今ある物

夜なべ仕事も終わり、肩の荷が下りて清々しい気分と、圧力の無い気楽さで散歩に出てみた。早朝と言う事もあり、歩いている人は殆どが散歩をしている人ばかりだ。

初老の男性が一人で歩いて来られ、すれ違い際に「おはよう」と声を掛けられてしまった。テッキリ、黙って通り過ぎると思っていたので、慌てておはようございますと返す。彼に聞こえたかどうかは、やや、疑問ではあるが、仕方が無い。

更に、常念川に沿って歩いていると、ここは犬の散歩コースらしく、犬を見ない事が無い。すれ違う時にどうするのかと身構えていたが、犬を連れていない人は、仲間と見なされないらしく、黙ったまま、すれ違ってしまった。川沿いの道いっぱいに5～6匹の犬が来ると、ちょっと曳くよね～
これからは、犬を連れて歩かないと、朝の散歩は出来なくなりそうな気さえする。(笑)そうかと言って、犬を飼う気もない。（母は犬嫌い）


古い写真や資料を見ていると、当然、昔の様子が分かる。でも、それは、現在見るから昔の事で、当時は、現在を見ていたのだ。
そう思って、朝の町を見て見ると、電話ボックスに気が付いた。この電話ボックスは、いつまで在るだろか。
携帯電話を持つようになってから、電話ボックスを使った事が無いし、使う予定もない。これは、誰が使うためのものだろうか。（携帯電話を持たない人が使うのだ）

そう言えば、夜に成ると、どこから来たのか、日本語じゃない言葉を話す人たちが、使っている所を見た事がある。電話ボックスは、既に、日本人の為の物ではなくなっているのかも知れない。

家族全員が、携帯電話を持ち歩くようになれば、電話ボックスも過去の遺物に成りそうだ。

中運動会

22日に強行開催された運動会は、降雨のため中断する事になってしまった。残りを、好天の本日無事に開催され、「白組みの逆転優勝」で4連覇を達成した。

「なべさんが、雨が降ればいいって言うから」と突っつかれましたが、元気いっぱいの子供たちを見る事が出来て、良かったと思う。

「あきらめない」と言われ、もうひと頑張りです。

延期

台風の影響で、土曜日の運動会が、日曜日に延期されたのだが、天候不順で再延期になってしまった。
朝から、準備で忙しかった先生達も、肩を落としているのが、遠目でも分かるほどだった。我が家でも、朝から弁当作りで、ワサワサしていて、落ち着かなかった。
明朝も、同じ事が行われるかと思うと、「ゾッ」とするのだが、不幸にも現場に出掛けるので、運動会を見る事は無い。



去年も仕事で、運動会を見れなかったのだが、今年もそうなりそうだ。
一掃の事、明日も雨が降れば…と思っていたが、天気予報は晴れだった。

台風過ぎ

今日の未明、台風が近づくと気象情報で知り、戸締りを厳重にして就寝。
午前三時ごろ、突然の腹痛に冷や汗と共に目が醒め、外の気配を気に掛けると、雨は降っていなかった。台風は行ってしまったんだと安堵しながら、布団の中で痛みを堪えていると、いつの間にか眠ってしまった。

朝起き上がり、今朝の腹痛は何だったろうかと考えながら、食べた物を思い出す。
お萩を食べた訳でもなく、冷凍餃子を食べたでもなくい。体に合わなかった物が、あったのだろうか、疑問は残ったまま朝食を食べる。

ベランダに出て、台風の避難をしていた植木を片づけていたら、終わったはずの朝顔が咲いていた。そろそろ枯れるかと思っていたら、ここ数日の雨で、息を吹き返したようだ。植物の生命力には、感心する。

終わったはずの仕事が、朝顔の様に息を吹き返し、毎日、訳の分からない電話が鳴り、集中力が寸断される。舵取りの居ない船に乗った様で、迷走が続く。



植木を片付けていたら、頭に雫が落ちて来た。「冷たい」

見上げると、物干し竿に付いた雨雫だった。
行儀よく並んでいるのが面白くて、一列に並んで歩く小学生の様で、気持ちが良い。
よく良く見ていたら、横に広がった自分が写っていた。


今日は、小なべの運動会だったのだが、昨日の内に順延が伝えられ、静かな土曜日を迎えている。明日、運動会が行われるのだが、上級生による「騎馬戦」あるらしい。

季節もの

昼食後、梨を食べながら、テレビを見ていた。家人が「今の季節の果物は、何でしょうね」と話し出す。梨もそろそろ終わりだから、柿でしょうかと答えた。
「季節の果物は、体に良いそうだから…」とどこかで読んだ（書いた）ような事を言われ、ブログを読んだなと思った。最近、読んで居ない事を知っていたので、好き勝手な事を書いていたら、やられた。「あれって（いちじく）、買って来いって事なの」と妙に優しい言葉で（そう感じた）聞かれたのだが、黙っておいた。

散歩に出ると、薄い自販機を見つけて、何処にでも置けてしまう便利物と感じるのだが、こいつが、地球を暖めているのかと、恨めしくも思う。
喉が渇いた時は、必死で探したりするのに、今は、無用に思える。