空白の一日

家人の車（9年使用）を軽自動車に変えた。
軽自動車と言っても侮る無かれ。オプション付けたら200万円するのだ。
そんなに高い車は買えないのでちょっとグレードを下げて家人には納得してもらい、待ちに待った納車日を迎えた。

購入した車は町で走っている所を見た事が無い新型でちょっと自慢。（でも軽自動車ですから）

納車日当日に一つの疑問が有りました。
任意保険はどちらの車に適用されるのだろうか。

保険会社のホームページを見てみると既に新車に切り替わって居るのだった。
そうなると古い車の保険が切れているって事じゃ無いだろうか。
納車割引の適用でディーラーまで古い車で行かなければ成らないのだ。

家人にその旨伝え「慎重に運転するように」と言ったのが返って逆効果だった事を知り平常心を心がける様に違う話題で切り抜けたと思う。焦る。


そんな疑問をディーラーの担当営業に聞いてみると「大丈夫ですよ」と言う。
保険は既に新車に切り替わっているんだけどと更に追及すると
「その辺が曖昧で、納車日は新車、旧車のどちらも適用されます」と付け加えるのだった。

それなら安心。

保険証書なんかを見ると午後四時から適用なんて書いてあり、新車の保険は今日の午後4時からだろうかと思っていたのだった。

軽くドライブをして帰る。

試乗した時は軽自動車って意外と広いんだと思っていたけどやっぱりそれなりに狭かったけれど、小回りが利いて町乗りにはちょうどいい。燃費もリッター30Ｋｍなんて（計算上）凄すぎる。(笑)

御殿場

清水から見える富士山と違って富士市辺りから見る富士山は大きく雄大に思える。
忙しいのに現場仕事が続き本日は御殿場まで出向く事に成ってしまった。唯一幸いなのは運転しなくても良い環境なので、新東名から眺める富士山を堪能した。



同じ日の富士山なのに御殿場側と言うか（東側と言うか）こちらは雪が綺麗に残っておりそれは其れなりに綺麗なのだけど、宝永山が無い富士山は物足りなさを感じる。
東京から眺める富士山は此方側なので綺麗に雪が有ると御思いでしょうが、そんな事は無い。



御殿場と言えば「二の岡フーヅ」と直感的に思い浮かべるほどの積年の思いが有る。
向田邦子の本を読んでこの店を知り何度か探しに来た事が有ったのだけど見付けられず断念し、今思えば近くまで来ていたのだが…。もう一度は定休日で買えなかった事が有る。

そもそも、現場の序に来ようと思っていると事に無理が有ったのか？

今の時代ネットで注文すればとお考えでしょうが、作家と同じように店で買いたいと思っていたのだった。
今回時間に余裕が有り来訪。

店舗の大きさに比べて駐車場の広さに驚く20台くらいは止められる。
平日なのに先客が有り、其れにも驚かされる。「美味しい」評判が広まっているのだ。
店先で迷う事無くベーコンを注文したのだけど、きれいに並べられたショーケースの中を見ていると全部買いたくなるような食いしん坊に気が付き自重する。



絶品と伝え聞く「ベーコン」を購入。
厚めに切って焼いてみる。



調理例。何度も食べたくある味で、脂身がとろけるように柔らかくて美味しい。
家族にも評判で機嫌が良くなる。スモークが効いているのでラップは二重に包んで冷蔵庫にしまいビールのつまみにも良いなあと思い始めると仕事終わりが待ち遠しく成って来た。(笑)

ブログを書いていても食べたくなるような美味しさでした。

ボーリング

道路の拡幅に伴いボーリング場の駐車場が収容される事に成りその影響調査の仕事が舞い込んでしまった。絶対にお断りしたい仕事だったのだが巻き込まれ的にメンバーに入っていた。

営業開始時刻から何台駐車されているか10分毎に集計を取り最大駐車台数を算出するのだった。
このボーリング場は平日は9時、土休日は8時から営業をし早朝5時まで営業していて驚く。
5時まで営業する必要性が有るのだろうか。

ボーリングブームが有った頃小学生で、成人してからもボーリングはやっていたけれどここ数年、年一回程度に成り、体にダメージが残るスポーツに成ってしまっていた。

駐車台数は仕事だから調べるけれど、一体どんな人がボーリングに来るのだろうか興味が湧いて来る。何か別な目的意識を持たなければ此長丁場を乗り切れそうもない。

日曜日の朝。開店前に調査の準備をしていると数台の車が駐車し始める。入口が6ヶ所も有りどの方向から来て（西か東か）どのゲートから入って来たか細かく調査しなければならず気が抜けないでいると、調査開始時刻の8時には13台の駐車が有りその後、一気に10台が入って来て驚いた。

てっきり斜陽産業だから閑古鳥が鳴いて暇な一日が過ぎると思っていたのだけどそうじゃないらしい。でも何故。休日は1ゲーム650円もするのだ。早朝ボーリングが100円だった頃を体験しているので高額な遊びに二の足を踏む金額だ。

調べたらやはり早朝割引が有り3ゲーム1,200円らしい。なるほど現在でも同じ事をしていて新鮮さが無いなあと思われる。

さて、そんな開店と同時に来た人たちはどんな人達か調査に行く。トイレを借りる振りをして持ち場を離れボーリング場に入って見ると、揃いのユニフォーム（紫色で背中にネームが入っている）を着て約20人で大会をやっている様だった。当然マイボール、マイシューズだ。
カートを引きながら歩く人が有りよく見るとボールが入ったバッグを引いているのだった。
然も3個持っている。殆どプロみたい。

それでこの人達の年齢はと言うと還暦を過ぎた人たちと思われる。女子も居る。球筋を居ると綺麗なフックボールでポケットに吸い込まれスピードこそ無いけれど見事なストライク。上手だ。

きっとこの人達は若い頃からやっていたんだろう。
だってスポーツって19歳頃までにやった競技を続ける傾向が有ると聞いた事が有る。

そうなると若い人達は来るのだろうか。

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昼間の2時台がピークと思われそろそろ客も減り始め頃突然数台の車が列を成して入って来た。
一体これは何だ。続いてまた数台入って来た。タクシーで乗り付ける一団も居た。
みんないい恰好をしている。そうか成人式の二次会だ。

天候に関係なく大勢で遊べるスポーツとして良いらしい。一部の若者にはボーリングは生きているのを見てボーリングも捨てたもんじゃ無いと思う。

ボーリング場が用意した無料貸し出しのボーリングのピンの着ぐるみを着せられた人はきっと罰ゲームの様で（若い時じゃなきゃ絶対着ない）そんな光景を横目で見て自分の成人の日を思い出していた。


深夜0時から早朝5時まで女子はゲーム代無料のキャンペーンは不発だった。
調査終了時刻を迎えた頃は眠気で思考低下。仮眠をしてからでなければ家まで運転して帰れないほど疲れてしまった。平日同じ事をするかと思うと、因果な商売を恨む。(笑)

ラーメン

食べ物ネタが続くのは、脳みそを仕事が占めそれ以外では食事の事だけに成っていると思われる。
毎日の行動を振り返ると

起きる→仕事→食べる→仕事→寝るの繰り返しだった事に気が付いたのだった。
仕事の息抜きにブログ更新をしていたのだけど目の前に工期が迫り焦り始めた。

不思議なもので焦れば焦るほど悟りに近い境地に成り、何とかなるさと半ば開き直り、命取られる訳じゃ無いと言い訳の様な事を念じている自分がなんだか可笑しい。

そんなに忙しくて事務仕事をしているのに、現場仕事が舞い込み現場仕事が事務仕事の息抜きに成りつつあることに驚き、一体いつ休みは何処に行ったのか考えると、それは昼食時だったりする。

沼津の現場仕事で現場近くの手頃な店を「食べログ」で検索すると星が少し濃いオレンジ色の店を見つけた。それが此処だ。



レンズの細長いメガネを掛けた（一瞬怯む）マスターにＡセット（ラーメンと半チャーハン）炭水化物てんこ盛りを注文する。

昔ながらのラーメンにホッとする。麺の湯切りをする道具がフライパンの様な網（直径30㎝くらいかな）で最近よく見る口が狭くて（直径15㎝程度）細長い湯切り器とは一線を画す。そうそう、昔はこれでした。
先代の技術を受け継いでます。



奥さんが作るチャーハン。
パラパラしていて美味しいのだが、ちょっとしっとり感が欲しかったなあと帰りの車の中で思っていたのだけど、ラーメンスープでのばせば良かったじゃん。（蓮華ですくったチャーハンにラーメンスープを入れる事）次回訪店チャンスが有ったら是非試したい。
ぽろぽろのおチャーハンが自分好みに成る事請け合いです。

でも、次回注文するのは「メンマラーメン」か「わかめラーメン」に成りそうです。(笑)
メンマのテンコ盛りが見たいですね。

興津鯛焼き

沼津からの現場仕事の帰り道。興津辺りで国道一号線の旧道（旧東海道）に入り街道沿いに有る鯛焼き屋を目指す。

此処の鯛焼きは古い窯を使っていて表面が少し焦げ気味でパリッとしていて美味しい。
興津の町は餡子を作る機械の発祥の地で餡子とは深い関わりがあり、この鯛焼きもその一つと言える。

店の隣に有る駐車場は既に先客が有り満車（一台しか停めれない）
仕方なく道路に駐車して店に入ると先客は鯛焼きの写真撮影をしていた。
テレビの人？と聞くと「テレビ静岡です」と言い番組名を名乗った。

お笑い芸人が来たそうで今日はその写真撮りに来ているそうだ。

ふと鯛焼を見たら右を向いている。
向きが反対の様な気がすると呟くと
「鯛焼きはこちらの面が綺麗なので右向きにするそうだ。焼魚とは反対に成る」そうで為に成りました。



焼き場で楽しそうに鯛焼きを作っているご婦人たちの手元の鯛焼きも…




右向きに並べられていてしかも蒸れない様に簾が下に敷いてあり、保温箱に居れたりする何処かの大判焼き屋とはお客に対する向き合い方が大違いだ。（何回も言っちゃうけど…）




お持ち帰りの鯛焼きも蒸れない様に経木に包まれていて美味しく食べるための心使いに鯛焼きの温かさ以上に体が温まる思いがします。然もかしら右。(笑)

清水区庵原在住の義母にもこの鯛焼きを届ける。以前興津に住んでいた義母は餡子好きなのだが話が長い。まあ、これも成り行きだからしょうがない。相槌を打っていると突然「換気扇の紐を引っ張っても回らなくなったんだけどどうしてかね」と聞いて来た。

小生を便利屋と思っている気もするけれど、そこは丁寧に壊れたんじゃないですかとお答えしておくと「そうかね」と妙にあっさり納得されてしまった。これで気が澄んだなら良しとしよう。

「今年で86歳に成るのさ～」と聞いて思わずやっと平均寿命ですねと言ってしまった。
あっと思ったのだが後の祭り。こんな話をするともう寿命が無いと思ってしまう年寄りが多いと聞いていたので、フォローしようとするのだが上手く行かない。元気だから大丈夫ですと付け加えたのだった。（汗）