所の狭さに驚いたと言う。避難指定町内の家族が全員来たら、とても入りきれないそうだ。しかも、もし校舎の扉が開いていなかったら、更に山手の船越小学校に逃げてくださいと指示されたそうだ。

扉が開くのを待って三階に上がるか、津波を背に山へ逃げるのが良いのか生死を分ける選択を迫られる。考えただけで助かりそうにない。でも諦めない。

船越小学校までの道のりを考える。第三中学校前の道(花みずき通り海抜4m)を西に向かい、最初の交差点(角が黄色い帽子)を斜め左に入って行くと通りに出る。その辺りで三中よりも3.00m位高くなっている。

そこを真直ぐ進み次の信号機で約18m位になり更に11m高くなった。(スイートママの近く)此処まで来れれば大丈夫だろうか。計算値で徒歩12分掛かる。なんだか不安が前倒しされた。
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清水の事

2011-05-17 06:30:15 | 気儘に散策
日曜日の午後。ゆったりとテレビを見ていたら「静岡市清水区」と聞こえて来た。
(噂の東京マガジン:噂の現場
一瞬ドキッとしたけれど、清水区と言っても広いので、堤防に穴を開けるなんて、由比か蒲原当りだろうと邪推していた。(由比と蒲原の人にごめんなさい)

次に映し出された風景に覚えが有り驚いたと同時に、笑っている場合じゃない。日本中から笑われているのだ。

現場の静岡市清水区駒越西(港南町との境)に行ってみる。
県道駒越富士見線。通称市立病院線。南下した突き当り。

この道は時々通っていて、土嚢が積んであるのは知っていたし、国道150号線が通行止めに成っている事も知っていた。



工事中の脇を抜けて国道150号線の工事中の現場まで行ってみると、番組中では中断している様な事を言っていたけれど、作業員は何人か仕事をしていた。(後片付けだろうか)
横眼で見ながら、さっき走って来た道を見下ろすと、確かに堤防の役目をして居る事が分かる。



此処を真直ぐ津波が入ってくると思うと生きた気がしない。
地元民は避難経路の再考は必至だ。

実際に出来る道路は真っ平らでは無く、ゆるい勾配が付くだろうと思われる。
だって、余りにも高低差が有る様に見えるから。



左端がバイパス。緩い上り坂でこの道に入ってくる。(180度のパノラマ)
右端の土嚢の上に見える橋は農道の橋で、その奥に国道150号線が有る。
国道150号線の橋はまだ、半分位の完成度だと思われる。

大きな写真
Google Earthで見ても工事中の道路が確認できた。

現在、海岸線の浸食が激しく消波ブロックが欠かせない。海側に出来た国道150号線のバイパスがある程度の堤防の役目をすると思っていたのだけど、そこを伝わって、海水が入って来てしまっては、何の意味も無い。



通行止めになっているため、左に曲げられる国道150号線。
坂を下りる途中で、正面に富士山が見えたりするのを密かな楽しみにしている。



黒い服を着た人が土を抑えている様に見えた土嚢。

全国放送で伝えられた事で、波紋の大きさを知る。
波紋の大きさを知って居るから、行政のフットワークも良い様に見える。(言い訳のための根回し)
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inしみず

2011-05-16 16:19:57 | 気儘に散策
静岡市清水区ドリームプラザ海側デッキ。

午前10時から行われた居たマラソンコンサートもプログラムの終盤を迎えた。
JAZZは夕方から夜が良いですね。
余分な物が見えなくなって、いろんなものが綺麗に見える。

早めの晩御飯を済めせ、ほろ酔い気分で出掛けた。
夕方の風も気持ちがよく、一人散歩には持って来いなのだ。



しかし、ドリープラザが見えて来ても、ちっともJAZZが聞こえて来ない。
ユニクロの前を過ぎても、観覧車の下まで来ても聞こえない。

あれ、今日は早仕舞?と不安に成りながら海側デッキへ急ぐとやって居ました。
大音響じゃなくて、海側デッキに居る人達が楽しむには丁度良い音量だったのす。
ご近所の迷惑を考えないと、屋外イベントは続けられませんね。

今、日本の何処に行っても「義援金」の文字を見ない事はない。
此処にもそんな箱が用意されていた。
旧年までは次回の開催のための募金箱が有ったのだけど、今年は全額寄付するそうだ。例年、硬化が多かったけれど今年は札が多いそうで、それは、当然と言えば当然なんだと思う。何も出来ないと思っている人達が、少しは手助けをしたと思える瞬間なのだ。

義援金をした人が受け取る蝋燭(写真)



JAZZを聞いていると、体の毒素が洗い流されていく様な気がする。

演奏者の後ろを自転車で通る人も許す。
リズムと関係なく吠えまくる犬と、それをほったらかしにしている飼い主も許す。
酒を飲みながら、大声で笑う集団も許す。(その中に入りたい)

そう思って音楽に浸って居ると、それらも含めて音楽になって行くのだと感じたりもする。

演奏はこちら




あら、この観覧車もドリームが付いていた。
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不協和音的湊横

2011-05-14 13:45:09 | Bの壺
清水駅前銀座のリビングハウスこまつの3Fでやって居る陶芸教室に行く。
店先で野口さんに会い、「ポートサイドジャズinSHIMIZU」(5/15)が無事開催出来そうである事を喜び合った。例年天候不順に悩まされたのだが、連日の雨も上がり今年は晴れそうなのだ。

人気も定着して来て、人出も多くなり、良い事なんだけど、好きな所で好きなように聴いていた当時を思い出すと、ちょっと窮屈な気がして、一歩引いてしまう。
でも、港で聞ける生jazzは良い気持ちになります。

ここ数日吹き荒れている強風が気になる所ですが、港に風が有るのは当たり前でした。

プログラムとポスターをダウンロードし、出演者をチェックする。
山梨さんのハモンドオルガンは外せないし…、と昨年と同じ事を思っている。

プログラムはこちら




先週に続き、今週も急須を作る。
今回は、着色をする事になり、ハンス・コパー風に赤土色の下地を塗り、その上に白い着色をして焼き上がりを待つ。

下地の色がどれだけ浮き出てくるか楽しみなのだが、講師の小割氏は「出来上がりについては、自己責任でお願いします」と仰り、どの程度の濃さがどう出るかは、未知数だった。
ただ、教室の生徒さんは自分で色付けするのが面白い様で、楽しみが膨らんだ。



静岡市清水区港橋から見た富士見橋の夕焼け。






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