T･M･S

愚息のアパートに泊まり、東京で開催されているイベントを検索していた。
「運慶」かなと思っていたのだけど「東京モーターショー」に行く事にした。
ガソリンエンジンから電気自動車に舵を切った自動車業界の分岐点に成る歳だと思ったからだ。

台風22号が近付く29日、こんな雨の日はきっと空いているだろうと思ったのだけど甘かった。
ゆりかもめの国際展示場駅を降り立つと其処に入場までの列が出来ていたのだ。ビックサイトは右に見えるのに行列は左に向いている。

入場制限をしていると係員が言っているので、真直ぐ会場入りは出来ない様だった。中には「こっちから行ける」と言って右（ビックサイト）に向かって歩いて行った方も有ったけれど、入場拒否されていた事が後から分かって、係員の言う事は聴くものだと自戒した。

しかし、雨が強く成り膝から下はぐっしょり濡れて気持ちが悪い。
付き合いで並んで居た愚息も「大して車に興味が有る訳でも無いのに、こんな雨の日に来るなんて」と最もな事を言うのは大人に成ったって事だろうか。又は、親孝行の積りで付き合っているのか。



30分ほど雨の中を歩きやっと入口に付く。
「手荷物検査を実施しています」と言うものの、雨の中傘をさして係員がどの人なのか分からず、何処で鞄を開けるのかも分からず何もしないままゲートを通り過ぎた。これで良いのかと思いつつも止まる事は許されない。その先に有ったのはチケットの提示。手荷物検査が全く機能していない事は主催者側も分かって居た様だけど、どうしようもないみたいだった。

やっと会場入りする。まずは昼食。早めに食べておかないと長い行列に並ぶ事に成る。急いで食べた後目的のブースを探す。やたらに広い。



ＢＭＷ。
人口密度が高く最前列に行くまで時間が掛かる。
車のドアーノブが無い。運転手が近付くと自動で開くらしい。
冬の静電気を感じなくて良いかも。

この車で木造住宅が一軒建つらしい。



ポルシェも人が多い。
ポルシェが自転車を作るとこうなる。
多分軽自動車ぐらいは買える金額はすると思う。(参考出展）




業界をリードするのはベンツだ。
レーシングカーを公道を走るように作るとこうなる。
日本でこの性能を出せる公道は無いと思うけれど、それは置いといて。

人がたくさん集まる処には沢山の「気」集まっており、自然に体に入って来た。
何か始めたくなるような「気」が自分の中に湧いて来た気がする。
人の多さを実感するには丁度良いイベントでした。(笑)

みつまめ

愚息の通う大学で留学説明会が有るから保証人は参加する様に通知が届き、電車を乗り継いで大学に行ったのだった。
入学式以来だ。

留学先の大学の説明やその街の環境、宿泊施設。そしてそれに掛かる必要経費。
そして帰国後の英語成績の向上の仕方を見せられると、気持ち良く送り出さなければと思わされる。

黙って聞いているだけで気が滅入りそうで、周りの父兄がみんなお金持ちに見えて来た。
今から準備を始めなければならない事も有り、頭の隅っこに忘れない様にして置かなければならない。

約3時間30分の説明から解放されてホッとする。

*-*-*

折角お町まで出て来たのだから、弟と晩飯を食べる約束して上野まで行く事にした。
愚息はバイト先に寄ってから来ると言い現地で待ち合わせ。果たして無事に来れるだろうか心配に成る。

でも、スマホが有れば多分着けると言い、そんな時代に成ったのでした。



一通り食べ終わった後、何か甘い物を食べようと言う事に成って上野駅の中を歩いていたら、「しるこ」の文字が目に入って来た。
そうか、餡子が食べたかったんだと男三人で店に入る。

汁粉を注文するつもりだったのに、向かいの席に運ばれた「クリームあんみつ」に目が眩みメニューを見直すと「クリーム**」の多い事。全部ありの「フルーツクリームあんみつ」に落ち着いた。
でも半分食べたくらいで、お腹いっぱい。でも残す事が出来ないので何とか完食。

やれやれと思っていると、隣の席の気品高いご婦人が汁粉を注文しており、自分もそれが食べたかった事を思い出すのでした。

教訓。
「席に着くまで食べたい物を忘れずにいる事」

期日前

衆議院選の投票日に台風が来る予想に成り、期日前投票でもしておこうかと思い立ち夕方（6時頃）清水庁舎に行って見ると、
いつもは閑散としている駐車場に入場待ちの列が出来ていた。

こんな時でも第三駐車場はガラガラなのでそちらに駐車してロビーに行くと人の息で異様な雰囲気と熱気に包まれていた。
100人くらいの行列が出来ており「最後尾」のプラカードを持つ係員まで出て「なんじゃこれ？」って感じです。
スマホで写真を撮っている人までいて、その異常ぶりが分かる。

プラカード員に期日前投票の行列か確かめると「受付を済ませてから列に並んでください」と言う。
受付の方を見ると既に20人くらい並んでおり、完全にキャパをオーバーしている。

投票機能は完全に麻痺しており期日前投票を諦めて庁舎を出た。なにやってんだ。
葵区の役所でも同じ事が起きて居る事をツイッターで知り、考える事はみな同じ何だと思うと唇の右端が引き上がる。

追記



期日前投票は二日前の20日までに1564万人で選挙人名簿登録者の14.71%。全都道府県で増加していると総務省が発表した。
前日分が加算されて居ないのでこの数字はもっと増える。

台風の影響でこうなったと思うけれど、土曜日の朝9時に清水庁舎に行ったら、既に40分待ちとロビーは人で溢れていた。
勿論駐車場も溢れている。

前日に比べて係員が増えているとは言え、基本的な処理能力（パソコンによる本人確認）が強化されて居ない（投票場所が手狭）ので行列が短く成る事は無い。
投票を終え帰る頃には行列は更に伸びていて、問題点を露呈していた。

ただ、こんなに清水市民が居るのに知り合いに会う事は無かった。(笑)

移住

11歳年上の従兄に会った時に、清水の家を処分して此処（山形）に移住しようかなと、冗談とも本気とも分からない事を言って見た。

従兄は乗り気で部屋はいくつも空いているからいつ来ても良いよと言う。
それも悪くないなと思い始めていたら、この町は町外から人を集めようとしていて格安で分譲地を造成している話を聞いた。
その中に静岡から移住して来た人も有り、夏は涼しくて良い処だと言っていたそうだ。
でも、雪の多さに耐えられなくて2年で逃げて行ったと笑いながら聞かされた。


逃げて行った。（逃げて行ける処が有ったのか）

地元の人にはそう見えたようです。
雪の多さは知っているけれど雪下ろしの辛さは知らない。

果たして耐えられるのだろうか。雪を知らないのに。

鯛

ゴム長隊長が歌ってばかりいて、アップされた写真を見たら「鯛の昆布〆」が食べたくなって急いで電話してみた。

鯛の昆布〆まだある？

隊長は電話口で少し笑った。「ありますよ」

雨降りで店も空いていると言うので自作の刺身皿を棚から引っ張り出して魚屋に向かう。
この皿に刺身を盛るのは久しぶりだ。

今度の展示会に出品しようかと思ったけれど、ちょっと惜しく成って次作が上手に出来てからにする事にして早速一口食べてみる。
丸一日漬け込むともっと昆布味が浸み込むけれど、鯛は熟成が進み軟らかく成るそうだ。
浅漬けの鯛はまだ昆布に負けない鯛が残って居て個人的には好きな味だ。

今夜はこれで野球観戦。（ＣＳ）
何処が勝手も良いので気が楽だ。（ほんと？）