桜橋

2019年10月1日から始まった桜橋架け替え工事の様子を見に行く。

道路を一車線減らしたため橋上の交差点は右折車が出る毎に渋滞が長く成るのは仕方がない。
迂回できる車は迂回しているのだけど、時々妙に空いて居る時が有るから困っちゃう。

解体が始まったのだろうか。自転車に乗って近くまで行って見たらまだ養生をしている段階だった。

橋の袂に有る美容室の庭先には当時の手摺の支柱が残って居た。これは残るのだろうか気に成る。



此処を降りる階段は解体されるだろうな。

先日墓参りに来た弟に桜橋の電停ホームに降りる階段が桜橋から有った事を覚えて居るか聞いたら「覚えて居る」と言うのでちょっと嬉しく成った。

あの辺りから降りたはずなんだけど。



確かに古く成った。
架け替え工事は必要だけど、補修して残すなんて事には成らないんですね。

忘年会

静岡（旧静岡市）の忘年会に呼ばれ、静鉄で出掛けた。帰りも静鉄の積りなので終電に乗り遅れない様に時刻表を記憶しておく。

いつになく酒が美味くて多分飲み過ぎたのだ。一次会で切り上げて夜道を歩いていると、カメラが無い事に気が付いた。上着から取り出した所まで覚えていたのだけど、その後カメラを触った覚えが無い。「しまった。店に忘れて来た」と思い、今来た道を急ぎ足で歩く。

ふと、もしかしたら思い直しポケットを探す。上着のポケットにはない。シャツの胸ポケット似も無い。やっぱり店かと思ったらベストのポケットに入って居た。
成るほど、こんな事もあろうかと自分で遣らかした忘れ物防止策を忘れていた。「やれやれ」



今日は「入江岡」で降りて家まで歩いて帰ろうと思い券売機の入江岡を押した。新清水まで同じ料金なのが癪だけど切符まで「新清水」と言うのは、既に入江岡は無くなって居るって事なんだろうか。

それでも利用者が有れば、容易に閉鎖は出来ないだろう密かに企んで居た。



入江岡に着くと意外にも五人ほど降りた。利用者は居るのだ。
ちょっと嬉しくなって写真を写す。振り返ると…



今乗って来た車両が新清水に向かって行った。
こうして思うともっと写して置きたい写真が有ったのだけど、電車の暖房にすっかり気分が悪く成って居て、やっとの思いで電車を降りたので、とてもそこまで頭が回らなかった。



この階段が急で酔っ払いには厳しいけど、防犯カメラの向こうでこっちを見ているかと思うと下手な事は出来ない。妙な緊張で階段を上り改札を通る。



昔、夜は無人駅に成るので車掌が切符を回収していたのだけど、自動改札に成って人の手も減らされた。今度は終電に乗って、ホームの電気を消す所を見たいと思っている。
でも、これも自動で消える様に成って居るかも知れない。

終電に乗るって事は、多分酒を飲んだ後だから、この企ても思い出せないかもと思ったりもする。

跡地

市内電車が金沢に移転され、跡地は完全に更地になっていた。まだ、線路くらいは残って無いかと微かに期待はしたのだが、そんな事は無い。

綺麗さっぱり、跡形も無い。

 

まあ、清水港線自体はこの隣に出来ている自転車道だったので、この更地を走っていた事は無いのだけど、最後の搬出の時、ここに有った線路の上を少し動いた。

 しかし、それさえも防護壁で囲われた中だったので、屋根が動いているのを見るだけの、静かな引退だった。

 

残るのはキャタピラーの後だけで、これさえももうすぐ消える。

 

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市内電車

6/26静岡市清水区宮加三の仮置きされていた市内電車が搬出されると聞き、午後三時頃に行って見ると、丁度ヨットが搬出される所だった。
それと入れ替わりに電車を乗せる運搬車がやって来た。



二台のクレーンで吊りあげられ、見事なコンビネーションで
車両の向きを変えた。

後は言う事がない。





バイバイ

今日の市内電車

静岡市清水区村松。国道150号線を南下。左側に市内電車が見えるはずなんだが…。

朝から初夏を思わせるような晴天で、こんな日は海を見ようと思い付き、いつも通る道（南幹線）を辞めて、遠回りだけど到着が時刻が同じに出来る久能海岸（国道150号線）を行く事にした。それなら、静岡市清水区宮加三に放置（仮置き）されている市内電車を見ようとちょっと遠回りをして行って見ると仮設フェンスが廻されていて見えない。

これは、解体の様子を見せないためとも思える。
優しい心使いの様な、隠ぺい工作の様な複雑な感じです。
市民の存続運動が起きる前に、そっと消えてしまう。
見ていなければ、誰でも忘れてしまいますから。



それでも頭はちょっと見えた。



太陽は夏だ。



まだ、車体は残っていた。
でも、知らないうちに無くなっているかもしれない。