私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

近所の病院

2012-02-21 15:24:54 | ひとり独り言
近所の蕎麦屋に出掛ける。
此処は鴨セイロが無いので毎回何を食べようか迷ってしまう。
毎回、蕎麦とご飯の定食を頼んでいたけれど、食べた事が無い物を食べる事にした。それと言うのも此処の天婦羅に納得がいかないのだった。

何度食べても衣が硬いのだ。サクッではなくガリッなのだ。天婦羅屋の衣とは全く違って独特なのだった。そこで一つの仮説を立てた。この揚げ方は汁に入ると美味しく成るのでは無いか。

そこで初めて「天南蕎麦」を注文する事にした。「セット」にするとご飯とおしんこが付くらしいのだがちょっと食べられそうにないので止めた。最近小食なのだ。

いつもの看板娘に天南蕎麦と告げると「セットにしなくて良いですね」と念を押された。もちろんセットにしなくて良いです。何度も頭の中で反芻した結果ですから。

看板娘が注文を厨房に通すと厨房の息子から「セットにするか聞いてくれましたか。若い人にはお知らせしてくださいね」と言って居る。看板娘は「聞きました」と素直に応えているのだが、この掛け合いがなんだか可笑しい。だって、看板娘の方が経験が長いと思われるからだ。

何年ホールを任されてると思ってんだ。と言ったかも知れない、私なら。



天南蕎麦が運ばれてきて、ガリガリの衣が有る程度柔らかく成って其れなりに美味しくなっている。温かい蕎麦は殆ど食べた事が無かったのだけど、柔らかい蕎麦は食べ易くて芯から温まった。

隣のテーブルに座っていた老女二人が病院の工事を話題にしていたので聞き耳を立てると、病院が近く成るから良かったなどと言う事を言って居る。
完成まで元気で居てくださいねと思いながら蕎麦を啜って居ると、若女将が出て来た。

「伯母さん最近見なかったけど元気だった?」と声を掛けている。何でも体調が悪かったそうでやっと外に出れる様になったそうだ。そうしたら年の話に成り「家のおばあちゃん(看板娘)も、89歳に成ります」と言うじゃありませんか。元気だなあ。店に出るのもボケ防止の一手みたいだ。



今から蕎麦屋見習いも無いのでボケ防止にはどうするかなどとぼんやり考えている。

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通り

2012-02-20 17:32:28 | 気儘に散策
静岡市清水区。区役所付近の山下天丼店角。
天気の良い日中に自転車で走って居ると見慣れた景色が光って見えた。
いつもはネオンなどの人工の光ばかりの通り(夜走っているので)を見て居た。

写真で切り取ってみると行った事の無い街の様でワクワクする。


波止場踏切の向こうに建築中の建物が見え景色を変えている。あそこからこっちを見るとどんな風景に見えるのか見え見たいと思う。
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鶴と亀

2012-02-04 13:58:28 | Bの壺
突然起きた背中の激痛から一週間。生活に支障が出ない位まで回復して来てけれど、ちょっとした動きで鈍い痛みがぶり返し、素早い動きを控えている。

ここ数日の冷え込みで一層着脹れているのだが腹の出っ張り具合を見ると良い状態とは言えない。愚息と一緒に風邪をひき食欲が無かったのだけどそれも元に戻り今夜は快気祝いの晩酌を楽しみにしている。

陶芸教室から出欠の確認が有り「今日は行きます」と元気良く返信し出掛けて見ると生徒は自分一人だった。
いつもは何を作るか事前に考えておいて、直ぐに作り始める(教室で考えるのは時間の無駄だと思っていた)のだけど、今回は全く思い付かなかった。何を作ろうとしても面白みに欠けると思ってしまうのだった。

結局、酒器を作る事にして徳利とお猪口にした。
其れが一番利用価値が有り様な気がするのだった。
鶴首の徳利には決まった形が有り、それによって善し悪しがはっきりするそうで、その形が見えて来ない。

ひと通り形が出来た所で講師からのアドバイスが入る。「肩の辺りをもう少し膨らめた方が良い」と言われ、特殊工具で内側から広げるのだが思うように広がらない。すると、次のアドバイス「徳利の口から息を吹き込み内側から膨らめる。その時に膨らませたく無い所を手で押さえて型をつける」と言う。

粘土の器に口を付けて息を吹き込むなんて講師お得意の冗談と思って上目遣いで見ると笑いながら「本当だから」と念を押された。それでもまだ疑っている。

指導に従って息を吹き込むと粘土の器が息をする様に膨らんだ。生き物の様な気がしてちょっと驚いたのだけど、それまでの形と全く違う張りのある徳利に成りそれにも驚いた。
陶芸も奥が深い。
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