私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

夏の終わり

2013-06-30 03:45:40 | Weblog
残り二試合を全勝し対象チーム(三位)が連敗した時のみ決勝トーナメントに行けるなどと計算上だけの期待に試合に臨むのだが一試合目で負けた。

監督も覚悟を決めたようで三年生全員に公式戦のユニホームを着せた。それまでは二年生からも公式戦用の控え選手を出していたのだが急に変更したそうだ。今日はこの「14」を追いかける。

中学に成ってから始めたサッカーなんて私学のチームに比べたら雲泥の差が有る。それは父兄や控え選手の様子でも明らかだ。試合後の様子を見ると其処には発電機付の扇風機が唸りをあげていた。あんな物を部活動で持っている事自体驚くのだけど、そんな物が有る事自体知らなかった。私学恐るべし。

部活に掛ける父兄の温度差を感じる。



高校野球などでは敗戦濃厚になった時に三年生の代打が出てきて三振する場面を見る事が有る。
賛否はいろいろあると思うのだけど、来年どころか人生において二度とない経験と思えばそんな事もしたくなる気持ちが良く分かる。すっかり監督の気分なのだ。

中体連のルールをよく知らないのだけど敗戦濃厚になったチームが残り5分でゴールキーパー以外(10人)全員交代をやらかした。監督は「逆転するぞ」と言って選手を送り出したのだが、さっきより明らかに戦力が落ち、防戦一方に成っている。

それでも監督は大声で指示を出し続ける。(それで良いのか。)

Jリーグであり得ない景色にちょっと驚く。(選手交代は3人まで)でもそれが全員三年生だったらと思うと公式戦に出場する事こそが重要な事なのかも知れないと思える。

ただ今年赴任して来た愚息のチームの監督は最後まで試合を諦めないそうだ。だからそんな温情はあり得ない。

前半が終わり、多分今日も一日ベンチかなと思っていたのでベンチの後ろに行くと14番が見つからない。ふとピッチを見ると左サイドを走っているじゃありませんか。急いで左サイドに行く。



同点に追いつかれ疲労の色が見え始め思うように走れなくなってきた。
1トップのFWにボールを集めチャンスを作ろうとするのだが形にすらならない。

そんな時右サイドにロングボールが出た長身のFWは難なくマイボールにしたのだがゴール前に誰も居ない。それを察した愚息が左サイドから猛スピード(親の贔屓目)でゴール前に駆け上がると其処にセンタリング。

愚息の放ったボレーシュートはヒットせず力なくゴール横をすり抜けた。これが公式戦で見た最初で最後のシュートだった。



三年間サッカー部に所属していただけでも褒めてやりたいと思う。よくやった。





なんか随分遠くに行っちゃったような気がした。
始まっても居ない暑い夏がもう終わった。
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記念の日

2013-06-26 16:55:51 | ご飯ですね
今月は結婚記念月。
家人と食事に行こうと思いつきレストランの予約を入れる。
この日ばかりは愚息も大人しく付いて来た。

静岡市の葵区と駿河区が見渡せる窓辺に座ると眼下の茶畑が静岡を再認識させる。
此処は洋食の店なんだけど景色は間違いなく日本だ。

料理が出て来るまで、これまでの結婚生活を振り返り新婚当時の話を始める。



最初は新婚旅行のエピソードで旅行先の美術館巡りをする事にしていた。その為にカルトミュゼ(美術館入場パス)を購入しホテルを出たはずだったのだが家人は忘れてしまった。

結婚して18年。今思えばそう言う人(そそっかしい)なんだから彼女のパスも自分が持つべきだったと思えるのだけど当時はそこまでは理解していなかった。一人で取りに帰った彼女をオペラハウスの前で待つのは何とも言えない気分で辛かった。今日一日だ台無しに成ったと思えたからだった。

そんな話を愚息にすると「それをいつまでもネチネチ言われたんだよ」と家人に返された。
新婚当時からお互い性格が変わって無い事を愚息の前でさらけ出してしまった。(笑)



こちらの話が乗って来たので、愚息(中学3年生)からもこれからの進路について聞けた。
愚息とゆっくり話す事も最近ではすっかり少なくなって居たのでちょっとほっとした。
美味しい料理は気持ちを解す作用が有ると思う。



メイン料理が終わりデザートメニューを見せられる。
どれにしようか迷いながら決めると、何個選んでも良いと言う。それでは二個ほど追加してみた。予約を入れる時に「結婚記念日」である事を告げていたので「プレートにおめでとうの文字を入れます」と聞いていた。

それがこれだ。プチサプライズ。

家人の選んだデザートは彼女らしいものだった。
この後店の方のご厚意で記念写真を頂いた。ちょっと嬉しい。

あと何回記念日を迎えられるだろうか。数えるのをやめた。
コメント (2)
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水神さん

2013-06-16 14:31:41 | 気儘に散策
巴川越しに見る水神さん。

朝から花火が上がり今日は水神さんだねが挨拶に成る。

水神さんは決まって雨に成るが合言葉だ。
何回か雨の中を巡回パトロールに出た事が有り二年連続で雨に当たってから辞退している。

時刻を見計らって家を出る。港橋まで歩いて10分。右岸側を遡って行くと人々が護岸に集まっていて思うように見えない。袋城跡を通り過ぎちょっとした隙間にねじ込む。



例年通りなら口開けの花火が午後7時45分その後15分毎にスターマインが上がる。
どうやら今年もそうらしい



八千代橋の上は真直ぐ歩けないほどの人で溢れていて、毎年の事ながらよく集まってくると思う。けれども知った顔に会わないのは知り合いが来ていないか、暗くてよく見えないかですね。
「おとうさん」と呼ばれた気がして振り返ってみたけれど愚息かどうかさえ分からなかった。



此処も長い行列が出来ている。




最初の花火




大型じゃない肩書の無いスターマイン。
近くで聞くと破裂音が耳に突き刺さる。何となく恐ろしい。
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今週の作品

2013-06-16 06:00:18 | Weblog
中野和馬的な器。(自称)
縦に長い作品を思い付きタタラに伸ばした後円柱に巻き付けてみた。

製作当初は花器の積りだったのだけど徐々にビールが飲みたくなってジョッキへと変化させた。
小割氏(講師)に意見を問うと
「この作品のポイントはその継ぎ目だからそこが見えないと面白くない。
ジョッキにするなら取っ手を付けるんだけど、その形から左側につけた方が姿が良い」

これは難しい。
なぜならジョッキは右手で持つからだ。
左利き用とするか、諦めて右手で持って継ぎ目を皆に見せるか。

継ぎ目を中心から少し左に移動し飲み口を決める。

持ち手のバランスが今一つ良く分からないので思い切った形にできない。
今回はこんな感じ。
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本人的力作

2013-06-07 05:47:29 | Bの壺
陶芸を始めて4年位に成るけど、全く上達しない。教室ってのは趣味の域を出ない事を小学校の頃から教わったような気がする。もっと勉強したい人は、違うところで勉強するらしい。

趣味って事で自己満足しているけれど自分で自分を褒められる作品を作りたいと思う。
そこで欲しいけれど売っていない「自己満足的逸品」を目指して今回は昔の清水港(三保が切られたり埋め立てられたりする前)を皿に表してみようと思った。

参考にした地図の巴川が改修された後だったので意外と真直ぐだったりする。一部海岸線が埋め立てられた後だったけれど、まあ、いつの時代の清水港か分かる程度に写し取る。

此処まで作ってしばらく教室を休んでいたので自然乾燥が出来て作品的にはいい感じになっていたと思う。



此処からは化粧土を用意して着色する。釉とは違い殆ど思った様な発色に成るらしい。ただ、黄土色の方は掛ける透明釉によって焦げ茶色に成るそうだ。その化粧土を薄めて薄い焦げ茶色を作る。

このまま焼いたのではちょっと面白みに欠けるので更に手を加える。(本当は何もしない状態が一番良かったりするので土壺に嵌る様な感じ)サンドペーパーで表面を削り色の濃淡を作り出し変化が出るようにする積りだった。

後で考えれば此処を慎重にするべきだった。青い所と同じサンドペーパーを使ってしまったので黄土色の中に青が混じってしまったらしい。今はまだ分からないけれど釉と反応してどうなるか焼きあがるまで不明。青は強く出ると言われていたのに、趣味の域はこんなところにも表れる。(まあ、良いや)

そしてこの上にガラスを載せて焼いてもらう。綺麗な大波が出来るはずなんだけどどうでしょう。こうして見ると久しぶりに自己満足的な良い作品が出来た。(笑)

こんな感じ(清水港をモチーフ)の連作を作ろうかなと講師に呟いたら
「今度はどこの港にするのですか」と言われ思わず笑った。
仕方がないので興津川を中心にサッタ峠辺りにしますとお茶を濁しておいた。
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