私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

騎馬戦

2013-09-29 09:48:31 | ひとり独り言
愚息が通う中学校の体育祭が行われた。
今年は例年とちょっと違って赤白の格差(赤と白の二組しかない)が開いている様だった。
愚息は弱小組の「白」だった。

白組の父兄は始める前から劣性である事を子供に聞かされていたので意外と冷静に観覧している様に見えるけど、内心は穏やかじゃないはずだ。
序盤の優位もゴールする頃はトラック半周離されたリレーとか、ムカデ競争など全てに於いて敵わない。

それでも全校男子の「騎馬戦」と全校女子の「綱引き」を勝利すれば逆転も可能なのだ。

女子の綱引きは一勝一敗の三戦目。ジャンケンのよる場所決めで有利な方を取った赤組が勝ってしまった。愚息によると場所によって滑る滑らないが有って力の差じゃないらしい。

続いて男子の騎馬戦。

ここ数日、騎馬戦の練習で帰りが遅くなっていて、練習の様子を聞いていると赤組の大将騎馬が強くて歯が立たないらしい。名前を聞くと確かにその子は体も大きく太い。彼が前足をやっている騎馬は無敵と言っても良い。

そこを何とかしようと色々作戦を試していたがすべて撃沈。
本番に向けた秘策はあるのか。

白組は「進撃の巨人」に習って「心臓を捧ぐ」のポーズで士気を高める。
父兄からの声も気勢を上げるところまでは完全に勝っているんだけど、と愚痴の様なボヤキが聞こえて来る。



一戦目は全滅戦。どちらかが全滅するまで戦う。
すると白組が一か所に固まってスタート。と同時に蜘蛛の子を散らすように逃げの一手。
一騎潰されると次々に騎馬が潰され白組の全滅。

トラック内は観覧席で見るより可成りヒートアップしているらしく、一戦目を落とした白組は気合が高まり「必ず勝つ」と闘志を燃焼させていた。
それは白組の父兄のも伝わってくるほど熱い物だった。

二戦目は大将戦。早く大将を潰した方が勝ち。
終盤赤の大将を潰した白が勝ったように見えたのだが時間切れで引き分けの判定。
いつ時間が切れたのかまったく分からずちょっと嫌な感じがする。



(写真:愚息は赤の二騎囲まれ健闘むなしく撃沈)

それでも白組は三戦目を取りに行く。
通常ならば大将戦のはずなんだが、今年はフィールド内の反則行為(首を絞めたり蹴ったり、または汚い言動で罵倒したり)が例年よりも激しく大将戦は危険と判断し特別ルールで全滅戦に切り替えられた。

三戦目の前に反則行為をしないようにと注意が有り、来年も騎馬戦が出来るように冷静になるように教師が促すのだが既に生徒たちの暴走は止められない。


その時白組がとった作戦は赤組の大将騎馬を潰す事だった。
開始と同時に白の騎馬4騎位が一気に赤の大将騎馬に突っ込んで行く。
勿論赤の騎馬もそれに対応する様に大将騎馬に集まって来る。

まるで押し競饅頭をする様に一塊に成った。
そして最初に突っ込んだ白の騎馬が赤の大将に掴み掛り一気に大将騎馬を引き摺り下ろし自滅したのだった。

それを機に一気に白の騎馬が赤を潰し攻勢に出た。
終盤なぜか潰れたはずの赤の騎馬が有り全く訳が分からないまま終了。
白組は勝利を確信して自陣に戻った。



ところが此処から審判団(教師)による長い協議が始まった。
観客も選手も放ったらかし。何とも盛り上がらない時間が過ぎる。10分くらい経ったような気もしたけれど少なくとも3分くらいは話していたと思う。

審判長(教師)からの説明によると、

通常なら三戦目は大将戦にするけど、今年は暴走する生徒があり(コントロールできないので)三戦目を全滅戦に切り替えました。
試合中に赤の大将騎馬が潰れる時に危険行為が有り審判が「待て」を指示したのだけど止まらず大将が潰れてしまった。

そこで、「待て」後に潰れた騎馬は「復活」の指示の後に復活するルールなんだけど審判(教師)が復活の指示をしなかった。がしかし、その時潰れた白の騎馬は復活して競技を続けた。
この結果、白が優位に展開したのでこの試合を没収試合とし、一戦目勝利の赤の勝ちとします。

なんだそれ?
先生の判断を否定しないけれど、もうちょっと違う方法が有るような気がする。
まあハッキリ言って白の勝にすれば良かった。(それって否定していないか?)

その後、白組の女子生徒は全員号泣だったそうだ。
正しい事をするって何だろうと思える体育祭でした。

自分だったら審判のミスなんだから再試合が相当と思えるのだけど、当事者じゃないので細かい背景までは分からない。これは仕方ない事なんだろうか。

愚息に聞くと「あれは審判が悪い」と言いつつも、結果についてはサバサバしていてこっちが肩透かしを食らったようで笑える。熱くなって居たのは自分だった。(笑)
コメント (2)
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合体的花瓶

2013-09-21 06:33:39 | Bの壺
二つの物が組み合わさった時にどうなるのか実験的作品。
いつも実験的で完成形に辿り着けないでいる。

さて、今回の第一目的は土台の切込み。
あまり深く入れなかったのだけど、もっと大きな開口にしても良かったのかと思える。
大胆さが失われた来たのは自分でも感じるほどの失敗の連続からだろうか。

土が固まって来て先週よりも加工がしやすい。熟成させた効果が有る。
もっと思い切って切り込めばよかった。



土台の凹んでいる処も、単純に凹んでいるだけで遊び心が足りない。
実際に作っている時はそれどころじゃ無かったけれど…。
出来上がってみると不満が残る。



もっと細長い物(角笛)をイメージしてたのだけど、土台の大きさからこんな形に成った。
紙に描いた絵ではもっとシャープだったんだけど粘土では仕方ないか。

合体した時にこの模様がもっと見えるのかと思っていたけど、思ったよりも見えない。
やっぱり開口をもっと大きく開けなければ。
そうなると土の収縮の関係で割れやすくなるけど、何処まで細く出来るのかは次回実験的花瓶で試してみる予定。図案は出来ているのだ(イメージは東京タワー)。

後述
上部は青の顔料に黒の化粧土を混ぜ全体的に青を基調とした。その下地には黒の化粧土で模様を入れ元来の土の色を多く出すようにした。
また、土台は全体的に桃化粧土で縞模様を塗りその後削り取る事で縞模様を浮き出させようとしたのだけど思う様にできなかった。

内側を上部の青と同じ化粧土で塗り一体感を出し土台にも黒の化粧土で横線を入れて見た。
此れも出来上がってみなければ分からないけれど、面白くなりそうだ。(そう信じている(笑))
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やってみる

2013-09-20 06:07:39 | ご飯ですね
現場仕事から帰宅すると集中力はゼロ。仕事に向かう意欲もゼロ。
こんな時はビールでも飲んで寝るのが良い。(今決めたルール)

丁度家人が帰宅し夕食の買い物に出るのでくっ付いて行く事にした。
夕方スーパーに居る男性って失業者の様でちょっと気が引ける。
でもそれも最近慣れた。

確かに昼間仕事中に営業の訪問者などの応対に出ると
最初の一言が「お休みの所申し訳ありません」などと詫びを言われる事が有る。
休んで居る訳じゃないけど其の儘にしておいたりする。


今回思い付いた料理は「Eテレ」で見た若返り料理の再現だ。
カボチャを食べれば良いらしいのだが、どこかのレストランの賄料理で大人気の「カボチャキムチ」を作る。

番組ではやる気のないタレント(女性)が緑の衣装を着たお笑い芸人に野菜料理を作るように促されるがしない。何とも気怠い番組で(女性タレントがそんなキャラクターなのだ)、全く料理を作ろうとしない。
やる気のない料理番組が何とも壺に入り偶然に二週連続で見てしまった。
その中の一つがこれだ。

カボチャを切って電子レンジで加熱し、冷蔵庫で冷ました後市販のキムチを混ぜるだけ。
何と簡単な、これが料理と言えるのだろうか。

味はカボチャと買ってきたキムチで決まる。
他に手の施しようが無く出来上がるのだ。
女性タレントはカボチャを切る事さえ途中で投げ出した。あ~あ~。

カボチャは電子レンジで加熱すると甘くなり其の儘でもいける。
今回はちょっと加熱しすぎだったので(6分50秒)次回はもう少し短くしてみる。

甘いカボチャに辛しょっぱいキムチが混ざるので今まで経験した事のないような味になった。
これが旨いかどうかは個人差が有るけれど、キムチもカボチャも残っているのでまた造る事だけは間違いない。簡単に言えばビールに合う。

キムチが好きなんだけどカボチャが好ましくない。カボチャのねっとりして口の中で纏わり付くような食感が嫌だ。
でもキムチを少し酸っぱくなった物を使えば味に深みがでてそこそこ美味しくなりそうだ。
てな訳で、キムチの発酵を少し進めておく。


今朝起きたら「にんにく臭い」と「おはよう」よりも先に家人に言われた。(笑)



スーパーの帰りに「風月堂」【和菓子屋】の前を通ったらいつもは居ない交通整理の人が出ていた。そんなに月見団子を買う人が来るのかと思ったら彼岸のお菓子だそうだ。

月見団子を買いに行った家人が出来立ての月見団子を買ってきた。
お供えする前に一つ頂く。



月の写真を撮ってみたらデーター量がいつもの十分の一以下でいつ圧縮した物かと思ったけれど、夜空は真っ暗だし月だってモノトーンだから当たり前と言えば当たり前。

中国の月探査船の解像度の高い映像をニュースで見た時、静かな海に行って着陸船の足を見つけて欲しいと思った。
兎はどれだって?
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港町マルシェ

2013-09-17 18:58:56 | 気儘に散策
港橋から商店街を見ると「港町マルシシェ」ってやってるの?と疑いたくなる光景だ。
昨年までの「夢市」があまり宜しく無かったようで今年は少し趣を変えたそうだ。
簡単に言えば小規模。

ドリームプラザの駐車場でで隔週日曜日にやっている朝市メンバーも参加して盛り上げようとしている。朝市同様、櫻珈琲に顔を出す。

コーヒー飲んでってとの誘いにいつものように頂く。
外で飲むホットコーヒーがまた美味しい。明日(8/15)の朝市は台風の影響で多分中止だから今日の内に珈琲豆を買っておく。これで明日のモーニングは心配ない。



朝市に出ている農家の摘果みかん。摘果だから収獲の仕方が雑で皮が剥けている。
「ジュースにでもすりゃあいいよ」と言うおばちゃんに乗っかって味見をすると酸っぱい。
流石摘果みかんだ。早生蜜柑でこれだけ酸っぱいとは。でもそこが旨い。

こんなに入って100円なんて安いし、得した気分で次の店に歩き始める。
清水に住んでいるからこんな蜜柑が食べられるんだなあと地産地消の恩恵を有り難く受ける。



ペットショップの店先に出ていた「鰻釣り」絶対釣れる竿を借りるって事は二千円でこの鰻を買うって事だろうけれど、そのウナギは観賞用なのか食用なのか答えが出ない。
でも、面白い。その隣でうな丼を売っていたら完璧だったと思う。
その隣では同じように車海老もすくいもやっていた。



お昼ご飯を何処かで食べようと思い此通りを振り返ってみると「サンライス」に行き当たる。
家人は入った事が無いと言うけれど一緒に来た事が有ったと思うのだけど此方の記憶も曖昧だった。

そんな訳で二階のレストランに入ると店先のテントでカレーを売っていた妙齢なご婦人が後から階段を上がって来ていらっしゃいませと言った。

今日は意外と暇なんだなあと思いつつ又してもカレーを注文してしまった。
ハヤシライスが旨いんだと聞かされているのだが目先のカレーに目が眩む。(学習できない)
基本的にハヤシライスがあんまり好きじゃないらしい。

テントの店番は大丈夫なのかと思っていると、店主(息子)らしき人物が「肝心な時に店にいなきゃしょうがないじゃん。何してるんだか…。(終わりの方は声が小さくて良く聞こえなかった)」

カレーを買いたい客が居たらしいのだが買わずに行ってしまったそうだ。

母親に対してブツブツ意見を言うのは小生と同じでなんだか笑えてくる。
自分の思う様に行動しない親に腹が立つらしい。(全く同じ)

結局若い衆を連れて来ると言うご婦人の意見が採用され孫の様な少年と後残り一個のカレーを売ろうとしていた。(ご苦労様)果たして売れたかどうかは定かではない。
カレーは美味しいのでそれを知っている人が来れば必ず売れたと思う。



11月にもまたやるらしい。
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2013-09-16 09:12:16 | Bの壺
色々やり過ぎた感のある皿が焼きあがって来た。
皿と言っても足を思いっきり高くしたのでお供え物用にさえ見える。
陶芸家の小割氏によると普通使いの時は低く、高台を高くすると高貴な感じが出ますねと言う。

高い足の皿を作ってみたかったので此れは満足なんだけど、使い難い上に仕舞い難いと家人には不評で仕方なく机の上に飾ってある。

焼く前はこんな感じ




この三枚の皿には手間が掛かっていると小割氏が言う。
まず白い化粧土が割れてザラザラに成って仕舞ったらしい。
そこで透明釉を掛け直して焼いたそうだ。

全体的に白の化粧土を塗って有るので、白っぽい皿が出来上がると思っていたらそうじゃない。鉄分の多い化粧土が優ったため茶色の皿に成っている。



其処で面白い事に透明釉を掛け直して焼いた処は白い化粧土が現れそれによって青色の顔料もはっきりと出てきている。
此辺りが手探りなので、狙った色に成らないから面白い。

狙って作れるのは生業にしている人だろうから趣味でやっている人はこれで良いのだ。




結局、鉄分のよく出たある意味落ち着きのある皿に成った。
三段重ねて置くとそれなりに便利に使えそう。(笑)




使ってナンボの皿なので、葡萄を乗せてみた。
梨にすれば良かったか。
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